柴犬凜ちゃんを連れて、藤沢市の大庭城址公園に行ってきました。
平安末期の1105年頃、このあたりは鎌倉景政が荘園開発した「大庭御厨」と呼ばれる地でした。
大庭城を築いたのは大庭影宗とされ、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場した大庭影親は彼の息子です。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の幟。
北条時政ゆかりの地となっていますが、『鎌倉殿の13人』の時代、このあたりは大庭影親の拠点でした。影親の居館は、大庭城址そばの宗賢院の裏側辺りにあったと考えられています。
1180年に源頼朝が挙兵した際には、兄の景義は頼朝に協力しましたが、影親は平家側につき、石橋山の戦いにて頼朝を撃破しました。
平清盛に頼朝挙兵を知らせる早馬を出したのも影親です。
その後、房総にて再起した頼朝には、上総広常、畠山重忠、足立遠元らが加わり二万を超える大群になりました。
富士川の戦いで平家が敗れ、捕らえられた影親は境川にて斬首されました。
早くから頼朝についていた兄の景義は、鎌倉幕府の御家人となり長寿を全うしました。
しかし、景義の子・影兼は1213年の和田合戦で失脚し、その後の消息は不明となっています。
大庭城は、15世紀に扇谷上杉家の名将・太田道灌により修築され、その後、小田原北条氏によって改修されました。
この日は天気が良かったので、親子連れや若者グループが遊びに来ていました。
遺跡跡のあるあたりを廻ってから薔薇園へ。
残念ながらもう盛りを過ぎていましたが、それでも天気が良かったので残っていた薔薇が綺麗でした。
もう一週間くらい早く来たらちょうど良かったのかもしれませんが、なかなか予定が合わなくて。
藤沢も素敵な場所が色々ありますね。
秋薔薇は、季節柄かシックにみえますね🌹
凛ちゃんも嬉しそう💕
実は『鎌倉殿の13人』を観る前は、大庭城址公園のことをあんまり気にしたことが無かったです😅
藤沢市市内他にも鎌倉殿ゆかりの場所が色々あって、何れも何度か訪れた事があるのに来歴は頭に入っていないという…頭空っぽなんで、大河ドラマを機に色々地元のことを学び直せるのは面白いです。