旅してマドモアゼル

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ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

カルチャー体験

2011-09-19 | パリ&マラケシュの旅 2011



今日のマラケシュは雲ひとつない快晴。
気分は上々だけど、暑くなる予感。てか、朝食の時、足に当たる陽射しがめっちゃ暑かった…
そんな快晴の陽射しの下、今日は山間部にあるベルベル人のご自宅訪問。最初、地元のベルベル人がたくさん集まるマーケットに行ったんだけど、まさにローカルなマーケットという感じで、パチアパのバッグからカメラを出せんかった。だって、写真撮るような雰囲気じゃないんだもん。
でも、車の中から動画を撮ったので、帰国してからあらためて載せますね。
とにかく売れるもなら何でも売ってるって感じで、野菜やフルーツ、スパイスやドライフルーツ、衣服、靴、バッグなどの革製品、雑貨、文房具(モロッコでは9月から学校が始まるので)、電化製品、食用の鶏や七面鳥や山羊やウサギが生きたまま売られてるし、なぜかリモコンだけ売っていたり。
遠くのヴィレッジから車で来る人も多いんだけど、ロバで来る人も多いので、ロバのパーキングもあって、そこにはロバが大集合してる。で、そのロバパーキングの近くでは、鞍を修理するテントがある。
タジン料理や串焼きといった食事を提供するテントもあるんだけど、お腹によほど自信がないとダメな感じ。もうね、ハエがめっちゃたかってんの(笑)
私はドライバーのミウラさん(←三浦さんじゃないです。モロッコ人のミウラさんです・笑)が買ってくれた茹でた塩豆とサボテンのフルーツ、カクタスだったかな、それをいただきました。カクタスはめっちゃジューシーでスイート。ホンマに美味しかった!
ちなみに、マーケットは曜日ごとに場所を移動するそうです。そして、マーケットで出店しているのも、また買いに来ている人も男性ばかりです。基本的に家庭に入った主婦が外に出ることはないそうです。

マーケットを後にして、さらに山間部へ。
ここ、車通れるの?!みたいな道を通って着いたベルベル人の自宅にお邪魔して、タジン料理をいただきました。



タジン料理3種類。手前右側はアフリカ料理のクスクス。左側は中に野菜タワーの中に牛肉が入っています。一番奥が鶏肉と野菜。
蒸し料理で健康にもいいとあって、最近は日本でもブームのタジン料理。マーケットの食事処のテントでもタジン料理が並んでいましたが、料理を作っていたのはもちろん男性。なのでモロッコでは、タジン料理は男性が作ることが多いんだそうです。
食事前にはご主人がお茶を煎れてくれます。お茶はもちろんミントティー(砂糖入り)。
お茶のセットと家の中の様子はこんな感じ。



一番手前の真鍮のトレーにのっているのがお茶セット。奥のトレーにある入れ物に茶葉などが入ってます。

粘土と藁で造られた家は、夏涼しく、冬は暖かいとゆうエコな造り。
ホンマに涼しかったですよ。食事後、ソファーの上で思わずウトウトと寝入ってしまったほど。
で、この部屋の窓から見える眺め。



部屋の中も涼しくて快適なのですが、外を眺められるベランダも快適。
何より絶景が見られます。




風が吹き抜ける快適な空間。
家畜の鳴き声や家の人の声以外、自然が作り出す音だけに包まれた静かな場所。
ちなみに、こんな山奥ですがちゃんと電気は通ってるんですよ。



ベランダの下では、鶏とヒナが何かついばんでます。
てか、さっきのタジン料理に出された鶏はここから選ばれたものやったのかな…



ドライブからアマンジェナに戻ってきてからは、部屋のプライベートプールでのんびりしてました。



そして、午後4時から5時までロビーでやってるティータイムを初めて利用しました。
いやあ…ここで過ごすのが明日の夕方までだなんて。
到着日に、私の専属アシスタントのヤシンさんが、帰りの便を15時から17時半に変更してくれたおかげで、ほぼ一日アマンジェナで過ごせるけど、まだまだここで過ごしたい気分。…お金があれば(笑)

