その２：米国土安全保障省の新保安要求について

◆アメリカ国土保安保障省の新保安要求について
　ノースウエスト航空　２００６年８月１３日付け

　ノースウエスト航空は、米国土安全保障省（ＴＳＡ）がすべての航空便利用者を対象に発表した新たな保安事項を遵守するよう、当社便利用者に注意を呼びかけています。

　米国土安全保障省（ＴＳＡ）は、２００６年８月１０日より、乗客の機内持ち込み手荷物内にいかなる液体、ジェル、ローション、またはこれら類似品を入れて輸送してはならないとの通達をしました。

　ノースウエスト航空は、空港での手荷物審査の円滑化のため、全利用客に対し、すべての手荷物を受託手荷物扱いとするよう勧めています。

・エアゾール製品類やジュース類は、現在、機内への持ち込みは禁止されています。


・引き続き、乳児食、母乳、小さな容器に入った離乳食は、乳幼児とご旅行される場合は機内持ち込み手荷物として認められます。

・航空券の乗客名と同名の処方箋による医薬品
・１容器につき４オンス（約１２０ｍｌ）以下の必要不可欠な非処方箋薬
・１容器につき８オンス（約２４０ｍｌ）以下の糖尿病用の医薬品
　↓
　機内持ち込み手荷物として認められます。
　但し、これらの手荷物は空港の手荷物審査場においてその係員による検査のために提示されることが義務づけられます。

－ノースウエスト航空では、お客様のご要望にお応えするために、全ての国際線、国内線で通常よりも余分にミネラルウォータｰを搭載しています。


・引き続き、日本を含むアジア地域発着の国際線、もしくはアジア地域内の国際線では、機内免税品を販売しています。
　但し、米国国内線に乗り継ぎがある場合は、酒類、香水類、化粧品類、または、液体、クリーム、ジェルを含むその他の製品の購入は控えてください。
　保安基準強化のため、これらの製品は米国国内線の乗り継ぎ便への機内持ち込みは禁止され、没収されます。

－手荷物審査場通過後に、飲み物やその他の液体、ジェル類（免税品を含む）を購入した場合は、搭乗前に破棄してください。


・空港の手荷物審査場においては全ての靴などの履物を、検査上の理由により着脱いただきます。
　この検査はどの空港においても行われます。


・米国土安全保障省（ＴＳＡ）の係員の指示に従ってください。
　この保安事項は、状況の変化に伴う新たな情報に基づき変更される事があります。


・空港へは余裕をもっておこしください。
　これらの保安検査により、空港でのお手続きにはお時間を要することが予想されます。
　ノースウエスト航空では、 国内線利用者は利用予定便出発時刻の２時間前までに、国際線利用者は同３時間前までに空港に到着するよう呼びかけています。

【米国土安全保障省（ＴＳＡ）保安基準の追加情報】
◆ＴＳＡサイト（アメリカ国土安全保障省・英文）
◆ノースウエスト航空

　状況は変わりますので、ご利用の際は上記サイトやご利用航空会社サイトなどで最新情報を入手願います。


▼８月１７日付アップデイト
　http://sky.ap.teacup.com/lummox/498.html

旧盆：セント・ローレンスの涙

　旧盆。
　今宵、お迎え火を焚かれましたか？

　昼間、出かけようとシャワーを浴びて、涼んでいる時にフト中学時代からの友人のことを思い出して、何気なく名前を検索してみました。
　どういう訳か本当に突然その名を思い出したので…。

　数年前に長く続けていた仕事を辞めて、最近はハワイアン・キルトとリボン・レイに活躍の場を移したと聞いていました。
　一芸に秀でているというだけでも素晴らしいことですが、興味を持ったらのめり込んで頂点を極めてしまう。そして、また新たなチャレンジを始め…そうして、いくつもの頂点を極めてしまう人が、どういう訳か私の周りには多いような気がします。
　彼女もそんな一人。
　全て中途半端な私とは対極と言えましょう。
　ほんの少しでも見習えば、私も違った道を歩めたでしょうか…。(^^ゞ

