旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

ハイスクール・ミュージカル(ネタバレなし)

2007-06-16 | 観たものレビュー
初日から数えて4日目のマチネー公演。
四谷での超音波検診を終えて、早々とランチをとってから表参道へ。

表参道駅から青山劇場へ向かう道のり…
青学の横を通りながらドキドキするわたくし。
ああ、ここにシゲ君が…

ったく、オトメな女子高生かっつーの!

心臓発作を起こすこともなく無事に劇場に到着。
本当は余裕で着くはずだったのに、すでに開演5分前。
ランチに時間を取りすぎたなー

席は1階席真ん中より若干前寄り。
近すぎず遠すぎず、ステージ全体が見渡せる良席。

ストーリーはすでに知っているので、落ち着いて細かい部分を見れましたね。
TV版との違いも分かったし、前知識を持って観ると面白いですね。
舞台用に新しく作られた楽曲もあったり、演出方法に舞台ならではの工夫があったりと、TV版を観ていても新鮮な気分で観られます。

主役のトロイを演じる慶ちゃん、すっごくいいです。トロイという役は慶ちゃんのキャラに近いと思うので役作りする上でも演じやすかったんじゃないかなと思います。
ちなみにTV版のトロイ役、ザック・エフロンは、スター・ウォーズ第1作のマーク・ハミルによう似てるなあと思ったんですが、私だけでしょうか?
慶ちゃんの場合、見た目はザック・エフロンとは違うのですが(髪の色くらいか似てるのは)爽やかさという点で違和感なく見れました。
慶ちゃんは、背も高くて手足も長いから舞台映えするね!

それから、ガブリエラ役の玉置成実さん、個人的にその歌唱は大好きなのですが…
本家のバネッサ・アン・ハジェンズの声のイメージが私の中で強くて、玉置さんのパワフルな歌声にちょっと、ほんのちょっとですが居心地の悪さを感じました。
これは良し悪しじゃなくて、単なる好みの問題なんですけどね。
バネッサの声はすごく柔らかいんですよね。音が曲線を描く感じ。
玉置さんの声は太くてストレート。音がまっすぐ迫ってくる感じ。
でも、そうですね。
「普段はおとなしいんだけど、歌うとものすごい!」というキャラとしてなら、玉置さんの歌声は合ってるかも。

でも全体的なキャスティングとしてはグッドチョイスだと思います。
若いキャスト主体で、アメリカンスクールの雰囲気もよく出ているし。
なにより、演じてる側がとっても楽しそうなのがいいですよね。カンパニーの空気は直に客席に伝わってきますから。
「自己実現」というテーマはあれど、この作品の良さは、ポップでノリのいい親しみやすい音楽と、分かりやすいストーリー、みんなで迎えるハッピーエンド、といったある意味たいへんオーソドックスなミュージカルであることに尽きます。
そのハッピー感を客席の隅々まで送り届けるには、カンパニーそのものがハッピーでなくては上手く伝わらない。
リーダーシップをとるのが得意な慶ちゃんを中心に、ちゃんとまとまっていて、観ていてめっちゃ楽しい気分を味わえました。

あえて難点を言えば…アンサンブルかな?
個々人の歌の完成度は高いんだけど、大人数のアンサンブルになったときに、歌詞が聴き取りにくい。
私はもともとの歌詞(原語でも)を知っているので、それほど気になりませんでしたが、知らない人が聴いたら?
まあ、勢いで聴かせちゃう部分でもあるので…うーん…
でも、個々人の力量は十分あるわけだし、これは公演日程を重ねることですぐに改善されてくるんだと思います。歌もダンスも。
となると、やっぱり楽日とかそれに近い公演を観てみたかったなと思います。

ま、多少辛口な意見も申しましたが、全体的な感想としては「大満足」!
観終わって、思わず歌を口ずさみたくなるほど、めっちゃ楽しいミュージカルです。
エンディングの「We're All in This Together(みんなのスター!)では一緒に立ち上がって踊りだしたくなるくらい!!
…今回の公演ではそういう気配がなかったので、手拍子でガマンしましたけど。
もちろん、カーテンコールではオールスタンディングでしたよ。
楽日のエンディングでは、観客も一緒になってスタンディングで盛り上がれるといいですね。


ちなみに慶ちゃんのウワサのキスシーン
は、エンディング前にあるんですけど、私は気になりませんでした、はい。
(それは、シゲじゃないからでしょ!というツッコミはなしです)