まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

初めての小樽 初めての清寿司

2013-06-26 21:09:04 | 国内旅行

2~3か月前、
某航空会社から “マイル有効期限” のお知らせメールが届いた。

見ると…
「Oh!Noooo!このままだと、7月にガッツリ消えてしまうではないか(汗)!!」

そんなワケで、急遽、6月にマイルを使ってどこか旅行に行くことに決定。

でも、6月か…梅雨と台風の危機が絶えない時期。
そりゃー “自称・超晴れ女” ではあるけど(自分で言うなっつーの)、
どうすっかな~~~~。

…と思ってると、従姉のおねーちゃんから「梅雨のない北海道だろ!」と。

それ!いっただき~♪

北海道といえば道東だけど、そこはまだ数年前に行ったばかりだし、
せっかくならまだ未訪の地がいいな、ってことで。

道央・道南 に、けってーい!


まずは、新千歳空港からレンタカーで1時間ちょいで行ける、
初めての 小樽 に寄ることに!

札幌と違って高いビルが無いんだな、なんだかほのぼのしてる~~。

ちなみに、
マイルで行ける便数ってすんごい限られてるから、ここにたどり着いたら既におやつの時間。
あんましアチコチには行けないけど、とりあえず運河に向かおう!


と、小樽駅から運河へまっすぐ伸びる車道路沿いを歩いていると、何やら長~い線路が。


旧手宮線 という、北海道で最初の鉄道線らしい。



その大通りをさらに北へ進むと…

おおー、これが 小樽運河 かぁ!

西サイドから見る東サイド…

…よりも、やっぱよく写真で見る、東サイドの橋から撮る西サイドが良い感じ?

周囲の景色がキレイに水面に映り込んでるのが、またいいっすね~。
(んが…こんだけしっかり映り込むのは、水がとっても汚いからか(笑)?!)


さらにプラプラ歩いてると、
こ~んなコテコテなお土産屋さんが連なってる通りがあったりする。


でも、そんなコテコテな中にも、
古い建物の外観を生かしてるお土産屋さんがいっぱい、良い感じだな~。


六花亭 の建物も、古い倉庫を再利用してて、なんだかステキ。


建築物好きな人からしたら、かなり見ごたえのある街並みなんだろうな。
かくいう自分も、中で売られている土産モノは素通りだけど、
こういう建物を見ながら歩いてるだけでも、なかなか楽しい♪

あっという間に、小樽運河撮影スポットから、南小樽駅まで歩いちゃった!
気がつけば、夜のお寿司屋さんの予約時間まで、もうすぐだ。


小樽って "寿司屋通り" なんてのがあるくらい沢山のお寿司屋さんがあるけど、
自分が目をつけたのは、そんな観光MAPには載っていないところ。

なんだか、
そのお店情報をネットで見た時、第6感が働いてしまったのだ。


場所は、観光地のある通りからずいぶん離れた、小樽駅と南小樽駅の中間あたり。
「花園銀座商店街」という、しっぶ~~~~~い街並みの通りから、
さらに路地へ入っていくと、そこは、んもう…


パブ街ど真ん中ーーーー(笑)!

細い路地には崩れかけた階段もあったりして場末感たっぷり。
「ここでホントに合ってるのかな?」 と思いながら歩いてると…


発見!!清寿司 さん。


中に入ると、カウンターが6席くらい、
小上がりは微妙に物置状態になってる(笑)横長テーブルが2つだけの、
すんごいこぢんまりとした空間…っていうか、まぢで渋い。


カウンターには既に常連さん2人が居て、大将とも盛り上がってる。

そこに混じって座りたかったんだけど、
どうやらこの後、もう3人の常連さんがやってくるそうで、我々はテーブル席へ。


大将は、ホームページの写真だと一見怖そう?!に見えるかもしれないけど、
とっても気さくで大らか、それにチャキチャキっぷりも何だか江戸っ子みたい♪

しかも、
ねじり鉢巻きの手ぬぐいの柄とか、フレームがイエローの眼鏡とか、
なんだかちょっとヒト味あって、それがまた似合うんだなぁ~~~。


お寿司はおまかせの一番高い "せ組" をチョイス。

相方が光物が苦手なことだけ告げると、なんと!

「ああー、うちは光もんは無いから!」 
って…そ、そうなの?!
北海道の寿司事情をよく分かってないのだけど、光物はメジャーでは無いのかしらん?!


カウンターだったら、大将とおしゃべりしながら一貫ずつ出してくれるのかもしれないけど、
2人前を全部握ってくれていて、とっても時間はかかる。

その間、
カウンターでの常連さんと大将との会話がついつい耳に入って来る。

聞いてると、
大将は、海のこととか魚のことはもちろん、
寿司のことを話すのがとってもお好きなんだろうな~ってのがワカル。


そうこうしていると、どどーーーん!と一皿で来ました!

