SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

欲しいとは思わない?

2022-06-21 20:25:57 | 日記
昨夜も蒸し暑い夜になり
一晩中エヤコンを緩く
かけることになって
しまいました。
切れるたびに目が覚めるので、、、。

   ✨✨✨✨✨

1960年にツェルマットで
開かれたカザルスの
夏季講習会。
その中でも飛び抜けて若い
少女が、
脅威的な集中力で
サン・サ―ンスの協奏曲を
弾き始めた途端に
老カザルス氏の目の色が
変わりました。
これほど彼を
驚嘆させたのは、
女流チェリストの
ジャクリーヌ・デュプレ
15歳でした。

この講習会の
1年後にジャクリーヌの
デビューリサイタルが
ロンドンで開かれました。
楽器は匿名の後援者から
プレゼントされた1673年製
ストラディバリウス
だったそうです。

ジャクリーヌ・デュプレと
名付けられた薔薇。



   ✨✨✨✨✨


『ストラディヴァリウスを
持ちたいと思ったことは
ない。
私の考えでは、このとびきり
素晴らしい楽器は個性が
強すぎる。
演奏していると、自分の
手のなかにあるのは
ストラディヴァリウスだ、
ということが頭にこびり
ついて離れない。
それはずいぶんと気の散る
ことだ。』
    パブロ・カザルス


ストラディバリウスを
欲しいと思ったことはない
と言い切った方は
カザルス氏でした。!!





ホワイトハウスでの演奏。