青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

『モネ それからの100年』展

2018-08-13 08:36:48 | 日記

先週の月曜に横浜美術館の『モネ それからの100年』展に行ってきました。
モネが最晩年、画業の集大成となる『睡蓮』大装飾画の制作に着手してから約100年を記念しての開催で、モネの初期から晩年までの絵画29点と、後世代の26作家による66点が展示されています。
夏休み期間に当たっていますが、お盆前の平日ということもあって思ったよりも混雑していませんでした。おかげで気に入った作品をゆっくり見ることが出来ましたよ。
夏休みの子供たちを意識してか、パネルの解説文が解り易くてありがたかったです。一緒に行った娘も飽きずに楽しんでいました。


図説を購入。


元町の近沢レース店とのコラボハンカチも購入。


レースには睡蓮と「Monet」の文字が織り込まれています。




これは私が長年愛用している近沢レースの日傘。
結婚前に夫からプレゼントしてもらったものです。もう16年くらい差していますね。この日も持ってきていました。

『睡蓮』が本展覧会の目玉だと思うのですが、私はそれ以外の風景画の方が心に残りました。特に人物が複数描かれている作品が、奥行きと開放感が感じ易くて好きですね。
物体よりも、それらを取り巻く光や煙、霧、空気などの動きや質感の表現により力を入れて描かれた美しい作品群でした。国内でモネの作品を一度にこんなにたくさん鑑賞できる機会はそれほどないと思いますので、興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてください。

本展覧会の展示作品の中では以下の五作が特に気に入りました。


『サン=タドレスの断崖』(1867)
印象派のグループ展は1874年に始まりましたが、それ以前からモネは既に印象派の技法で描いていました。光溢れる夏の海岸に誘ってくれるこの作品は、第1回展の7年も前に描かれたものです。
サン=タドレスはノルマンディー地方の港町ル・アーヴルの一部の地域名で、当時モネの家族が暮らしていました。
海に滑り落ちる断崖と奥に見える町の建物、手前の杖を突いた人物の足元から延びる影、潮風にあおられる樹木、流れる雲など、風景画でありながら躍動感にあふれる作品です。


『モンソー公園』(1876)
今、カルロス・フエンテスの『遠い家族』を読んでいるところなのですが、主要人物の1人であるブランリー伯爵が少年時代に度々訪れていたのがこのモンソー公園なのです。『モンソー公園』が本展覧会に来ているとは知らなかったので嬉しい驚きでした。三回も引き返してじっくり鑑賞しましたよ。

画面真ん中の日傘を差す貴婦人と彼女が手を繋いでいる少女は、モネの人生に大きな影響を与えた百貨店経営者で美術品収集家のエルネスト・オシュデの妻子です。
手前のベンチに座る男性が何者なのかは不明ですが、時間軸を無視してというかブランリー伯爵は様々な時代に存在するらしいので、老年期のブランリー伯爵が少年期を懐かしんでいるところということにしておいたら面白いな、なんて個人的に考えていました。
手前から奥に蛇行しながら伸びていく遊歩道、それを挟む木立の鮮やかな花の色、その隙間から見える高級住宅街、手入れされた花壇や芝生、散歩を楽しむ裕福そうな人々。穏やかな日常の一コマでありながら、この絵もまた、光や空気の動きが表情豊かに表現されています。


『ヴァランジュヴイルの風景』(1882)
ヴァランジュヴイルはノルマンディー地方の避暑地です。
画面手前に一列に並ぶ樹木、その間から見える海、後方に霞んで見える断崖という配置が奥行きと空間の広がりを感じさせます。このような「木の間越し」の構図を、モネは浮世絵から学んだと言われています。



『睡蓮』(1906)
本展覧会に展示されていた何枚かの『睡蓮』の絵の中では、この『睡蓮』が一番好きです。
上部に行くにつれて少しずつ小さくなって花の向きを変えていく睡蓮、空と雲の映り込んでいる部分の水面の明るさ、樹木が写り込んでいる部分の水面の暗さなど、縦横に広がる空間が開放的な印象の『睡蓮』です。


