お蚕様と書きますが「おこさま」といいます。
ドラマが群馬に来て以来、日曜夜のアクセス数が多くw
で、大半が「下村善太郎」関係で起こしになっているのですが、
登場しないようですね。
そして、阿久沢権蔵(江守徹)がそのポジションになっています。
大河で架空人物はめずらしくないですが、
そのポジションの人物が実在しているのに出さないのもめずらしい。
下村については本ブログの
「前橋から花燃ゆ⑥名声高き下村善太郎」で。
あ・・・三田佳子さん演じるのは「阿久沢せい」ですが、
下村善太郎の妻も名前は「せい」だった。
さて、もうひとりの鈴木栄太郎(相島一之)も架空の人物のようです。
群馬県勧業課の職員という設定ですが、これは誰がモデルだろう?
思い当たるのは2人。
県庁誘致(・・・自体総カットだけど)の際、
下村と一緒に2万7千円を用立てた有志の中に「鈴木久太郎」という名前がありますが、
この件以外の詳細は不明。生糸商人だとは思いますが・・・
もうひとり、前橋藩最後の祐筆に「鈴木福次郎」なる人物がいます。
ただし、作中の時点では県庁の役人ではなく警察官で、
西南戦争には抜刀隊として田原坂で薩摩軍相手に武功を挙げています。
西南戦争後は役人に転じて群馬県の群馬郡・勢多郡合同役所の郡長代理を務めていますが、
こちらの方が近いか?ただ、西南戦争から3年後に腸チフスで亡くなりますが・・・
その後、子孫は教育界に転じて前橋初の私立女子学校「上毛裁縫伝習所」を設立しています。
学校は「明治裁縫学校」と名を改めて、戦後に藍綬褒賞を授与されています。
・・・ただ、どちらにせよ名前的には前橋出身で、
お茶の水女子大の講師として理科教育の第一人者であり、
NHKテレビ番組編成委員、文部省教材等調査委員を歴任された、
「阿久沢栄太郎」氏からとっているような気がするんですが・・・どうだろう?
と、OPをみたら時代考証に手島仁さんの名前があるな・・・
智本光隆