歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

珠子と黒猫?

2012-02-06 22:15:25 | 日記
本日、ひとまず『豊臣蒼天録』第3巻の草稿を編集部へと送る。
どんな反応で戻って来るか、どこまで直しを入れるのかはその時次第で。
「いや、それは無理っす!!!」ってことも多々あります。
内容的な問題、作業時間的な問題双方!!!


さてと、ここでやや時間が出来る。この間にやることは主に資料の整理。
あと、仕事場の整理(w
話がまったく変わってしまいますが、ここのところ本ブログに、
「たまこ 黒猫」で来られる方がおられるようで。
珠子、障子・・・ヒットするのだろうか!?
何の話かと思った方、『細川忠興戦記 本能寺将星録』上下巻を是非どうぞ
学研歴史群像新書から好評発売中!!!


そう言えば、あの作品に関して「細川ガラシャって黒猫飼ってたの?」と聞かれたことあります。
あの黒猫は永青文庫の「黒き猫」(菱田春草)です。
「細川家の至宝―珠玉の永青文庫コレクション」展のマスコットです。
ガラシャと黒猫が展覧会の二枚看板のようになっていたので、作中に登場した次第。
前に一度、このブログで書いたかもですが・・・


そして、日本では黒猫を飼うと結核が直るとの民間伝承があり、
「青白い娘のそばに黒い猫」との江戸時代の川柳もあります。
竹久夢二の作品にも、女性が黒猫抱いている絵がありますよね?
(黒船屋という名だったと思う)
美女には黒猫が似合う?
欧米では黒猫は、不吉の象徴とはよく言いますが、
かるーく調べても、キリスト教が出所とは違うよう。
なので、多分ガラシャも気にしない(w



前に一度登場。『本能寺将星録』珠子の黒猫。



智本光隆