『バラの小道の家』
亡くなる前年の作品です。自宅の庭を描いていますが、モネ自身の目にこのような風景が見えていた訳では無いらしいのです。と言いますのも、亡くなるまでの20年間、モネは眼病に苦しみ続けていたからです。二度の手術を受け眼鏡をかけることで、多少視力を矯正することは出来ましたが、その目にかつての世界を取り戻すことが出来ませんでした。画家にとって視力を損なうことは命を絶たれるのに等しい苦しみだったことでしょう。
病に侵された目に映る世界は、物の形は歪み、色は誇張され、いっそ目が見えなくなった方がましというものでした。モネは今見えている恐ろしい自然より、いつも見ていた美しい思い出を大切にしました。
本展覧会のモネの作品の中でもひときわ鮮やかな光と色彩の乱舞は、肉体の不如意に屈せず画家として燃焼し尽したモネ自身の命のきらめきのようです。
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横浜中華街とコスモワールド

2018-08-09 08:36:32 | 日記

月曜日に横浜中華街にお昼ご飯を食べに行きました。萬珍楼点心舗です。

午前中に横浜美術館の『モネ それからの100年展』を観に行ったついでです。モネ展については、購入した図説を読み終わっていないのでまた後日に…。

点心をメインに炒飯、焼きそばと炭水化物を注文しました。


うずら焼売


大根餅


ふかひれ蒸し餃子


海老の湯葉巻き揚げ


五目炒飯。


五目焼きそば


デザートと珈琲。

思った以上に満腹になって大満足。すべてのお品が美味でしたが、中でも海老の湯葉巻き揚げは胃袋に余裕があれば追加注文したかったほど気に入りました。




食後は中華街を散策。




娘コメガネは雑貨やアクセサリーを購入していました。
台湾かき氷も食べたかったのですが、お腹がキツくて断念。またの機会にということで、コスモワールドに移動しました。




コスモワールド。
この日は4つのアトラクションを楽しみました。


ダイビングコースター「バニッシュ」


Dr・エドガーの呪いコレクション「恐怖の館」


「オーシャンスインガー」






観覧車から見る景色。
この日も猛暑でしたのでかなり体力を消耗しました。観覧車を下りてから涼をとるためにワールドポーターズに移動。散策したり甘いものを食べたり。


焼きたてメロンパンアイス。
夫とコメガネはカスタード&バニラアイス。私は抹茶アイス。お腹いっぱいになり過ぎてこの日は晩御飯が食べられませんでした…。
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朝顔、その他の夏の花

2018-08-06 08:02:42 | 日記

娘の小1の夏休みに宿題で出された朝顔なのですが、毎年種を取って蒔き続けています。
元々は青と紫の二色だったのに今年は紫しか咲きませんでした。

その他の夏の花も酷暑の中、頑張って咲いています。
去年の夏までは一日に一回の水やりで持っていたのですが、今年の夏は朝晩の二回水やりをしないと鉢植えは萎びてしまいます。今年の暑さは異常ですね。


左の鉢が日日草、右の鉢がトレニアです。
正面から見ると分かり難いですが、日日草は赤紫、白、菫色、ピンクの四色、トレニアは紫、ピンク、白の三色です。


上から撮影した日日草。
せっかく四色植えたのに育ち方に格差があり過ぎます。赤紫の勢いが良いせいか隣の白の生育が悪いです。


トレニア。


ブーゲンビレア。


ハイビスカス。


シンテッポウユリ。
シンテッポウユリは種を貰った最初の年はプランターで育てたのですが、去年からは直植えとプランター栽培の二種類の育て方をしています。写真はプランターの方です。直植えは予想に反してプランターより花が小さく形も良くないです。
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鍋猫・炊飯器猫

2018-08-02 08:32:18 | 日記

柏は鍋猫。


蓬は炊飯器猫。


段ボール箱の中で寛ぐ蓬。
何故か娘のプールバッグを抱き込んでいます。


冷蔵庫の上に集う桜・蓬・柏。


朝の外気に触れる凜と蓬。
今年の夏は尋常でない酷暑なので早朝しか換気できません。ほぼ一日中エアコンをつけっぱなしなので7月の電気使用量がすごかったです。8月はもっと酷いことになりそうですが。


凜「暑い…」
先日、動物病院にフィラリア予防薬を貰いに行ったのですが、凜の体重が先月より0.3kg減っていました。夏バテかもしれません。私も度々熱中症になりかけていますので、今年の夏は本当に危険ですね。
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