　中学時代から彼女も私も色々作る事が大好きで（私はヘタの何とか）、思い出す彼女はいつも手を動かしている姿。
　サイトを作っているとは聞いていなかったものの、昨年末に開設されたそれらしいサイトを発見。プロフィールには写真もあって、確かに彼女に間違いありません。
　検索ではサイトの中のあるページが引っかかったので、インデックスへ移動してみると、にわかには信じがたいことが書かれていました。


　「サイト・オーナー他界につき……　by 管理人」

　えっ？！

　４ヶ月ほど前に、友人は亡くなっていました。
　以前は時折電話でお話ししたり、お互い忘れた頃にポツリと手紙の行き来はあったけれど、今年は年賀状から連絡を取っておらず…。
　最後に話したのは彼女がお茶のお手前をトルコで披露された話だったでしょうか、いずれにしても、もうかなり前のこと。

　彼女が亡くなった後も、後を引き継がれた管理人さんがサイトを残し、彼女の作品などを収めたメモリアル・ギャラリーの作成や近況などをしたためて下さっているおかげで、事の次第が分かりました。

　薔薇色の頬からこぼれる笑顔。
　幸せに満ち溢れた素晴らしいことも沢山あったと思います。
　しかしながら、彼女を思い出す時に最初に出てくる言葉は、何故か"波乱万丈"なのです。
　そう片付けてしまうには易くない幾つもの山坂、およそ普通に考えたら経験したくないこと、しそうもない困難や血を吐くような辛苦に見舞われた日々もありました。
　私だったらきっと途中でギブアップしていたでしょう。
　弱音も吐いたけれど、いつも自らの力で乗り越えて、そして掴んだ輝ける日々だった筈なのに…。
　私の頭の中は真っ白で、"何故"や"どうして"が虚しく廻るだけ。
　出かけるどころではなくなって、しばし空を見つめて…。

　ハッ、と気づいたら、今宵はお盆のお迎え火。
　私の側に彼女の気配は感じられなかったけれど（私にはそういう素質はなさそう）、もしかしたら教えてくれたのでしょうか。

　毎日ヘロヘロで、すぐにでもコロリと逝ってもおかしくない私がココに居て、どうして彼女や彼らが居ないの？
　歳を重ねるにつれ、そんな出来事が増えて行きます。

　『生かされている』
　
　神様、こんな私でも何か意味があるのでしょうか？
　どんな意味があるのか、日々考えてはみても答えは見つかりませんが。

　就寝前、窓から見えた西に傾いた夏の大三角形。
　はくちょう座の首のχ星が増光中で、白鳥さんが小首をかしげて見えるというので、どれどれと…。
　ベガ、デネブ、アルタイルは見えたものの、アルビレオすら怪しい霞んだ空では、とても無理のようでした。

　ツツゥ～と一条の閃光。
　ペルセウス座流星群。
　別名、セント・ローレンスの涙。

　先に逝ってしまったみんなは、そこから見ていてくれるのでしょうか？
　そこはきっと自由に羽ばたける安らかな場所ですよね？

　こんな風に、亡くなってしばらくしてからとか、翌年の年賀状の時期になってようやく判明するということに度々遭遇します。
　親しかった友人達が急逝した折、親御さんは仮に同居していても詳しい交友関係が分からなかったり、住所録がパソコンの中にしかなくて、それもパスワードが掛かっていて閲覧できず…という状況にも何度も出遭いました。
　そして、いずれも翌年の年賀状が届いた方にお知らせすることに…。
　
　自らの万が一の場合に知らせてもらいたい人達がいらっしゃるならば、リストは紙ベースにして分かる所に置いておく方が良いのかも…。

　夏の終わりが見え隠れする頃。