
モウセンゴケ類 Drosera ビナタ
粘着式で虫を捕らえる代表的な仲間です。
葉から腺毛とよばれる多数の毛を生やし、その先端の粘着液で虫を捕らえて、
分泌させた消化酵素により分解し養分を葉にある吸収腺から取り込みます。

モウセンゴケ アリシアエ

モウセンゴケ カペンシス アルバ

モウセンゴケの花

モウセンゴケ アデラエ

モウセンゴケ フィリフォルミス (イトバモウセンゴケ)

ムシトリスミレ
葉の表面から粘着液を出して小さな虫を捕らえ、
消化酵素などによって虫は分解され葉から養分を吸収します。

ムシトリスミレの葉に小さな虫が捕らえられています。

ハエトリソウ

ハエトリソウ
閉じこみ式捕虫で捕虫葉ではさみこむ捕虫方法です。
左右の捕虫葉には虫が触れたことを感じる感覚毛が3~4本づつついていて
約30秒以内に2回虫が触れると電気信号が流れ0.2~0.5秒で捕虫葉が閉じます。
閉じた捕虫葉は左右の手のひらをあわせて指を組んだような状態になるので、
はさまれた虫は逃げられなくなります。
やがて閉じる力は強くなり、挟んだ虫の体液を絞り出します。
捕虫葉からは消化液が出て虫の体は消化吸収されていきます。
葉を閉じるエネルギーは大きく3~4回閉じると枯れてしまいます。
感覚毛に1回だけ触れても閉じず、約30秒以内に2回触れると閉じるのは
葉の細胞内でカルシュウムイオン濃度が限界値を超えたら閉じ、
超えなかったら閉じない仕組みになっているからだそうです。

セファロタス (フクロユキノシタ)

サラセニア
北アメリカを代表する多年性の食虫植物です。
瓶子体と呼ばれる筒状の葉(捕虫葉)を多数出して、虫を落とし込み式で捕らえます。
捕らえた虫を微量の消化酵素や共生しているバクテリアによって分解し、
養分をこの捕虫葉から吸収します。

サラセニア

サラセニア

カトプシス
ほとんど食虫習性がみられなく、最も初期の段階の食虫植物と思われます。
基本的には葉から虫などを滑り落して捕獲するしくみです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます