しがないハナシ。

日常で感じたことを、ぽつぽつと更新中。

MAZDA

2014-05-25 21:03:43 | アゼルバイジャン
バクーでの宿泊は、旧市街の中にあるホテルに宿泊。
ウロウロしていたら、ま、迷子に…



旧市街では、乙女の塔やシルヴァン・シャーの宮殿、
キャラバンサライなどを観光。

でも、楽しみにしていたのは、バクー郊外にある、
アテシュギャーフ(拝火教寺院)。



ゾロアスター教(拝火教)の寺院を見るのは初めてだったのですが、
現在は寺院としての機能は果たしておらず、博物館的な観光地に。
まあ、おかげで信者でも無い私が入ることが出来るんですけどね。

ゾロアスター教は、元々、イラン高原を中心に信仰されていた古代宗教ですが
イスラム教の布教により、衰退。
「火」を尊ぶため、拝火教、とも呼ばれます。



ゾロアスター教の寺院では、火が途絶えることなく燃え続けているのですが、
寺院としての機能を果たしていない、ここの火は
ガス会社がパイプで供給しているそうな。

この辺りは、天然ガスが自然発火することもあったらしく、
聖地とされていた模様。
そりゃ、何も無いところが燃え続けてたら
拝みたくもなりますわな。

ちなみに、ゾロアスター教の最高神はアフラ・マズダー。
仏教で言うところの、阿修羅ですね。
ちなみに、綴りは Ahura Mazda
そう、車メーカーマツダの綴りは、ここから取られているのである。







風の街

2014-05-24 17:26:27 | アゼルバイジャン
「ビールを冷やしておけ」、
という指令を電話で受けたので
任務遂行中なのである。
あとは腹をすかせて、起こる事態に備えるのみ。

しかし、腹を空かせたまま、漫然と過ごすのはつらいので
旅行記を更新することにする。

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今回は、いわゆる南コーカサスへ。
地理的には、黒海とカスピ海の間、
乱暴に言ってしまうと、ロシアのソチの近く。
シルクロードの東はアジアと、西のヨーロッパの中継地点であり、
南はイラン(いわゆるペルシャですね)、北はロシアなので
あまたある文明の十字路のひとつですね。

まずは、ロシアのモスクワ経由で、アゼルバイジャンに入国。
首都バクーは、田舎者の私からすると超都会で、
ハイブランドのお店が立ち並び、
車の2、3台に1台はメルセデス。石油と天然ガスで潤ってます。


バクーの町。写真右側は、カスピ海。
バクーはペルシャ語で“風の街”という意味だけあって、風が強いです。

国教はイスラム教で、南はイランなのですが、
女性もそれほど肌をかくしていたりしないので、イスラム国家っぽく無いです。
お店で普通にお酒飲めるし。
さすがに豚は食べなかったし、女性の写真は撮れなかったなぁ。


バクー市内の丘にそびえるフレームタワー
炎の形を模しています。

アゼルバイジャンは建設ラッシュで、
スタジアムが建設されたり、ザハ・ハディエットの建築があったり。
オリンピックなどの大きなスポーツイベントを招致したいようです。

ちょっと郊外の道を走ると、すぐそこで石油掘ってました。

あまりにも普通に採掘現場があって、びっくり。。。