SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

音楽の力

2022-06-24 23:07:00 | 日記
今朝は5時起き。
風が強くて窓を開けると
冷たい空気が流れ込み
涼しい朝を満喫しました。

息子から届いたサクランボを
朝食にたっぷり。(*^_^*)





   ✨✨✨✨✨

朝比奈先生のご本を
拝読していましたら
べ―ト―ヴェンの記念の年に
長年使ってこられた
第九の楽譜を読み直し、
全ての書き込みを
消していかれる様子が
詳細に書かれていました。
長年にわたる研究も経験も
すべてが消えてしまう
むなしさがあるとも、、。

しかし真っ白に清められた
ページの間にベ―ト―ヴェンの真実の姿をみることが
出来るかもしれないと、、。

ハッと思いあたることが
ありました。

  ✨✨✨✨✨

べ―ト―ヴェンが第九番を
完成する前の5・6年は
彼の生涯の中でもっとも
肉体的に苦しんだ時期でした
耳の病気はますます
ひどくなり、
人との会話は全て筆談帳を
使わなければならなかったの
です。
肺炎、黄疸、眼疾、
胃腸障害があいついでおこり
経済的にも
苦しかったのです。

「すぐれた人間の大きな
特徴は、不幸で、苦しい
境遇をじっと耐え忍ぶこと」
と心に刻んだ彼は
歓喜をさがし求めて
ついに不滅の金字塔を
打ちたてるのです。

1824年、ウィーンの
ケルントナ―ト―ア劇場で
初演され、
最後の音が鳴り終わった時、
聴衆は熱狂的な拍手の嵐で
彼を褒めたたえました。

大音楽家の一つの作品が
全世界を制覇し、
そしていまだに魅了し続けて
いるのです。