ちなみに飛行機の変更は、私が頼みもしないのに、最初の飛行機の時間からパリでの乗り継ぎがないことを見越して、アマンジェナのスタッフが自主的にやってくれたこと。それに合わせて、レイトチェックアウトもOK。
こういう痒いところに手が届くサービスは、さすがアマンと思ってしまうのです。
だから、やめられなくなっちゃうんだよなあ。


マラケシュの街探訪

2011-09-19 | パリ&マラケシュの旅 2011

今日はアマンジェナが手配したガイドのムチャンとマラケシュの街へ。
ムチャン、というのは覚えやすいように短くした名前で、本当はもっと長い名前なんですて。
以前、プライベートでアマンジェナに泊まりにきた中村勘三郎ファミリーを2日間ガイドしたことがあるという、日本語が話せるベテランガイド。
勘三郎ファミリーと一緒に写ってる写真を見せてもらったんだけど、勘太郎…いまは勘九郎を襲名したんだっけ?彼が結婚する前の旅行なのかな、ヨガのポーズみたいなおかしな格好してました(笑)

最初に行ったのは、華やかなデコレーションがとても華麗なバヒヤ宮殿。宮殿といっても、王族が住んでたわけではなく、大臣アハメッド・ベン・ムーサが四人の妻(!)の住まいとして建てたもので、一人の妻の名前がバヒヤ、アラブの言葉で「美しい」を意味するそうです。

すべてハンドメイドの装飾は精緻でエレガント。
女性のための家という感じ。15年という歳月をかけて作られたこともあって、いろんな異文化の建築スタイルがまざってるのも特徴的。
スペインのアルハンブラ宮殿を彷彿させる造りの中庭もあって。

次に訪れたのは、一番行きたかったマジョレル庭園。



あのイヴ・サンローランがこよなく愛した場所として有名な庭で、オリエンタルな雰囲気が満載。建物の青い壁、黄色い飾り窓や鉢植え、緑と青のタイル、その原色の色彩とたくさんの植物とのコントラストが美しくて、散策しているだけでも楽しい場所。



まるで京都みたいな竹林も、フランス的オリエンタル?(笑)
でも、竹林に落ち着く自分はやっぱり日本人だなあって思ったけど。
ほかの写真はこちらのフォトチャンネルで。



マジョレル庭園の後は、大中小の卸売や小売の店が立ち並ぶマーケット街、スークへ。





家具などの大物を取り扱ってるアンティークショップを覗いたりして。

 

 

スークのラグ専門店ではちょっと思いきってカーペットを購入。



買ったのはここに出てるものじゃないですよ。色は似てるかな。
マラケシュのローズピンクで織られたデザインが気に入って買ったんだけど、写真撮り忘れたので、日本に届いてからお披露目します。てか、ちゃんと届くんだろか・・・(笑)



オーガニックのアルガンオイルを取り扱うスパイス専門店。



彼の名前は『ドクトル・ジバゴ』。いや、冗談じゃなく。本当に。
ここでは、思いがけない体験をしました。
まだ、モロッコ通貨で引き出しをしてなくて、買ったものを買おうにもお金がない。ドクトル・ジバゴの運転するバイクで(!)、キャッシュディスペンサーのあるフナ広場まで急遽行くことに。
メットなしでの二人乗り(笑) でも、マラケシュに来て一番エキサイティングな初体験。



狭いスークの通りをクネクネと走り抜けるスリルに、フナ広場を突っ切る爽快さ。
風が気持ち良かったですねー
タンデムの相手が、もっとカッコイイ人やったら、もっと最高やったのになあ、というんはあるけど(笑)



これがフナ広場。マラケシュ1の広場。
昼間も人が多い場所だけど、夕刻になると、この広場いっぱいに屋台が立ち並んで、すごい賑わいます。しかもそのサンセットタイムが、灯りもたくさん灯って美しいらしい。
屋台もチャレンジしてみたいけど、残り二泊では、もしお腹こわした時にリスキーだよね…っとやめときます(笑)

フナ広場のサンセットの代わりに、アマンジェナのプライベートプールの壁越しに、デッキチェアにのって、手を伸ばして、なんとか撮った写真。
めっちゃ綺麗なサンセットでしょ。