SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

ピアノ-フォルテ

2022-12-02 22:52:00 | 日記
この夏の暑さで
一気に大きくなった
椋の木から、
ハラハラ•ハラハラと
落葉が音を立てながら
落ちてくるのです。



落葉いっぱいの庭。💦💦
そんな庭を放ったらかしで
今日はピアノの練習に
出かけました。
 




その昔、鍵盤楽器の
製造業者であった
バルトロメオ•クリストフォリは18世紀の始めに
造りかけたチェンバロを、
更に優れた楽器にしようと
試みました。

当時の鍵盤楽器は
鳥の羽根軸や皮革できた爪で
弦をはじいて音を出して
いましたが、音も小さく、
表現が限られていました。

そこでひっかく代わりに
ハンマーで叩いて
音を出す新しい方法を
取り入れました。
これこそ現代のピアノへの
第一歩でした。




クリストフォリは
大きな音も小さな音も
出すことの出来る楽器を、
フォルテ-ピアノと
名付けます。
しばらくすると
ピアノ−フォルテとなり、
やがてフォルテが取れて
新しい楽器の名はピアノと
なりました。

又、ピアノは同じ音でも
変化に富んだ音質や、
繊細な音色を出す事を
可能にしました。
変化に富んだ音色の
決め手はタッチです。
そして新しい楽器に
付けられたペダルは
画期的な改良の一つでした。

当時のピアノの鍵盤は
54鍵でしたが、
それから300年の間、
改良に改良を重ねて
ドビュッシーの時代に
88鍵なりました。


  ✨✨✨✨✨✨









いつもお世話になっている
ピアノは少しお歳を召した
べーゼンドルファ•インペリアルですが、
アクションはきれいに
リビルドされてピカピカ
です。

今日もピアノの反応に
色々教えられた時間に
なりました。

   ✨✨✨✨✨

シベリウス
「ロマンス」
(3‘04’’)


  








ロミオとジュリエット

2022-12-02 00:11:46 | 日記
12月を迎えた途端に
寒さ厳しい朝。
昨夜は何だか寝付けない
長い時間を布団の中で
過ごしました。

   ✨✨✨✨✨

シェークスピアの戯曲
「ロミオとジュリエット」

チャイコフスキーや
ベルリオーズもこの戯曲を
題材に音楽を書いています。
1934年にプロコフィエフは
レニングラードの
バレエ学校の
創立200年祭で
上演する曲を依頼され、
52曲で構成されるバレエ曲を完成させました。
しかし酷評されて契約を
撤回されてしまいます。

そこでプロコフィエフは
組曲を2つ作り
第1組曲を1936年に
第2組曲を1937年に
レニングラードで発表
しましたが、
彼のオーケストラ音楽の
最高傑作と呼ばれるように
なりました。

バレエはその後、
1938年の12月に
チェコスロバキアで初演
されます。



バレエ
「ロミオとジュリエット」
記念貨幣です。


   ✨✨✨✨✨

イタリアのヴェローナ。
代々、対立を続けている
モンタギュー家の
一人息子のロミオと、
キャビュレット家の
一人娘ジュリエットが
恋に落ち、二人とも
命を落としてしまう
悲劇ですが
その中の
「モンタギュー家と
キャビュレット家」の音楽は
テレビドラマやCMにも
よく使われていますので、
お耳にされることが
多いのでは
ないでしょうか。

ロイヤル・バレエ団
「Dance of the Knights」
(1‘37‘‘)



  ✨✨✨✨✨

「ロミオとジュリエット」
演奏会用組曲は
オーケストラの中に
ピアノも加わります。
半世紀以上も前ですが
山田一雄先生の
熱い指揮に圧倒され、
生きた音楽の魅力に
取り憑かれた
思い出のになりました。