エイドリアーン!!
な、場所に再び行ってきました。
以前一度、ロッキーと一緒に写真を撮り、階段の上で叫んできた
フィラデルフィア美術館 。
ロッキーの像は相変わらず大人気で、
次から次へと、ポーズを取って写真を撮る観光客がいっぱい。
あの階段を見れば、猛ダッシュで駆け上がり、やっぱりポーズとってる若者が、いっぱい。
この美術館は、中の美術品より、ロッキーの方が有名なんじゃなかろうか(笑)。
でも、やっぱり中も、見所いっぱい!前回は休館日だったので、実は初訪問。
ドイツの飲兵衛達の絵画が、何気に気に入ってしまった。雰囲気あるなぁ~。
そして セザンヌ の 女性大浴場 って、ココにあったんだ!
三角構図 で有名、絵のお勉強したときに、ずいぶん気に入ってたもんだ。
と、全米三大に入る美術館を堪能したものの、ここは飽くまでオプション。
メインは夜。
実はこの日は、ホテルで着替えて、久々にGパン以外の服装、ちょっとオメカシをば。
相方にもスーツを着させ、そんな格好で入るに良い、雰囲気あるお店へ。
ウチの近くにもあって、実は一度行った事もある Ted's Montana Grill 。
ただのステーキハウスではなく。
バイソン が食べられるお店です。相変わらず、顔がデカい!
最初の一杯目 サミュエルアダムス ウィンターラガー で、メインを待つ間は、
またもや名物?!の オニオンリング をツマミに。
う~~ん。 分かっちゃいたけど、やっぱり脂っこい(汗)。
衣が重い。
でも、衣を取ってオニオンだけ食べると、ほっくり分厚くて美味しかったりするのは知っているのだ。
ビールの後は、赤ワイン1本注文。
BIG SKY メルロー 2005 。
最初は 「コロンビアバレー って書いてあるけどドコだ??」 と思っていたのだけど、
店員さんに聞いてみて納得!
バイソンが伸び伸びと育つモンタナ州の牧草地の夜を想像してみてください。
灯りはまったくなく真っ暗で、ビルは当然、高い山もなく、空を見上げれば・・・満天星の"BIG SKY" 。
ということで、バイソンが生まれ育っている土地のワインなのだ。
“要は、ド田舎で、何も無い牧草地帯のことを BIG SKY っていうんだろ”
・・・ロマンの欠片もない言い方をすれば、そーだけどサ(汗)。
そんな、ド田舎で、伸び伸び育った、バイソンさんのステーキを、どどーん!と!!
ひょえ~! 14oz=396g のバイソンのお肉の塊は、やはりすごい迫力。
だけど、やっぱり上にチョコンと刺さった爪楊枝星条旗が、なんかカワイイ。
相方と自分とで、ニューヨークストリップ と リブアイ という部位を。
ミディアムレアで焼いてもらったのだけど、すごーく美味しい!
カルパッチョみたいなレアさだけど、全然脂っぽくなく、当然脂肪のサシなんてのもなく。
赤身のしっかりした噛み応えがあるのだけど、噛んでるうちに旨味が出てくる~~。
この旨味は、普通の牛さんには無いものだなぁ。
やっぱりバイソンは旨い。
ただ、やっぱりお持ち帰りだ。 この量はムリ(>_<)!!
(翌日、家まで持ち帰って温めなおしたけど、やっぱり旨い。)
さてさて。
夜のレストランも楽しみの一つだったけど、これも今回の第一目的ではなく。
オメカシをして向かった、本当の目的は。
フィラデルフィア管弦楽団!(URL http://www.philorch.org/)
わざわざ車を3時間ほど走らせて、フィラデデルフィア本場まで聴きにくるくらいの価値はある、
と思った世界でも有数の管弦楽団。
く~~、楽しみにしてたんだ~~。
オーケストラホールのある通りは、市庁舎からまっすぐ伸びていて、
歴史あるミュージカルホールや、コンサートホールが立ち並ぶ、とっても雰囲気がある通り。
そんな一角、ひときわ近代的なデザインで目立つ Kimmel Center の Verizon Hall へ。
100年以上の歴史があるフィラデルフィア管弦楽団の本当の本拠地は、
すぐそばの The Academy of Music だったのだけど、音響が悪くて、こちらに移転したとか。
綺麗で、中も近代的。
自分としては、ホントは、元の本拠地の建物の方が年季もあって味があって、好みなのだけど、
音響が悪ければしょうがないもんね。
そして気になる、今回の作曲家は、2人。
ベートーベン と ワーグナー 。
ベートーベンは知らない人はいないと思いますが、
ワーグナーは、ベートーベンに影響された作曲家、オペラなんかも作品があり、どちらもドイツ人です。
なんで、この2人が今、気になったかと言われれば、やっぱりドイツ旅行の影響が大きいのかも。
ホールに入れば、興奮度もアップ!
