本年もよろしくお願いします。
年末年始は、中東オマーンに行っておりました。
何とも平和な感じで、お隣のイエメンとはえらい違い…
こちらについては、ぼちぼち更新できれば、と思います。
(更新できるか、不安!)
さて、旅行中に読んだ本の中で、
2017年ベストがでてきたので、レビュー。
『バッタを倒しにアフリカへ』/前野ウルド浩太郎
旅行中、読む本が無くなって、時間潰し的な感じで軽く読めるもの、と選んだ一冊。
ずっと欲しいものリストに入れてたのですが、
表紙のネタ感が、出オチだったらどうしよう…と
躊躇していたのに、面白くて一気読み。
著者の研究への思いとアツさに、胸が熱くなり
厳しい環境下、限られた物資の条件下でも
自らのアイディアとガッツ!とコミュニケーション能力で、
研究に取り組む様にはワクワクしたし
また、一方で現在問題になっているポスドク問題の悲しき現状を伝え、
そして、人の優しさに、何度もホロリとさせられるのだ。
フィールドワークの大切さ、現場での経験はきっと彼の研究者としての背骨となるだろうし、
この点については、本著と同時に読んでいた『ジョブ理論』のカバー折り返しに書かれている
イノベーションの成否を分けるのは、
顧客データや市場分析、スプレッドシートに表れる数字ではない。
鍵は、“顧客の片づけたいジョブ(用事・仕事)”にある
と共通する点だと感じた。
文体は軽い感じでとても読みやすいし、
バッタについても知識を得られるので
(日本だと得た知識を披露する機会は無いかもしれないが)、
是非読んでほしい。
私は著者が羨ましいのと同時に、応援したい。
学者として成功して欲しいと思わせる一冊です。
年末年始は、中東オマーンに行っておりました。
何とも平和な感じで、お隣のイエメンとはえらい違い…
こちらについては、ぼちぼち更新できれば、と思います。
(更新できるか、不安!)
さて、旅行中に読んだ本の中で、
2017年ベストがでてきたので、レビュー。
『バッタを倒しにアフリカへ』/前野ウルド浩太郎
旅行中、読む本が無くなって、時間潰し的な感じで軽く読めるもの、と選んだ一冊。
ずっと欲しいものリストに入れてたのですが、
表紙のネタ感が、出オチだったらどうしよう…と
躊躇していたのに、面白くて一気読み。
著者の研究への思いとアツさに、胸が熱くなり
厳しい環境下、限られた物資の条件下でも
自らのアイディアとガッツ!とコミュニケーション能力で、
研究に取り組む様にはワクワクしたし
また、一方で現在問題になっているポスドク問題の悲しき現状を伝え、
そして、人の優しさに、何度もホロリとさせられるのだ。
フィールドワークの大切さ、現場での経験はきっと彼の研究者としての背骨となるだろうし、
この点については、本著と同時に読んでいた『ジョブ理論』のカバー折り返しに書かれている
イノベーションの成否を分けるのは、
顧客データや市場分析、スプレッドシートに表れる数字ではない。
鍵は、“顧客の片づけたいジョブ(用事・仕事)”にある
と共通する点だと感じた。
文体は軽い感じでとても読みやすいし、
バッタについても知識を得られるので
(日本だと得た知識を披露する機会は無いかもしれないが)、
是非読んでほしい。
私は著者が羨ましいのと同時に、応援したい。
学者として成功して欲しいと思わせる一冊です。