NEWS LIVE TOUR 2016 "QUARTETTO"
梅雨の晴れ間となった11日と12日、最終公演を含む東京ドーム2Daysに行ってきました!
4人が奏でるカルテット、四重奏。
最高でした!!!!
って毎回ツアーが終わるたびに言ってるけど(笑)
でも、正直言うとですね、東京ドームより小さな箱でのライブの時は
「前回のwhiteの方が良かったかも…」
って思ってたんだよね。
ちょうどそのwhiteのDVDが発売されたこともあって、それと比較すると過去歌のアレンジメントも今回はなくて、セットリストもアルバムと過去曲の、ある意味定番の組み合わせ。
いつもツアーには、シングルのカップリング曲を積極的に入れてきていたNEWSにしては、あまりにも「普通」。
もちろん、ライブそのものは楽しいし、NEWSらしい多幸感はちゃんとあるんだけど「物足りない」。
なんだか『後退』したような、『振出』に戻ったような、そんな感じすらして。
あえて新規のファンを意識したセットリストにしたの?と思ったりしちゃったよね。
それはとてもNEWSらしいけど、でもNEWSらしくない!とも思ったよ。
それと。
ツアータイトルにかけた音楽記号や譜面をイメージした白黒のツアーグッズはとってもおしゃれなんだけど、その中に唐突な感じで入ってきてる赤色のツアーTやパーカー、青色のバンダナにはとても違和感があった。
その2色から「まさか」と過ったことはあるけど、でも『なんで?』と思ったし、『いまさら?』とも思った。
そもそもそれを意識してメンバーが決めたとして、その意味がわからなかったよね。
そしてドーム公演。
各局のワイドショーが月曜にこぞって取り上げたので、印象に残った人もいるかもだけど、世界的マエストロ西本智実氏と西本氏が首席指揮者を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラ57名との共演というドームのみのサプライズ演出。
予感がなかったわけじゃないけど、まさかのフルオーケストラでくるとは思っていなくて、開演ブザーの音とともに緋色の緞帳が巻き上がったステージ上に、黒タキシードの西本智実氏とフルオーケストラを目にして鳥肌が立った!
今もあの瞬間を思い出すと鳥肌立つくらい。
プロのオーケストラを招聘するって、そんなに簡単なことじゃないのよ。
国内外のコンサートスケジュールは早い段階で決まるし、土日なんてどこかの会場でコンサートをしていてもおかしくない。2日間来てもらうためには、かなり前から早めに調整しなくちゃならない。
しかもドームというクラシックコンサートには不向きな会場での音合わせ、リハーサルも必要だから、拘束されるのはライブの時間だけじゃない。
西本さんへの出演依頼は、メンバーが直にお願いに行ったんだってね。
ほかにも、プロ野球のシーズン中なのにドームのバックネットがはずされているというのも驚きだったし、とにかくドーム公演の充実感が半端なかった。
実はあのバックネットをはずすのって、めっちゃお金がかかるそうなんですよ…
NEWSすごいよ!
けーちゃんが「みんなとの距離は遠くないよ!心はいつも近くにあるからね!」って言った言葉が、決してうわべだけのものじゃないって、実感出来る。
そして、シゲが最後の挨拶で「4人になって、4年が経って、今回が4回目のツアー、4人で奏でたカルテット、お楽しみいただけましたでしょうか」そして「4人のNEWSはまだ完成されていません。もっとめっちゃ高いところを目指していきます。」と言っていたこと。
アリーナの時も同じ挨拶をしていたけれど、ドームで聞くと決意表明だけじゃない、もっともっと深い意味があることに気づかされる。
まさにゼロからの出発だった2012年の1回目のツアーは、メンバーもファンもライブが出来たという幸せを噛み締めていた、笑顔と涙が溢れまくったライブだった。
セットリストは、復活第1弾のシングル、群を抜くインパクトのある『チャンカパーナ』と、元はこっちがA面のはずだった『フルスイング』の2曲、あとはすべてデビュー時から6人だった時までの楽曲で構成されてた。
新曲以外を4人で新たに歌割りして臨んだライブで、完成度は二の次三の次だった。
翌年は、NEWSとして節目の10周年ライブツアー。
『NEWS』というそのものずばりのタイトルを冠したアルバムをメインに、『compass』というリード曲で、4人でのNEWSの新たな船出を意識した10周年らしいセットリスト。
過去曲の新鮮なアレンジ、そして、最後のドームでお披露目した、ファンへ向けて4人が作詞を手掛けたラブソング『愛言葉』。
4人がファンの手をとり、新しい世界への一歩を踏み出した記念のライブだった。
それから、約1年の空白を置いての『white』ライブツアー。
Mr.Whiteだの、ウェブラックだのストーリー性のあるテーマを盛り込んだ遊び心満載のライブで、既存曲のアレンジもいろいろ試みているのが特徴的。
そこには大人なNEWSを意識した演出も。
無機質な白から、様々な色の演出を経て、最後は七色『SEVEN COLORS』がファンの元へ降り注ぐ。
もともとNEWSは白のイメージが強いグループ。だからこそ、NEWSという白いキャンバスにはどんな色でも描くことが出来るという4人の可能性を、彼らがファンに魅せてくれたライブだった。
そして今回のQUARTETTO。
四重奏。
ツアー名からも"音楽"を強く意識したものだとわかる。
自分たちの体で、声で、奏でる音楽。
4人で奏でるNEWSの音楽。
9人で歌った曲
8人で歌った曲
6人で歌った曲
それをいま、4人で歌うということ。
メドレーでもなく、アレンジを入れることもなく、そのままを、4人で、フルコーラスで歌うということ。
これは彼らからのメッセージだ。
NEWSの曲は、いまもこれから先も、ここにいる4人が奏でていく。
これが今の4人のNEWSの歌なのだと、高らかに宣言しているのだ。
そしておそらく、赤いツアーTシャツと青のバンダナは、これは私たちファンのカラーなんだよ、ということなのだろう。
最後の挨拶で、シゲが「4」という数字を繰返したのは、10周年の『愛言葉』で、意味のある数字を歌詞にした彼らしい、ファンに向けたメッセージなんだよね。
NEWSは4人。
4人でNEWS。
私たちは、本当の意味での『NEWSの誕生』に今回立ち会ったのかもしれない。
フルオーケストラを従えての誕生。
ヤバい。
また鳥肌が立った。
これは、ミケランジェロの『天地創造』クラスの迫力ですよ。
システィーナ礼拝堂で見たなぁ
いろいろ書きすぎて、何言いたいのか、とっちらかっちゃったけど。
QUARTETTO最高だった!!!!
