やっぱり、今回は「中編」ということで、レビュー3部作にしました。
いま、3部作って流行りだしね。
ということで、続きは3つめのショー、落語「愚問」から。
「愚問」
観る前は、ファンでありながら一番気がかりでたまんなかったこの落語。
でも、観終わった時には、私の中で一番の大ヒットとなってました。
「シゲって本当にすごい!」と、彼のポテンシャルの高さにあらためて気付かされた演目でもあります。
シゲ自身も、この落語には強い思い入れがあったんだろうな。きっと練習も大変だっただろうし。なので、導入映像も今までよりちょっと長め。てか、本当は着物に着替える時間稼ぎのためだろうけど。
楽屋で「和」のネタを考えてるという設定なのかな、扇子で能みたいな舞(?)をしながら「こーんなーん、やってーみまーしたー」と、テーブルの周りをぐるぐる回ってるシゲ。
そこへ、出前が届くんだけど、ざるそばを頼んだはずなのに、なぜか届いたのはあっつあつのうどん。このね、割り箸を割るところから、うどんをすすって食べるまでの一連の動きが、とにかくカッコイイの。特にうどんの食べ方!ずずずずーっと美味しそうな音をたてて食べる姿といい、口に運ぶまでの箸の動かし方といい、もう惚れ惚れするほど男らしくってめちゃめちゃ素敵なのですー
これね、あとの落語のネタとのいい対比になってるなーって思います。
シゲ本人はまったく意識してなかったと思うけど。
さて。登場は、落語なので金屏風の前で座布団に座って出てくるのですが、名前は「加藤亭成楽」。楽しく成ると書いて成楽。うんうん、上手いなあ。
最初の前振りは、「弥生」という名前の友人に、「何月生まれだい?」とたずねて、その友人から「それは愚問だよ」と言われてしまう話。
「もし『師走』という名前の友人がいたら、くれぐれも『何月生まれだい?』とは聞かないようにしてくださいね。まあ、そんな名前の人はいないと思いますが…」
と話しながら羽織を脱ぎまして(このへんの流れもとってもスムーズ)、ここから落語がスタート。
内容をざっくり説明すると、役者を目指しているという男が、相手の男から「役者になるために、どんなことをやってるんだい」と聞かれたので、練習しているといういろんな『演技』を見せて、それが何の演技だか相手の男が当てるという話。
まず最初は、男いわく「江戸に向かって颯爽と馬を走らせているお侍」の演技。
立膝をついて、手にした扇子でお尻をパシンパシン叩きながら、「ヘイヤー!ヘイヤー!」(と聞こえる)と叫びながら、馬に乗ってる真似をするんですけども、これがですね、テレビの芸能ニュースでバンバン流れてまして、ここだけ見せられても、最初は何やってるのか全然わかんなくって。まあ、なんか馬にでも乗ってんのかいな、と思いましたけどね。
まあ、その「見るからに下手くそな演技」を見せられて、相手の男は彼が何の演技をやってるのかさっぱり分からない、というのがこのネタのポイント。「そりゃなんだい。自分のケツをパンパン叩いて、そっちの役者を目指してんのかい?」とか、相手がトンチンカンな回答をするギャップがおかしい。
つまり、「おいおい、それはいったい何をやってるんだい?」と相手が降参すると、「それは愚問だよ」と男が返す、というパターンが続くわけです。
次に男が見せるのは、泣いている演技。でも、相変わらずビミョーな演技に、「鼻の穴にご飯粒が入った演技」とか、またもや、とんちんかんな答えをいう相手。
男は頭にきて「おまえは、KYだよ!」と返すが、相手が「KY」の意味が分からないというので、「空気が読めないってことを、言葉を省略して、気を使って言ってやってんだよ」と答える男。この「KY」があとで抜群なオチを2回生み出すんですけどね。
「KY」の意味を知って落ち込んだ相手に向かって、「まあ気にすんな」と男が言うと、「ああ、ところでさっきの泣く演技なんだけど…」と、男に言わせると「このタイミングで?!」ダメ出しするくだりが笑える。ツッコミの鋭さがとにかくスカッとするほど素晴らしい。
最後に男は、蕎麦を食べる演技をやってみせる。
これがね、またすごい食べ方なんですよ。導入映像でのシゲの食べ方とはぜんぜん似ても似つかない、きったならしい食べ方(笑)
そしてその演技に、相手の男は「新しい呼吸法かい?」などと答えながら、「何か食ってるみたいだな。でも何を食ってんだ?」と、やっぱりわからないまま降参。
「だーかーらー!それは愚問だって!蕎麦を食ってんだよ!」という男に、相手は「へえ、そりゃあKYだな」と返す。
何がKYだと怒って問い返す男。「気を使って略して言ってやったのに」という相手。
その彼のいう『KY』とは、「食いかたが、よろしくない」 うーん上手い!