演奏中は撮影禁止なので、まだ演奏者はまばらな開演前にパチリ。
でも、弦を確かめたりしている音が響く、この空間も結構好き。
その背後上段にはオペラ歌手たちが、ずら~~り。
こんなホールは、初めてだぁ~~。
そして。
出てきたー!
バイオリンのコンサートマスターが出てきて、拍手!!!!
(※コンサートマスターっていうのは、指揮者では仕切れない、
実際の音あわせ、微妙なタイミングあわせで、オーケストラ全員をまとめる役割の人のことです。)
指揮者が出てきて、拍手!!!
うわーうわー、いよいよだぁ~~!! ドキドキ!!
日本のドラマで、「のだめカンタービレ」を観ていた人には、その雰囲気も・・・
なんとか伝わらないかなぁ、やっぱちょっと違うかな(汗)。
曲目は
■ベートーベン 交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
■ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー
はあぁぁぁ~~、やっぱり生の演奏は痺れます。
安い席で、舞台からも遠いと思ってたけど、一人一人の演奏者の動きも、かなりはっきり見える。
「あのおっちゃん、なんか腰痛ぽいな」 とか、
「あの歌手、熱い・・・熱すぎる・・・歌ってる首が激しく動いてるよ」 とか。
でもでも、やっぱり演奏を聴いてると、ずいずいと引きこまれる。
「あぁ、やっぱり自分はクラシックが好きなんだなぁ」と改めて思ったと同時に、
母親にも感謝したくなった。
母親の影響で、自分はお腹の中に居た頃からクラシックを聴いていたらしく、
その後も、家や車で何かと流れるのはクラシック、物心つく前からピアノをやらされていた。
でも、小学校低学年の頃は、時には楽しかったけど、もんもんと練習してた記憶がほとんど。
今でも自分のピアノには、ストレスのあまり “かじり付いた跡” が・・・
「なんで上手く弾けないんだよう~~!今弾いてる音が分からないよう~!」と、
泣きながら楽譜を置く場所にかぶりついて、ガリガリかじっておりました。
ピアノの外側の黒いコーティングまでも剥がして、白い木がむき出しになっちゃってます。
今思うと、それってかなり異様な光景だよな・・・(汗)。
「でも、アンタってば不思議でね。
泣くなら練習放棄するかと思いきや、4時間も5時間も一人でピアノの前に座ってたのよ。」
と、今やあっけらかんと笑って言うのは我が母親。
確かに・・・。
幼い私は、何をそう深刻にピアノの練習をしていたのだろうか・・・。
ワカラナイ・・・オボエテナイ(汗)。
それから少し成長して、小5くらいの時だったか。
前後の話は覚えてないけど、なんとなく腹がたっていた流れで
母親に 「もうピアノを辞めようかな!」 と言った時だったか。
すると
「お母さんはねー・・・アンタがいつか“続けてよかった”って思う日が来ると思うよ。」
という一言に、
なんだか稲妻のような衝撃を感じたのを覚えている。
いつもは「○○しなさい」と言う親が、初めて一人の人間として、自分を見てくれた感じだろうか。
不思議ふしぎ。
それからは猛烈にピアノが好きになって行った。
クラシックや、その時代背景にも俄然興味が出てきた。
音楽のプロになろう、とかそんなことはちっとも思わなかったのだけど(っていうかムリ!)、
“ただ、楽しい” と思うようになってきた。
毎日、何時間でもピアノは弾けて、
夜まで弾いてると 「近所迷惑になるから止めなさい」 と言われようになって。
幼い頃は大嫌いだったのになぁ。
いつの間にか自分にはなくてはならないピアノになってしまった。
今は、悲しいかな、環境上、自由にピアノは弾けない。。。。
けど、やっぱりピアノやクラシックを聴くと、気持ちが落ち着いたり、
こういう生のクラシックコンサートに来て、心底 「楽しい!感動!!」 って思えるようになったのは、
あの時の母親の一言のお陰だったかもしれない。
この日の演奏を聴きながら、そんな日々が、ぐるぐる思い出されていた。
あぁ・・・最近、ピアノを弾いてないな・・・。
もう下手っぴになってるだろうけど、
実家に置いてきた、自分のピアノを・・・ガリガリかじった跡のあるあのピアノを、
むしょうに弾きたくなってしまった。
--おまけ--
ワーグナーのこの曲も、きっと聴けば 「あーあー、これね!」 って
聞き覚えのある方も多いかも。
是非↓!
