熊野那智大社に那智の滝 を目一杯満喫して大満足!
ではあるけど、せっかくココまできたんだから、やっぱり熊野三山は全部行きたい。
2つ目は 熊野速玉大社 。
那智と違って、新宮駅近く、街中を通って行くし、周辺も開けてるし、
心臓破りの階段もないしアクセスしやすい場所にある。
速玉大社は何度も火災に遭っていて、今の社殿は1883年の火災後に再建されたそう。
だから、なんだかとっても新しく鮮やかに見える。
「速玉大社」って呼ばれるより、新宮 っていう別名の方が親しまれてるからか、
"できたばかりの新しい大社なのかな…" ってイメージを持ってしまうかもしれないけど、
平安時代までは、本宮や那智よりも上に見られていた という立派な大社なのだ。
何と言っても、樹齢1000年 の 梛の木 の存在感といったら!!
熊野の木といったら、梛だよなぁ…。
「鈴木」の元になったとも言われる木だし、なんだか感慨深く見つめてしまう。
(梛の枝先に鈴をつけて熊野詣の旅人を案内してた神官たちより)
そんな速玉大社で今年初のおみくじ。大吉だ♪
速玉大社から車20分ほどで行ける 花の窟神社 にも行ってみた!
「神社」といっても、社殿はなく、
奥の行き当たりに、高さ70mの大きな大きな岩があるのだけど…
ココは、日本の神話でもお馴染み、「日本の母」のような神さま、
イザナミ の墓場なのだ。
昔から、たくさんの花や舞で祭礼するから「花の窟」と呼ばれるようになったんだそう。
ちなみに、岩の前に奉られているのは、イザナミの息子「カグツチ」のお墓。
カグツチって "火の神" 。
なんでも…
イザナミが死んだのは、
カグツチを産む時に、"アソコ" に大火傷を負ってしまったからだそうで…
(という、女性の性器が燃える神話は、日本だけじゃなく世界にもちょいちょいあるらしい)
んで、その火の神カグツチは、
妻を殺されて怒った旦那さん「イザナギ」に斬り殺されてしまったんだそうで…
はは…どこの国でも神話って面白いものだな~~~。
ココでの見所はもう一つ。
上を見上げると…
岩の上から 縄 がぶら下がってるのだ!!
毎年、2月=種まきの時期と、10月=収穫の時期の お綱掛け神事 で、
この縄をかけるんだそう。(だから2本ある)
70mも頭上にあるから小さく見えるけど、
横に伸びる綱は 7本の縄 が束ねられてるとな。(7本=イザナミの子供たち7つの自然神)
そこから、下にぶら~んとぶら下がってる3つのオブジェも、
イザナミの子供たち アマテラス・ツクヨミ・スサノオ の3つの神様。
今まで、こんな場所があるなんて知らなかったなぁ…!
(こんな紹介を参考におベンキョしました)
さてさて。
熊野三山の最後の1つへは、熊野川 沿いをドライブしながら向かう。
自然いっぱいの一本道で、快晴のなか、と~~っても気持ちイイ!!
と、外を眺めていると…
ん…?! んんんん?!?!
なんだこれ!
木の伐採には見えない…ってことは、これって大規模な山崩れ?!
こんな風に崩れている山があちこちに。
熊野川の河原も、流木や岩が、まだいっぱい。
これも2年前の台風12号の爪痕なんだろうなぁ…。
そんな景色を見ながら到着したのは、日本全国の「熊野神社」の総本宮、
熊野本宮大社!
うおぅ!!ココにも心臓破りの石段が(笑)。
階段を登り切ると、正面にある大きな 八咫烏 の幟が目に飛び込んでくる。
ポストも八咫烏で、真っ黒…なんか新しい(笑)。
八咫烏は "太陽の化身" であり "神徒" でもあるのだけど…
鈴木家の家紋だったのは知らなかった!!
(とはいっても、"戦国時代の雑賀衆を治めた鈴木家" に限る?!)
この神門の向こうの神域は撮影禁止。
中には、すんご~~~~い立派な社殿が3棟あって、横に長ーーーーーい!