全部で10種類。

ここ清寿司のお寿司は、醤油は出されない。(言えば出してくれるかもしれないけど)
すべて、つめが塗られているか、そのネタに合った味付けがしてあるのだ。

お箸も出てこない し、(相方は手で食べるのが苦手なので、ちゃっかり貰ってた)
小樽ではこういうスタイルは珍しいらしいのだけど、
それでも拘りを突き通してる…っていう所も気に入って、ココに決めたというのもある。


ちなみに、注文した時に、
「 "炙ってほしい" とか、"つめじゃなくて塩" がいいとか、要望はある?」
と聞かれたのだけど、それもすべて、食材を知り尽くしているだろう大将にお任せ。


ホタテ は少し炙って塩が。
イカ は、大葉と柚子胡椒のみ。

時知らず(鮭)、ほんのり炙ってあるけど、すんご~~ぉい!口の中でとろける~。

牡丹海老 には 梅肉
これも、注文した時に「梅肉大丈夫?」と聞いてくれる。
すると相方が「あ…すんません、僕は苦手で。。。」(←梅干しもキライ)

すると、大将が勿体なさそうに
「あのね、ウチのは梅が苦手な人でも食べられるんだよ~~~~?」と。
でもほんっと!
自信持って仰る通り、すんごいまろやか!
しかも、海老に梅肉なんて…初めて味合う組み合わせ、コレがすんごい合って旨い。

マグロ は時しらずと同じ感じで、炙ってつめ。
これもまた、激!ウ!マ!
マグロが一番大好きな相方は、目をつむって "じーーーーん…" と震えております。


シャコ が…こんっっっなに旨いの、久々に出会えたカモ(>_<)!

かなり大ぶり。
しかも、
肝…ミソ…みたいな、蝦蛄の殻と身の間にあるヤツ(呼び方がワカラナイ(汗))がいっぱい!
このホロ苦さがタマリマセン。


ほっき貝 も、でかっ!
ここにも大将が粋な工夫を… 半分だけ炙ってある とな。

くあ~~~、そんなん…一口で食べるのがもったいないぢゃないっすか(>_<)。

そして。。。
「好きなのは一番最後に食べる」タチな自分、最後まで残していたのが 塩水ウニ!

ウニも、すこ~し炙ってあるのだけど、味付けは無し。純粋に塩水ウニの塩分のみ。
はぁ…ため息が出ちゃうくらい…
「こんな贅沢ない!」ってくらい旨い。旨すぎる。もう昇天。。。


そして、
お茶を貰った最後の最後に出されたもの…コレに、んもう大将に完全に惚れました。

お口さっぱり、白菜のお寿司。

かくして、一番高い "せ組" コースは終わってしまったのであります。
でも、一番高いといっても、これだけ手が込んでて 3,500円 ってのもオドロキデス。


小樽の寿司屋は初めてだから、他のお店のレベルはよく分からないし、
やっぱり "醤油無しのつめスタイル" は、この辺りでは珍しいらしく、
何も知らないお客さんの中には、低評価をする人もいるとのこと…

だけど!
自分にとっては、間違いなくアタリです!!

寿司ネタは言うまでもなく、
シャリの、小粒さ、ぬるさ、ホロホロと崩れて口の中でとけていく握り具合 といい、
ものすんごい好みドンピシャ!!


はーーーーでもでもでもでも、やっぱ唯一心残りなのは、
カウンターに座って、もっと酒とアテを楽しみながら大将とお話したかった。。。

カウンターで見知らぬお客さん同士も仲良くなってしまいそうな雰囲気は、
やっぱり大将が居るからこそ、なんだろうな。


ちなみに、
日本酒は頼まなかったしメニューにも書いてなかったので、どんなのがあるか分からない。
(常連のお客さんが頼んだらミニ瓶が出ておりました。)

そりゃあ旨い地酒、自分好みの地酒があったら、もう言うことないけど、
どんなのであれ、
また小樽に来る機会があったら、絶対にココに "飲みに" 来たい!