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メルローか・・。
華やかな軽いワインになるかな・・。
最近メルロー単体のものは呑んでないってか、最近ワインは飲んでない。
ピアノをかじったって・・腹減り減りで(w?
自分の中では「よく分からない銘柄の場合、無難かも」なんて位置づけだったりします。
ピアノを・・・そうなのです、かじっておりました(笑)。
あの、楽譜を置く場所って、細いじゃないですか。
そこを、ガリガリ!!と。
いやー、こわいこわい(笑)。
その後、星空のもと波止場や空港や夜景の素敵なコース付きならイチコロだな、こりゃ。
小生も音楽家族に育っているんで、いつもピアノの音と共な生活だった。
ピアノ~クラシックギター~最近はウクレレを猛練習中!
すばらしい~♪
母親がクラシック好き、父親は昔の映画やミュージカルの名曲好きで、
今でも色々とCDを送ってくれます。
今はiTuneってので、安く買えるんだよ、とは言えません(笑)。
ウクレレ、そんな楽器だったら、
お隣さんが気になるアパートでも練習できるかなぁ~。
仕事して帰ってきて、ちょっと飲んでほろ酔いかげんで、ぽろぽろん・・・
と弾けば、気持ち良さそう~~(笑)。
憧れです(笑)!
あの音合わせしている時間がワクワクして、
始まる瞬間の静寂で「いよいよだ!」ってドキドキして、
なんともたまらないよね。
ミュージカルもいいんだよねーと思ってたところに、
ニューヨークで見に行った事思い出した(笑)
時差ボケといまいちよくわからん英語で相当眠かった気がする。
そいえば、新婚旅行、ペルー行くかも(笑)
ドイツは寒すぎて却下されちゃった。
ペルーは、これからの季節は気をつけてね。
雨期に入るから、マチュピチュなんかの山岳地帯も雨が降る日が多くなるかも。
ナスカとかの海岸地帯は年中乾燥してるから、大丈夫だとは思うんだけど。
>あの音合わせしている時間がワクワクして、
そそそ!その雰囲気、いいよね~~!!
なんだかドキドキ感が高揚してくるというか。
BIG SKYってエチケットが良いですね。
酒屋にあったらジャケ買いしそうです。
バイソンに合わせるのは日本では難しそうですが。
普段飲むアメリカのワインは、それなりにお手頃価格なものばかりで、
高価ではないのですが、
無難に飲めますが・・・もしかして、高価になればなるほど難しくなるのでしょうか(汗)。
BIG SKY、ワインもエチケットも良いですが、
実際に見てみたいな~なんて思ったりもしました。
きっと都会とちがって、星も本当にキラキラしてるんでしょうね。
クラシックを聴き始めた頃に学校の音楽室で
課外で先生に良く聴かせてもらいました。
LPではなく、SP(78回転)でしたので、交響曲ですと何枚にもなります。
何故かレコ-ドの殆んどが、ストコフスキ-指揮の
フィラデルフィヤ管弦楽団のビクタ-盤でした。
若いころに良く聴いたのはストコフスキ-と
オ-マンディ-のフィラデルフィアでした。
この組み合わせのLPは録音の素晴らしさと、
オ-ケストラの多彩な音色で評判でした。
当時はドルを積んで世界中の名手を楽団員にしていたようです。
スラブ系の曲は特に評判でした。
本拠地のホ-ルは音響的には極めてデッドなホ-ルで
あのホ-ルであれだけの多彩な響を出すのは
名人の団員、超テクの指揮者、優秀な楽器のどれが
欠けてもダメだと言われていました。
8番とは地味な曲ですね。ハイドンよりの感じ?
映画を宣伝の媒体としてたくさん製作したナチスのフイルムにはフルトベングラ-の勇姿がたくさん残されていますね。貴重な文化財ですね。
小さい頃からやってた事って大人になってからやり始めたものと何だろう、自分との寄り添い加減が違う気がする。
今日はピアノ弾きで歌い手の鈴木亜紀さんを聴きに外苑前に行ってきた。
東京って言う住まいの事情からずっとピアノのない環境の家だったみた。
でもピアノ弾きである彼女はど~~してもピアノのある部屋に住みたいと決心していま頑張ってる。
いろいろ問題はあるみたいだけど、きっと彼女の部屋にピアノがきたら、またもっと素敵な演奏をしてくれそうで楽しみです。
クラシックは嫌いではないけど、詳しくない。
でもこの会場の絵はそそられるなぁ!
