歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

桃山乱戦奇譚紀行番外―新田義貞 小田原に眠る―

2013-06-26 21:52:52 | 桃山乱戦奇譚
さて、次なる目的地に行く前に、
実は小田原周辺に行ったら、前から行って見たかった場所が一ヶ所。





新田義貞が戦死したのは延元3年(1338)閏7月2日。
越前燈明寺畷において、足利軍との戦いの中でその生涯を閉じました。
さて、、、その墓所でありますが、


・福井県坂井市丸岡町称念寺
・京都市右京区滝口寺
・群馬県桐生市新里町善昌寺


などにあります。
群馬県内は他にもあったはず。なお、市町村合併後の地名にはあまり自信はありません(w


福井は戦死地、京都は首実検の後に葬られ、
群馬は郎党が首を持ち帰り、それを弔ったと伝えられています。
その中で義貞と関係ない場所が、小田原・・・
大学のころから気になってまして、、、





小田原市東町


ありました!
酒匂川を越えてすぐのあたりで、割と簡単に見つかりました。
義貞の戦死後、家臣の宇都宮泰藤が首を奪い返し、
上野新田へと運ぼうとして途上、この地で病に倒れ、、、
止む無くこの場所へと葬った・・・とのことです。


一時期、荒廃したとのことですが、
現在でも、地元の人には大切にされている様子が窺えました。
群馬の人間として、義貞を研究した者として、
そして、応募作に新田を選んだ者として(w
地元の方々にお礼申し上げる次第です!!





酒匂川の上を飛んで行く。
・・・オスプレイ?




智本光隆