しかも、こう言ったあとに付け加えた「アハ(笑)」がもう絶妙すぎて可笑しい。
食い方がよくないと言われて怒った男は、「それじゃおれもKYだよ!」と言う。
「そりゃどういう意味だい?」と問う相手。
次の瞬間、シゲの表情がすっと変わって両手を前につくと、「こんなん、やってみました」
おーみーごーとー!!私はこの落語ネタでまたもやシゲに完落ちしました。
てか、もう何度も落ちてんだけど。あとどんだけ彼に落とされるんだろ、私。
もちろんド素人の落語なので、プロの目から見たら「おいおい」と思うこともあるかもしれない。でも、ネタは完全にオリジナルで、座布団の上にその身一つで、動きも制限される中で、これだけ私たち観客をひきつけて、笑わせることが出来るだけでも正直すごいと思う。
2役の区別も非常に分かりやすく、テンポや間合い、落語全体のリズム感も素晴らしい。
プロの人に教わらずにここまでできるなんて!天性の才能があるんじゃないの!と手放しで称賛してましたら…シゲさんってば、やっぱり正直者なんですね。
25日のMCで、一番面白かったのは?というシゲの問いに、最前列で私が「落語!落語!」と連呼していたせいなのか、落語の裏話をしてくれたのですが、じつは今回のスタッフの中に「落研」出身者がいるんですと。その人から、いろいろと教わりながらこの「愚問」という落語を完成させていったそうなんです。
でも本人は、「俺って落語の才能があるんじゃないかと思う」って図々しくも(笑)言ってました。
まあ、まあ、まあ、たしかに、落語って教えてもらったから出来るってものじゃないし、「語る」という技術には才能も必要だと思うので、本人の強気な発言もあながち間違っていないと思いますけどね。
それに、今度また違うネタで落語を見てみたいなと思ったことも本当ですから。
ちなみに、ここでは直接、花は出てこないんですが、羽織の柄が花なんですよね。
たしか、百合の花…だった…ような気がするんですけど…
2回目の観劇からはずっと羽織の柄を見てたはずのに覚えてません!ゴメン、シゲ。
そしたら、今月、発売日から数日遅れて買ったWUに舞台の公開稽古の模様が載ってまして、羽織姿のシゲもちゃんと映ってました。
目をこらして見てみたところ(そんなに小さい写真じゃないけどモノクロだったので)、百合じゃなかったです。でもなんだろ、この花。ハイビスカスみたいにも見えるけど誕生花を知ったのは公演が始まってからだし、羽織に南国の花を使うとは思えず…でも蘭系の花っぽい。芙蓉かな。
次は、ショートフィルム「湿度なき声で壊れる程の愛となれ」
そうそう、この間にね、着替えて、ちょっと次のネタのために休まないと(笑)
てか、なんだ、この長いタイトル。覚えるまでに3回かかったぞ。
どことなくフィルムノワール的な?ハードボイルド風な?カンジのショートフィルム。
倉庫の中みたいな所がシゲの部屋みたいになってまして、グラサンかけてベッドに仰向けに寝ているシゲも、部屋の様子も、めちゃ「クール」な感じでキメてるんだけど…
寝てる姿を足元から俯瞰した映像だけで、笑われちゃうシゲって…
しかも、起きて立ち上がったら、さらにその姿を笑われちゃうシゲって…
つかストレッチ全然できてないし…
シゲ!アイドルだろ!同じ格好をヤマピーや亮ちゃんがやったら、200%間違いなく「キャーーーーーーッ!」って黄色い悲鳴があがるってばよ!