バイソンに星条旗。 笑
どでかいお子様ランチみたいだね!
なんだかすごいなぁ・・・。
私の母親も、フィラデルフィア管弦楽団が好きで、
いつも聴いてたテープはオ-マンディ-だったと思います。
ベードーベンの8番は、私も最初「これまた地味な選曲だなぁ」と思ったのですが、
その後の、ニュルンベルグのオペラを聴き終った時は、
その2つが、うまく凸凹と組み合わさった感じがしました。
>映画を宣伝の媒体としてたくさん製作したナチスのフイルムにはフルトベングラ-の勇姿がたくさん残されていますね。
彼もまた素晴しい指揮者ですね。
しかも偶然見つけたこの映像は、「聴き入る当時の人たちの表情」もたくさん見れて、
なかなか楽しいです。
今だから言えるけど、最初のピアノの先生が好きじゃなくて、
先生にコバカにされるのが悔しくてしょうがなかったんです。
だから上手く弾けないと「先生に負ける!」なんて思ってました。
大学生の頃、親のスネをかじって下宿させてもらってた時は、
バイトでかせいだお金で買った電子ピアノを置ける部屋に住んでました。
ヘッドフォンがあれば夜も弾けるし。
でも妹と同居するようになってからは部屋が狭くなって置けなくなっちゃって、
自分で買った電子ピアノも売っちゃったなぁ・・・。
でも、また新居を探す時は、置ける部屋、というのも前提に考えてみようかな、って思っちゃいました。
でも・・・日本酒置き場の方が重要だったりもしますが(笑)。
でも、クラシックホールもそうですが、
こういう場所って良いですよね。
日本に居た頃は「ライブ」って、何か特別なきっかけがないと行かなかったですが、
こちらに来てからは、すっかりライブ好きになりました。
今日も、ブルーグラスのライブです♪
私もこれを見ると、幼少の頃を思い出してしまいます。
でも、三越の食堂でのお子様ランチは、
当時からしたら、すごいワクワクする場所だったのでは?!
「バイソンのカマ焼き」なんかメニューにあったら面白いでしょうね~。大皿から角がはみ出して目の周りのゼラチン質をほじくって・・・
やっぱり想像したくない。
ホント・・・続けておけば良かったと今思うよ。
バイソンは食べてみたいゾ!
写真にもあるとおり、顔がとてつもなくデカイ牛の一種です。
バイソンのカマ焼きって(汗)。
マグロのカマ焼きでもすごいのに~。
厳しいレッスンを乗り越えてきたからこそ、
これだけ好きになったんだろうな、って思います。
くじけそうになっても見守っててくれてた母親に今は感謝です~。
バイソン、日本でも食べれないかな~、と調べてみたのですが、
なかなか無いものですね・・・
ちなみに、このデッカイ塊で24ドルです。
意外と安い?!
やっぱり性格って、小さい頃から決まってるんだなぁ~と、記事読んで改めて思ったわ。
そしたらなんかもう、自分のこと諦めたくなった(笑)
今年はフィリーズがワールドシリーズを制しましたね。
フィラデルフィアは燃えていましたか?
バイソンのステーキ。
ちょっと想像つきません。
インドで水牛のステーキをよく食べました。
「バフ・ステーキ」と呼ばれていました。
パサパサしてましたね。
水牛なのに。
フィラデルフィアを舞台にした映画って、ホントに多いよね~。
ワーグナーといえば『地獄の黙示録』の攻撃シーンで流れていた「ワルキューレの騎行」を思い出します。
で。
え”・・・この文面を読んで、
幼少の頃の自分と今の自分って繋がる!?(汗)
だははー、どんな人なんだか~。
今もスポーツショップを覗くと、
どのスポーツよりもメジャーが目立ってますね~。
バイソンのお肉は、水水しいですよ。
牛は脂っこいけど、もっとサッパリしてるのに、
もちっとしてて旨味もあって。
フィラデルフィアはアメリカの歴史の中でも重要な場所だし、
マンハッタンみたいな摩天楼もあでば、
古い建物もあって街の雰囲気がイイから映画でもよく使われますね~。