って思わせられちゃいました!
それまで、大将(75歳だそう!)、どうか元気でいてくださーーーい!!
(なんて失礼な(笑))


[ 清寿司 ]
0134-32-0404
北海道小樽市花園1丁目11番17号
12:00~14:30 / 16:00~材料がきれるまで




--- オチ付き(笑)?!おまけ ---

小樽に到着した時から「ラーメン、ら~めん~~~」と五月蠅い相方。
でも、寿司屋探しはものすんごいやったけど、ラーメンはめっきり興味なくノーマーク。

すると、
「この後、ココに行きたいな、俺♪」と、
清寿司で食べながらラーメン屋をちゃっかり探し当てている相方。

そんなワケで、
清寿司の後に向かったのは、小樽駅にとっても近い 渡海家 (とかいや)。


なんでも、フレンチの調理経験のある店主が開いたとのことで、
スープや出汁も、一味凝っててチガウとか。


醤油と味噌のみで、
相方が頼んだのは にんにくチャーシュー味噌(私は要らなかったので、とりあえず餃子(笑))

スープを一口もらったけど、こりゃーー確かに旨い!
なんて表現したら良いんだろう…
いわゆる普通の "味噌ラーメン" の味とは全然違って、いろんな出汁を感じる。
コクがあるけどくどくないし。


とはいえ!!!

寿司屋で堪能した後に、酒を飲んでもいないのに、ぺろっ☆ っと完食する相方…

「まったく…まぢでメタボになるぞ??〆のラーメンなんて!」

と、いつもなら言うかもしれないのだけど。。。

えーーーっと
この日はヨシとします。
っていうか、何も言えないワタシ。

だって…









清寿司の2人前を、
半分以上もらっちゃったんだもーん。


しゃこ、うに、いくら、ほっき貝は「オレ、これ喰えね、まっきー食べて~~」


ってワケで、
20貫中、半分以上の14貫、しかも一番高そうな寿司たちばかりダブル!!

清寿司では、こ~~んな "おいしい思い" をしたのは私の方だから、
相方にも "おいしい思い" をさせてあげなきゃな…

ってコトで。


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10 コメント

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たぶん (shoot)
2013-06-27 00:18:41
小樽は道南ではないと・・・
返信する
◆shootさん (まき子)
2013-06-27 07:30:49
小樽はちょいと一泊するために寄った感じで
この後の道南の方がメインなのでーす♪

新千歳からだから、ほんとは札幌で一泊した方が移動距離も短くすんだのに、
EXILEにやられました…くっそーーーツアーと重なるなんて。
ホテルが探せどぜんっぜんなかったっす。

ま、でもそのおかげで良いお寿司やさんに巡り会えました☆
返信する
ほんとに光ってない (煮酒)
2013-06-27 11:28:50
光もんがないっていうその写真、ほんとだね。
生じゃないんじゃない?って一瞬思った。
返信する
◆煮酒さん (まき子)
2013-06-27 12:10:44
は!大将がいった「光もんがない」って、
そーゆー意味だったのか?!

(…なわけないか(笑))

表面炙りが多かったですが、
炙り加減もイイ感じっす♪♪
返信する
Unknown (庄助)
2013-06-27 12:31:46
サハリンスク、ウラジオストックでもない小樽、積丹、函館でしたか。(笑
小樽、観光客相手のあまり勧められないお店も多いようですけれど渋い、いいお店見いつけられましたね。
http://shousuke.blog116.fc2.com/blog-entry-1288.htmlもいいお店でした、確か酒7合込みで諭吉さんで野口さんのおつりが来ました。
積丹ブルー、函館、ウニ楽しみにしています。
返信する
◆庄助さん (まき子)
2013-06-27 13:18:24
そっちの方まで、行けたら行きたいですね~~~(笑)。
でもまだ寒いかな?!

北海道に詳しい友人からも
「小樽は寿司の勧誘もすごいからね~」
と言われてかなり警戒しておりました。

でも、ほんとにココは個人的にまた来たいです。
大将がお元気なうちに…

他にも良さそうなお店がいっぱいありますね♪
みなさん、それぞれに「自分が見つけたイイお店」を教えてくださいました。
体が5つくらい欲しいです(笑)。

積丹ブルーの変わりに?!
青空と緑の大地と赤い肉をお楽しみに…?!
返信する
北海道ですか?? (じゅうご)
2013-06-27 17:55:38
19歳から23歳までの間札幌にいました。
いまも、その時の先輩後輩がいます。
あっ、函館にもいるよ!!
行くのかな???????
返信する
◆じゅうごさん (まき子)
2013-06-27 22:36:46
札幌は、EXILEのファンにより、
根も草も食い尽くされた状態でしたので、
小樽まで行きました(笑)。

この後も色々行きましたが、函館空港がラストです。
返信する
小樽 (ざいやん)
2013-06-27 23:20:44
うちは新婚旅行でいきました~
また行きたいな~

銀座には反対に「光りもん」専門の
寿司屋がありますね~
返信する
◆ざいやんさん (まき子)
2013-06-28 07:34:49
とろとろにトロけるアジとか…サンマとか…
光ものはンまいですよねー♪

でも、いやいや清寿司さんのも、
イカに魚卵に…北海道ならではのものが激ウマで!

特に?!イカはこの後もあらゆるところで
頂きました(笑)。
返信する

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