歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

『桃山乱戦奇譚 天下人の血』 公式あらすじ

2013-04-13 10:08:26 | 桃山乱戦奇譚
さて、発売日もめでたく決定したことで・・・
学研出版HP等に掲載されている、公式あらすじをこちらにも載せます。


「天皇を助けて秀吉を討ち取った者が次の天下人である!」
混迷する太閤・秀吉の天下にくだされたひとつの命。
伊達、徳川、蒲生、細川、そして豊臣秀次・秀勝兄弟……。
己の天下を目指して、皆が一斉に「秀吉の首」を狙う! 果たして次の天下人は誰か?



物語の「柱」のひとつは、上記あらすじの通り。
今上帝(後陽成天皇)を聚楽第に封じ込めた秀吉に対して、
京都に参集していた群雄らが、関白・豊臣秀次の命を奉じて太閤秀吉に挑む!!
対して秀吉に忠誠を尽くす、大谷吉継、石田三成らは?


もうひとつの「柱」はタイトルの通り、「天下人の血」です。
秀吉、そして血脈を同じくするその甥である秀勝、秀次兄弟をめぐる宿命。
尾張の貧しい百姓の家から世に出た、一族が見た夢とは?
絶対権力者である秀吉に、若き兄弟は立ち向かうことができるのか!?


・・・こんなところかな?
主人公は前にも書きましたが隻眼の若武者・豊臣秀勝です。
「隻眼説って真実だっけ?」との突っ込みに関しましては、
作中で一応、解釈?がなされております。


秀勝は失った片目のかわりに何を得たのか?
そして、秀勝、秀次、そして秀吉の描いた「天下」の姿とは!?
2013年5月3日(金)の発売です。
よろしく、お願いいたします。




桜の季節も終わり、晩春の小川。



智本光隆

桜の花に癒されて2013―群馬アリーナ―

2013-04-11 23:30:57 | 日記
おお、気がついたらブログ解説888日だ!!
さて、ゲラとにらめっこしている間に、平地の桜は葉桜ですが、
写真だけは合間合間に、ちょこちょこと・・・








群馬アリーナ(群馬県総合スポーツセンター)
あまりスポーツと縁のない人間ですが、
それでも2枚目に映っている、スケートリンクには割と通ったかも(w




そして、WBをすこし調整。
普通のほうが良いかな・・・



智本光隆

桜の花に癒されて2013―慈眼寺枝垂れ桜―

2013-04-09 22:17:25 | 日記
週末の雨、強風でソメイヨシノも散ってしまい、
今更に枝垂れ桜の話題も何なのですが(w



高崎 慈眼寺


地元では枝垂れ桜の名所として有名。
まあ、、、これまで行ったことは、なかったのですが。










ちなみにこの枝垂れ桜、足利尊氏の厳命によって植えられたとのこと。
・・・何故、尊氏が群馬に枝垂れ桜を?
この近くには、新田氏の拠点のひとつでもあった寺尾城がありますが。
義貞の供養?とか勝手に思っています(w








しかし、名所だけあって人が多かったです。
京都にいたので、観光地の人の多さには慣れていますが、
上野公園の桜とはこんなものではないんだろうな(w



智本光隆

洛中洛外画狂伝 狩野永徳

2013-04-04 23:07:48 | 日記
はい、本日は新書をご紹介します。


                        
                        『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』 (学研)



作者は谷津矢車氏。
第18回歴史群像大賞優秀賞の受賞作家です。
・・・ちなみに私は第14回の優秀賞(w


発売から日が浅いので、いわゆる「ネタバレ」は避けるべきかとも思いますが、
主人公は狩野源四郎・・・若き日の狩野永徳です。
源四郎の少年期から青年期にかけて出会い、敬愛し、あるいは反発した人々。
松永久秀、近衛前久、足利義輝、そして織田信長に至る権力者たち。
そして絵師・狩野家とそれを取り巻く、さまざまな人々の人間模様が描かれています。


タイトルに「画狂伝」とありますが、描かれているのは源四郎青年の苦悩する姿です。
そして物語は「あの屏風」へとつながって行くわけですが・・・

足利義輝、松永久秀というあたりは、私も一度は描いて見たいと思っているので、
非常に興味を惹かれます。
みなさまにも是非にと、おすすめ致します。


で・・・読み終わってから気がついたが、、、
谷津先生、年下だ(w



智本光隆