NEWS素晴らしかった!!!!
ということをあらためて言いたいの。
日曜のオーラスから帰ってきて、その余韻をまだまだ味わいたくて、『white』のDVDを観たよね。
で、思ったよね。
早く『QUARTETTO』が観たいって。
マッスーがすべてを手掛けた衣装。
ドーム公演直前、夜遅くまで手直しを入れるほどに、こだわり抜いた衣装のすべてを、もう一度、ちゃんと観てみたい。
映像はシゲが担当していたと書いていた新聞記事もあって、じゃあ映像も、もう一度ちゃんと見たいじゃん。
DepartureとかNEWSKOOLとかWonderとか(曲知らない人には何のことやらだけど)はもちろん、他にもメンバーばっか追いかけてて、見逃してる映像あるかもしれないし!
いや、間違いなくあるはず。
あとはね
シゲのソロ曲『星の王子さま』は何度でもリピりたいなぁ。
アルバムでも『馬鹿みたいに』何度もリピってる曲。
彼が作詞作曲してきたソロ作品の中で、今はこれが一番好き。
だって曲そのものが媚薬!
Jr.をミュージカルのように黒子のダンサーにした演出も素敵!
(ツアー初日の札幌ではその異様さに客席がざわついたそうだけど・笑)
そしてこれもマッスーの見立てなんだろうけど、オフホワイトにストライプの入ったスーツも黒縁眼鏡もシゲの知的な雰囲気を引き立てて、曲の世界観をさらにエレガントにしてると思うの!
マッスーありがとう!!
この衣装にシゲへの愛を感じるわ
歌はやっぱりサビの所がね、特にね、歌詞を書いちゃまずいから単語だけ引っ張ってくるけど、『ゆらめく笑み』と『渡り鳥の旅へ』の所の声ね!
あとあと『花咲く君』『抱きしめ』の所でしょ。ここは2回目のサビでの振り付けも好き!(ライブ観た人にしかわからないけどーー)それと『探して』の声!
要はサビの所の歌いかた、いや声が好きなんだってことなんだけど。
語りみたいなラップのところでも、『かまわぬ』とか『不時の桜』とか、こういうレアな言葉を繰り出す低い声がいいんだなぁ。
そのあとの
『憂鬱』『喧嘩』『情動』『沈める』『ひとひら』『愛でる』『灯火』
この感情が弾ける言葉が散らばる歌詞に、シゲのハスキーボイスの色気がたっぷり乗って、再びサビへ。
そして、最後にくる落ちサビ!
『悲しい丘』『痛みかすむ海』の蕩けるような声にクラクラしながら、『星の光をいま』の『いま』のとこ。ヤバい。
大サビは『いざ進め!』っていう歌詞が好き。
だって曲全体がめっちゃファンタジーで柔らかさに包まれてるのに、ここだけいきなり現実的で能動的なんだよね。
でもね、すぐに『花咲く君』って夢の中にひゅいって戻されちゃうの。
そして、曲の終わりと共にゆっくりと目覚めてくる感じなの。
歌を聴いたことない人にはなんのことやらだと思うし、自分でも書いててよくわかってないけど、なんだか、すごいの!(笑)
シゲのソロ曲だけで語りすぎだ私。
ところで、曲といえば、アリーナではセットリストになかったアルバム曲が、ドームでは入っていたんだよね。
とってもNEWSらしい、素敵な応援ソングで、これも私の中でリピ率高い楽曲なので、どうしてセトリに入ってないのかなぁって思ってた。
『ライフ』
生まれた意味を問いかける歌詞
命の叫び、鼓動が刻む命
限りある時を生きる意味
変わらぬ願いの行方…
きっと聞く人によって、いろんな解釈、捉え方がされる曲だなと思う。
だからこそ、ツアーの最後となるドームで、この歌に乗せる気持ちを4人が揃えて初めて、歌に込めた"願い"が私たちファンに伝わる、と考えたのかもしれない。
願いはひとつ。
4人のNEWSとファンが、共に同じ方向を向いて、はるか高みへと進んでいくこと。
ねえ、どうなんだろね?
シゲに問えば答えてくれるかな?(笑)
そういえば、久しぶりに「シゲ」って呼んでるね私。
いつの間にか、シゲと呼ばなくなってて、「シゲアキさん」とか「シゲアキ先生」とか言ってたけど。
「シゲ」呼びに戻しますか(笑)
でもね、今回ドームで、シゲのグッズがことごとくSOLD OUTになっちゃって(シゲ担としては夢のような出来事!)スタッフさんが「シゲ様」とか「シゲアキ様」とか言ってたという話がめっちゃツボにハマって、シゲ様呼びをしたい衝動に今はかられています、はい。