今宵の一枚はOscar PetersonのReunion blues。録音は1971年1月、レーベルはMPS。豪華な顔合わせだ。Peterson、Jackson、Brownの三人は浅からぬ縁があるそうで、ずっと仲が良いそうな。久しぶりにPetersonのpianoを聴いたが流れるようなスムーズでリリカルな演奏はやはり魅力的。Phineas Newbornとはハッキリ違う個性だが、テクニックの凄さはまさに双璧というべきで、完璧。Milt Jacksonのvibと音がよく絡む。Brownのbassもしっかり存在感を主張しリズムの基調を醸し出している。Louis Hayesのdrumsは終始控えめながら、キッチリとリズムを刻む。ハイハットのsoundが素敵だ。
録音が比較的新しいせいかなかなか音が良い。左右のバランス、各楽器の音が明確で音の粒立ちも素晴らしい。A面1曲目がStonesのSatisfaction、Jazz風にアレンジされ原曲とはずいぶんと趣が違い驚かされる。珍しい1曲である。
side A
1.Satisfaction
2.Dream of you
3.Someday my prince will come
4.A time for love
side B
1.Reunion blues
2.When I fall in love
3.Red top
(personnel)
Oscar Peterson(piano)
Milt Jackson(vib)
Ray Brown(bass)
Louis Hayes(drums)