
『AURORA-オーロラの空-』
2006年10月31日発売
青菁社
1,680円(税込)
60ページ。
(書影画像は谷角さんのご許可を頂き掲載しています。クリックすると大きな画像がご覧いただけます)
谷角さんの2冊目の写真集。(処女作は『オーロラの降る街』)
おめでとうございます。
前回よりも一回り小さくなりましたが、ハードカバーになってしっかりして、小脇に持ち歩けそうです。
ブログでは、写真集からある作品を紹介されています。
ほぼ撮りおろしで、1点を除いてフィルムで撮影されたものとのこと。
(さて、どれがデジタルで撮影されたものでしょう?!)
とにかくポジの色彩に忠実であることにこだわられたそうです。
インクでの色合わせは大変なのでしょうね…。
その出来たてホヤホヤの写真集が我が家に届き、皆さんよりもチョッピリ早く拝見するという幸せを頂きました。
(谷角さん、どうもありがとうございますっ♪)
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=soranokiroku-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4883500446&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=ACCCF5&bg1=ACCCF5&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0" align="right"></iframe> 表紙を拝見して真っ先に思い浮かんだのが、何故かゴッホの『花瓶のアイリス』で(あの絵は黄色の分量の方が多いのですが…^^;;)、その色彩をモネのタッチに置き換えたような…何故かそんな鮮烈なインスピレーションが湧き上がりました。
春か秋、まだトップリとは暮れない菫色の空にグリーンのオーロラ。
題字の色彩も相まって、どこかヨーロピアンな雰囲気を感じたりもして、優しげなのに強い印象のある表紙。(コンプリメンタリーorスプリット・コンプリメンタリー配色?良く分かりましぇ~ん。^^ゞ)
この写真をチョイスされて、このように仕立て上げられた、その手腕にも脱帽。
また(これには色々な意見があるかも知れませんが)キャプションは最小限で簡潔、撮影地と月の名前(Aprilなど)だけ。ページを繰るごとに光が色彩が踊り、見え隠れする様々な振る舞いに、想像の翼を羽ばたかせてくれます。
そして、撮影者とユーコンの自然との関わりあいが、より一層深まったことを物語っているような気がするのですが、それはユーコンに根ざす決意表明の一端でしょうか。