SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

過激な内容の歌劇

2022-12-03 23:24:00 | 日記
気温が低く寒いのですが
お天気に恵まれ、
きらめくような
きれいな朝でした。

  🍁🍁🍁🍁🍁
  
ジュール•マスネ。
(1842ー1912) 

フランスの作曲家。
パリで活躍したオペラの
作曲家です。
代表作は「ウェルテル」 
《若きウェルテルの悩み》を
題材にしています。
「マノン」 は
《マノン・レスコー》に
基づくオペラです。

「タイス」は高い評価を
得られるようになった
51歳の円熟期の作品で、
アナトール•フランスの小説
《舞姫タイス》を題材に、
舞台は4世紀のエジプト。




若い修道士のアタナエルは
美貌の高級娼婦である
タイスに、娼婦をやめて
信仰の道に入るように説得
するのですが、
タイスに魅惑され堕落して
いくのです。
原作の内容が過激であった
ことから、
パリのオペラ座で行われた
初演は失敗に終わります。
そこでマスネは大幅に改訂し
同じオペラ座で再演、
多くの人々に親しまれる
オペラになりました。

中でも一番親しまれたのが
第1場と2場の間に
演奏される
「タイスの瞑想曲」です。

約5分間の間奏曲ですが、
自分の人生を振り返り、
改心していくタイスの
心の動きを描いていて、
最後は信仰へと
心を開くさま
音で描いています。
  
   ✨✨✨✨✨