今宵の一枚はLes McCann&Eddie HarrisのSwiss Movement。録音は1969年6月Montreuxでのlive、レーベルはAtlantic。Montreuxでは一夜にして有名になるmusicianを数多は輩出しているがLes MaCannもその一人。この人の特徴は俗に言う真黒。ファンク風ともゴスペル風とも言われる黒人らしいJazz。冒頭のCompared to whatを聴くとよくわかる。ヨーロッパでは物珍しかったのか?ずいぶんと受けが良い。歌も上手い。こちらも真黒でいかにもでなかなか楽しい。にもかかわらず、B面のThe Generation gapを聴くと一転洗練されたタッチでセンスの良いpianoが聴ける。この辺りのギャップがこのアルバムの魅力かもしれない。当時ずいぶんと売れたらしい。
Ediie Harrisのtsは分厚く空間を塗り込める。洗練とは程遠いがパンチのあるsoundでこれはこれで説得力がある。
side A
1.Compared to what
2.Gold duck time
3.Kathleen's theme
side B
1.You got it in your soulness
2.The generation gap
(personnel)
Les MaCann(piano)
Eddie Harris(ts)
Benny Bailey(trumpet)
Leroy Vinnegar(bass)
Donald Dean(drums)