これ前にも言った気がするんだけど…
裸見せてもいいけど、もちっと鍛えようぜ。背筋を鍛えて肩甲骨見せようぜ。
でもあれか、亮ちゃんに言われてたね、シゲは鍛えても「体にカットが入らない」って…
やっぱ、ムリかー
だけど、こんなダメダメなシゲがもう愛しくってたまんない。どうしてくれんだ、この気持ち。
Love PsychedelicoのLADY MADONNAが流れる中、シゲがバラの花束を抱えて出かけるまでの一連の行動がずっと映し出されるんだけど……もう一度言うけど、これをヤマピーや亮ちゃんがやったら、お洒落なPVみたいになるんだろうけど、なにしろ、そこにおわしますのはシゲさんなので…
ブーツを履いたままパンツをはこうとして、当たり前だけど入らなくて、仕方なくブーツを脱いだり…
冷蔵庫から出したリンゴを男っぽくかぶりついてたら、いきなりむせったり…
慌てて牛乳を取り出して、パックから一気飲みしてんのはカッコイイんだけど、なにか異変を感じたのか、ちょっとパックの中をのぞきこんでみたり…
(じつはこれが次のストーリーにつながるんです)
シャツを着ようと頭からかぶったら、ボタンが全部しまってたので頭が抜けなかったり…
赤いバラの花束を冷蔵庫から取り出して、「お前が好きだ。結婚してくれ。…決まった」と一人でベタベタなリハーサルしちゃったり…(ここ、ビミョーなキャーとフツーの笑いがおきてました)
ま、ま、ま、いわゆるシゲらしい笑いが散りばめられてるわけですよ。
でもね、やっぱりシゲは腐ってもジャニーズですから?
会長とも話してたんだけど、シゲが冷蔵庫の中をのぞきこむときの表情がめっちゃかっこよくって。花束取り出した後、冷蔵庫をしめる動作も素敵。あと、リンゴの食べ方も牛乳の飲み方もワイルドなのに、なんかとーっても素敵なのだな。最後に、フリスクを口に放り込むときのカンジもめっちゃかっこいいし!
「愚問」のときの、お蕎麦といい、私、何か食べてるときのシゲが好きかも。ネバエンのDVDでも、亮ちゃんに、たこ焼きをめちゃめちゃ口の中に詰め込まれても、ちゃんともぐもぐして、「3、2、1」で一発できれいに飲み込んじゃうシゲを「うおーー!カッコエエー!」って思ったし。
(え?私のカッコエエ基準がヘンですか?)
…話が脱線しました。
終りのほうで、花束を持って出かけようとして、「おっと、アレを忘れた」みたいな感じで、サングラスを取りに戻るシゲもカッコイイ(観た人にしか分からないよな、この説明)
部屋を出るところで終わりかと思いきや、そのまま階段を降りて、倉庫の扉をぐぐっと開けた外にあるのは黒のアメリカンタイプのバイク。最後はそのバイクに乗って、片手で花束を肩にしょって、ブオーーッと走り去って……ここで「END」のクレジット。
って、ええ?ここで終わり?客席の拍手もなんだかビミョーな空気をはらんでる(笑)
あの長ったらしいタイトルとはぜんぜん関連性を感じないショートフィルムに、「これはいったい何だったの?」と思っていると、「こんなんやってみたかったんです。」というクレジットがスクリーンに出て、客席からやっと納得したような笑いと拍手が起きる。
あらあら、そうなの、やってみたかったのね。なんつー可愛いヤツなんだ!
でも、たしか25日のMCだったと思うんだけど、このショートフィルムに関してこんな話が。実はこれには続きがあるんだそうです。てか、続きの方がずーっと長いんだそうです。その続きを見れば、あの長いタイトルと内容が結びつくらしいんだけど…
結局、今回のショーに使われたのは、冒頭の部分だけになってしまったということで。すると「続きが見たーい!」という客席からの声。お客様は神様だ。
でも、「続きのストーリーは皆さんの想像におまかせします」っということで、せっかく撮ったフィルムはすべてお蔵入りになるみたいです…
ってもったいないやろがー!!
DVDを出せっつーのーーっ!!!
そうしたら特典映像に続きを入れられるじゃないかー!