というのも、左から右へ、4つの神様が祀られてるから。
ちなみに。
熊野三山では、12の神様が祀られているのだけど、
ココ本宮大社には、今はこの4つの第一殿~第四殿しか無い。
というのも。
本宮は、もともとは 大斎原(おおゆのはら)という中州にあって、
1889年の大洪水で、第五殿~第十二殿は流されてしまったのだ。
その後、
奇跡的に残った第一殿~第四殿は今の高台に移され、
無くなってしまった第五殿~第十二殿は、大斎原に石祠で祀られている。
大斎原へは、今の本宮から歩いて5分くらいかなぁ。
遠目に見える鳥居も、近づくと…
めちゃデカーーーい!!!
鳥居をくぐって社殿があった場所へ向かう道は、しん…と静まり返ってる。
この先は、これまた撮影禁止なのだけど、
なんと表現したら良いんだろう、、、この、なん…っにもない大きな場所は、、、。
とっても静かで…
とっても穏やかで…
とっても神秘的で…
何となく "天空の城ラピュタ" に、パズーたちが初めて降り立った時のような、
あの描写を思い出してしまいました。
…って、ボキャブラリーが乏しくてすんません(汗)。
そして。
那智大社の時も、那智の滝に感動したように、
ココでも感動した "自然" は…
熊野川の美しさ
どうして… なんで…
なんでこんなに、綺麗なエメラルド色をしてるんだろう…
ほんっとに、心が洗われるような、、、吸い込まれるような色。
山や木々があって
川があって
大社がある
そのどれか一つが欠けても、
この場所の良さは語れないんだろうな。
熊野では「社殿」という人工的な建物ではなく、
自然そのものを信仰としてきた…というのも、本当にわかる。
それくらい、
熊野三山の自然の奥深さを、全身で感じ取ることができました!
とっても、とーーーーーーーーっても!
貴重な体験が、できたな…。
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やたがらすというお酒がありますが、奈良のお酒ですね。
「鈴木さん」がいっぱい出てくるんでしょか??
読んでみたくなりました♪
日本酒は、よくみかけたのは
太平洋とか羅生門とかでしょか。。。
あとは梅酒がいっぱい!でしたね。
紀州南高梅って梅干しだけじゃなくて、
梅酒にも合うんですかね?!
アメリカの本物の大自然を見てるマッキーが感動するんだから、凄いね!
撮影禁止から先がまた素晴らしいんだろうね。
やっぱり行かなければ!だな。
黒ポストもなんだか可愛いね。
それにしても、良く歩いたねぇ・・・エライ!
またタイプが全然違うなー!っていう感動です♪
あっちは壮大過ぎて、地球規模で打ちひしがれる…
というか(笑)。
熊野ももちろん山深いし自然はいっぱいあるけど、
「日本らしい」小ささというか、閉鎖的な感じが、
また何ともいいなぁ…と。
ほんとにこの日は、那智の滝からよく歩きました!
でも筋肉痛がその日の夜から来て、良かったです(笑)。
でもアクセス悪いし一泊じゃ厳しいし。
元気なうちに行けるといいなぁ。。。
見応えはたっぷりなようですね。
歩きがいもたっっっっっぷりのようだけど。
やっぱり足腰元気なうちに行かないと?
神話っておもしろいね。
神様なのに拗ねたり怒ったり殺しちゃったり。
そのむちゃくちゃな言い伝えとこの荘厳な神社や鳥居がなんとも。
でも車があるだけで、ドライブはさいこー!だし、
私みたいに、ぐるっと南紀白浜空港から那智の方まで海岸沿いを走っても、
2日あればいけますよ♪
歩きがいがたっぷりなのは(笑)、
那智大社くらいかも…それも、つらければ上の方まで車で行けちゃいますし。
熊野古道を歩きたい場合は、多少体力があった方が良いかな~~~。
ってところでしょうか。
熊野川沿いは、もっともっと山崩れなどが顕著に見られました。
自然ってやっぱり恐れ多いですね。