旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

血は立ったまま眠っている

2010-01-31 | 観たものレビュー
14時から2時間半、寺山修司と蜷川幸雄コラボの世界に浸かってきました。

混沌と猥雑、エロと暴力、騙し合う人の心、穢れなき魂の叫び…

散文詩のような台詞が飛び交う舞台は、普通の感覚で観るには、あまりにも常識とかけ離れすぎて、でも、同時に自分の中にある負の要素に気づかされ、ドキッとさせられる。

熱い舞台でした。
そして、また一皮剥けた役者に成長した森田剛を見ることが出来た舞台でした。
キャラ的に新感線のIZOとカブる所もあったけれど、舞台から状況が変わるたびに揺れ動く若い心が胸が痛くなるほど伝わってきて、ああまた成長したなあと。

なりたい自分と実際の自分との縮まらない差にもがく姿は、きっと誰もが一度は経験したことだろうし、憧れと反発が背中合わせの感情であることも、きっと共感できるはず。

寺山作品は、突拍子もない世界を見ているようで、実は普遍的な人間の欲と情が描かれているのが、時代を超えても色褪せない魅力を放っているのかな、と思う。

こんな作品の主演を張るまでになった森田剛はホンマにすごいわ。

新感線の舞台も出てるし、ちょっと羨ましい限りですよ。

ウチの人ももう少し頑張ってほしいです。





ところで、先行では全然カスリもしなかった新感線『薔薇とサムライ』ですけども、今日頑張って早起きしてくれたリョーコちゃんのおかげで無事、1公演取れました!

どうもありがとうございます。

最悪、取れなかったら大阪に行こうかとまで思ってましたから。
本当に助かりました。


さてと


残すはNEWSのコンサートだけっすかね(笑)