というわけで
さらにヒートアップしたところで……中編はここまで。
いま、3部作って流行りだしね。
ということで、続きは3つめのショー、落語「愚問」から。
「愚問」
観る前は、ファンでありながら一番気がかりでたまんなかったこの落語。
でも、観終わった時には、私の中で一番の大ヒットとなってました。
「シゲって本当にすごい!」と、彼のポテンシャルの高さにあらためて気付かされた演目でもあります。
シゲ自身も、この落語には強い思い入れがあったんだろうな。きっと練習も大変だっただろうし。なので、導入映像も今までよりちょっと長め。てか、本当は着物に着替える時間稼ぎのためだろうけど。
楽屋で「和」のネタを考えてるという設定なのかな、扇子で能みたいな舞(?)をしながら「こーんなーん、やってーみまーしたー」と、テーブルの周りをぐるぐる回ってるシゲ。
そこへ、出前が届くんだけど、ざるそばを頼んだはずなのに、なぜか届いたのはあっつあつのうどん。このね、割り箸を割るところから、うどんをすすって食べるまでの一連の動きが、とにかくカッコイイの。特にうどんの食べ方!ずずずずーっと美味しそうな音をたてて食べる姿といい、口に運ぶまでの箸の動かし方といい、もう惚れ惚れするほど男らしくってめちゃめちゃ素敵なのですー
これね、あとの落語のネタとのいい対比になってるなーって思います。
シゲ本人はまったく意識してなかったと思うけど。
さて。登場は、落語なので金屏風の前で座布団に座って出てくるのですが、名前は「加藤亭成楽」。楽しく成ると書いて成楽。うんうん、上手いなあ。
最初の前振りは、「弥生」という名前の友人に、「何月生まれだい?」とたずねて、その友人から「それは愚問だよ」と言われてしまう話。
「もし『師走』という名前の友人がいたら、くれぐれも『何月生まれだい?』とは聞かないようにしてくださいね。まあ、そんな名前の人はいないと思いますが…」
と話しながら羽織を脱ぎまして(このへんの流れもとってもスムーズ)、ここから落語がスタート。
内容をざっくり説明すると、役者を目指しているという男が、相手の男から「役者になるために、どんなことをやってるんだい」と聞かれたので、練習しているといういろんな『演技』を見せて、それが何の演技だか相手の男が当てるという話。
まず最初は、男いわく「江戸に向かって颯爽と馬を走らせているお侍」の演技。
立膝をついて、手にした扇子でお尻をパシンパシン叩きながら、「ヘイヤー!ヘイヤー!」(と聞こえる)と叫びながら、馬に乗ってる真似をするんですけども、これがですね、テレビの芸能ニュースでバンバン流れてまして、ここだけ見せられても、最初は何やってるのか全然わかんなくって。まあ、なんか馬にでも乗ってんのかいな、と思いましたけどね。
まあ、その「見るからに下手くそな演技」を見せられて、相手の男は彼が何の演技をやってるのかさっぱり分からない、というのがこのネタのポイント。「そりゃなんだい。自分のケツをパンパン叩いて、そっちの役者を目指してんのかい?」とか、相手がトンチンカンな回答をするギャップがおかしい。
つまり、「おいおい、それはいったい何をやってるんだい?」と相手が降参すると、「それは愚問だよ」と男が返す、というパターンが続くわけです。
次に男が見せるのは、泣いている演技。でも、相変わらずビミョーな演技に、「鼻の穴にご飯粒が入った演技」とか、またもや、とんちんかんな答えをいう相手。
男は頭にきて「おまえは、KYだよ!」と返すが、相手が「KY」の意味が分からないというので、「空気が読めないってことを、言葉を省略して、気を使って言ってやってんだよ」と答える男。この「KY」があとで抜群なオチを2回生み出すんですけどね。
「KY」の意味を知って落ち込んだ相手に向かって、「まあ気にすんな」と男が言うと、「ああ、ところでさっきの泣く演技なんだけど…」と、男に言わせると「このタイミングで?!」ダメ出しするくだりが笑える。ツッコミの鋭さがとにかくスカッとするほど素晴らしい。
最後に男は、蕎麦を食べる演技をやってみせる。
これがね、またすごい食べ方なんですよ。導入映像でのシゲの食べ方とはぜんぜん似ても似つかない、きったならしい食べ方(笑)
そしてその演技に、相手の男は「新しい呼吸法かい?」などと答えながら、「何か食ってるみたいだな。でも何を食ってんだ?」と、やっぱりわからないまま降参。
「だーかーらー!それは愚問だって!蕎麦を食ってんだよ!」という男に、相手は「へえ、そりゃあKYだな」と返す。
何がKYだと怒って問い返す男。「気を使って略して言ってやったのに」という相手。
その彼のいう『KY』とは、「食いかたが、よろしくない」 うーん上手い!
しかも、こう言ったあとに付け加えた「アハ(笑)」がもう絶妙すぎて可笑しい。
食い方がよくないと言われて怒った男は、「それじゃおれもKYだよ!」と言う。
「そりゃどういう意味だい?」と問う相手。
次の瞬間、シゲの表情がすっと変わって両手を前につくと、「こんなん、やってみました」
おーみーごーとー!!私はこの落語ネタでまたもやシゲに完落ちしました。
てか、もう何度も落ちてんだけど。あとどんだけ彼に落とされるんだろ、私。
もちろんド素人の落語なので、プロの目から見たら「おいおい」と思うこともあるかもしれない。でも、ネタは完全にオリジナルで、座布団の上にその身一つで、動きも制限される中で、これだけ私たち観客をひきつけて、笑わせることが出来るだけでも正直すごいと思う。
2役の区別も非常に分かりやすく、テンポや間合い、落語全体のリズム感も素晴らしい。
プロの人に教わらずにここまでできるなんて!天性の才能があるんじゃないの!と手放しで称賛してましたら…シゲさんってば、やっぱり正直者なんですね。
25日のMCで、一番面白かったのは?というシゲの問いに、最前列で私が「落語!落語!」と連呼していたせいなのか、落語の裏話をしてくれたのですが、じつは今回のスタッフの中に「落研」出身者がいるんですと。その人から、いろいろと教わりながらこの「愚問」という落語を完成させていったそうなんです。
でも本人は、「俺って落語の才能があるんじゃないかと思う」って図々しくも(笑)言ってました。
まあ、まあ、まあ、たしかに、落語って教えてもらったから出来るってものじゃないし、「語る」という技術には才能も必要だと思うので、本人の強気な発言もあながち間違っていないと思いますけどね。
それに、今度また違うネタで落語を見てみたいなと思ったことも本当ですから。
ちなみに、ここでは直接、花は出てこないんですが、羽織の柄が花なんですよね。
たしか、百合の花…だった…ような気がするんですけど…
2回目の観劇からはずっと羽織の柄を見てたはずのに覚えてません!ゴメン、シゲ。
そしたら、今月、発売日から数日遅れて買ったWUに舞台の公開稽古の模様が載ってまして、羽織姿のシゲもちゃんと映ってました。
目をこらして見てみたところ(そんなに小さい写真じゃないけどモノクロだったので)、百合じゃなかったです。でもなんだろ、この花。ハイビスカスみたいにも見えるけど誕生花を知ったのは公演が始まってからだし、羽織に南国の花を使うとは思えず…でも蘭系の花っぽい。芙蓉かな。
次は、ショートフィルム「湿度なき声で壊れる程の愛となれ」
そうそう、この間にね、着替えて、ちょっと次のネタのために休まないと(笑)
てか、なんだ、この長いタイトル。覚えるまでに3回かかったぞ。
どことなくフィルムノワール的な?ハードボイルド風な?カンジのショートフィルム。
倉庫の中みたいな所がシゲの部屋みたいになってまして、グラサンかけてベッドに仰向けに寝ているシゲも、部屋の様子も、めちゃ「クール」な感じでキメてるんだけど…
寝てる姿を足元から俯瞰した映像だけで、笑われちゃうシゲって…
しかも、起きて立ち上がったら、さらにその姿を笑われちゃうシゲって…
つかストレッチ全然できてないし…
シゲ!アイドルだろ!同じ格好をヤマピーや亮ちゃんがやったら、200%間違いなく「キャーーーーーーッ!」って黄色い悲鳴があがるってばよ!
これ前にも言った気がするんだけど…
裸見せてもいいけど、もちっと鍛えようぜ。背筋を鍛えて肩甲骨見せようぜ。
でもあれか、亮ちゃんに言われてたね、シゲは鍛えても「体にカットが入らない」って…
やっぱ、ムリかー
だけど、こんなダメダメなシゲがもう愛しくってたまんない。どうしてくれんだ、この気持ち。
Love PsychedelicoのLADY MADONNAが流れる中、シゲがバラの花束を抱えて出かけるまでの一連の行動がずっと映し出されるんだけど……もう一度言うけど、これをヤマピーや亮ちゃんがやったら、お洒落なPVみたいになるんだろうけど、なにしろ、そこにおわしますのはシゲさんなので…
ブーツを履いたままパンツをはこうとして、当たり前だけど入らなくて、仕方なくブーツを脱いだり…
冷蔵庫から出したリンゴを男っぽくかぶりついてたら、いきなりむせったり…
慌てて牛乳を取り出して、パックから一気飲みしてんのはカッコイイんだけど、なにか異変を感じたのか、ちょっとパックの中をのぞきこんでみたり…
(じつはこれが次のストーリーにつながるんです)
シャツを着ようと頭からかぶったら、ボタンが全部しまってたので頭が抜けなかったり…
赤いバラの花束を冷蔵庫から取り出して、「お前が好きだ。結婚してくれ。…決まった」と一人でベタベタなリハーサルしちゃったり…(ここ、ビミョーなキャーとフツーの笑いがおきてました)
ま、ま、ま、いわゆるシゲらしい笑いが散りばめられてるわけですよ。
でもね、やっぱりシゲは腐ってもジャニーズですから?
会長とも話してたんだけど、シゲが冷蔵庫の中をのぞきこむときの表情がめっちゃかっこよくって。花束取り出した後、冷蔵庫をしめる動作も素敵。あと、リンゴの食べ方も牛乳の飲み方もワイルドなのに、なんかとーっても素敵なのだな。最後に、フリスクを口に放り込むときのカンジもめっちゃかっこいいし!
「愚問」のときの、お蕎麦といい、私、何か食べてるときのシゲが好きかも。ネバエンのDVDでも、亮ちゃんに、たこ焼きをめちゃめちゃ口の中に詰め込まれても、ちゃんともぐもぐして、「3、2、1」で一発できれいに飲み込んじゃうシゲを「うおーー!カッコエエー!」って思ったし。
(え?私のカッコエエ基準がヘンですか?)
…話が脱線しました。
終りのほうで、花束を持って出かけようとして、「おっと、アレを忘れた」みたいな感じで、サングラスを取りに戻るシゲもカッコイイ(観た人にしか分からないよな、この説明)
部屋を出るところで終わりかと思いきや、そのまま階段を降りて、倉庫の扉をぐぐっと開けた外にあるのは黒のアメリカンタイプのバイク。最後はそのバイクに乗って、片手で花束を肩にしょって、ブオーーッと走り去って……ここで「END」のクレジット。
って、ええ?ここで終わり?客席の拍手もなんだかビミョーな空気をはらんでる(笑)
あの長ったらしいタイトルとはぜんぜん関連性を感じないショートフィルムに、「これはいったい何だったの?」と思っていると、「こんなんやってみたかったんです。」というクレジットがスクリーンに出て、客席からやっと納得したような笑いと拍手が起きる。
あらあら、そうなの、やってみたかったのね。なんつー可愛いヤツなんだ!
でも、たしか25日のMCだったと思うんだけど、このショートフィルムに関してこんな話が。実はこれには続きがあるんだそうです。てか、続きの方がずーっと長いんだそうです。その続きを見れば、あの長いタイトルと内容が結びつくらしいんだけど…
結局、今回のショーに使われたのは、冒頭の部分だけになってしまったということで。すると「続きが見たーい!」という客席からの声。お客様は神様だ。
でも、「続きのストーリーは皆さんの想像におまかせします」っということで、せっかく撮ったフィルムはすべてお蔵入りになるみたいです…
ってもったいないやろがー!!
DVDを出せっつーのーーっ!!!
そうしたら特典映像に続きを入れられるじゃないかー!
というわけで
さらにヒートアップしたところで……中編はここまで。