カレッジフットボール で大学時代を思い出す

ハロウィンのアメリカ式肝試し　に誘ってくれたり、何かと一緒に遊ぶ事が多い夫婦ドリューとニコール。

またも　
「明日カレッジフットボールがあるんだけど、来れるならチケット手配するよ！」　と嬉しいお誘い！

アメリカは、全国民的にNFLが大人気なのだけど、
地元に対する愛情にも熱いこの国では カレッジフットボール（大学のアメフト） も熱いのだ！

日本の感覚的には、年に一度の　甲子園　高校野球　みたいな盛り上がり？！
もちろんTV放送はやるし、カレジフットボールが行われる土曜日も、スポーツバーは大賑わい。

ドリュー曰く、このフットボールシーズンのアメリカ人の過ごし方といったら
　金曜日は　ハイスクール・フットボール。
  土曜日は　カレッジ・フットボール。
　日曜日は　いわずもがなNFL三昧。
　月曜日は　マンデーナイトフットボール！
なんだとか。　どんだけフットボールが好きなんだか！！（ニコールは呆れてた）

で、お誘いを受けた試合の詳細を聞くと、ドリューのノースキャロライナにある母校が、
メリーランド大学との戦いに、こちらへ遠征しにくるという。

ココでマメ知識？！　メリーランド大学は強い。　ドリューの母校は・・・（汗）。

「俺らの大学は弱いからね・・・
　テイルゲーティングで飲んで飲んで飲んで飲んでテンションあげないとやってらんないよ～。」　とな。

それでも見捨てることなく、ちゃんと応援しに行くのがアツイよ、ドリュ～！


というワケで、試合は13時からだけど、デイルゲーティングのため 8時半 にドリュー宅へ。（はやっ）
 
ドリューとニコールの家がある住宅街は、落ち着いてて自然が沢山で、とーっても素敵。
我々が到着すると、一目散に マックス がかけつけてくれる。

マーァックス！久しぶり！！覚えてくれてるのかなー？！

あまりにも嬉しそうに走り回るから、ようやく「はぁはぁ」言って落ち着いてる隙にパチリ！
かわいい “おバカちゃん ラブラドールレトリバー” なのだ♪

が、この後も、はぁはぁ言いながら涎たっぷりの口で　“べろりん♪っちょ”。
アハハ、かわいいけど、あっちこっちが涎だらけになるよ～。


さてさて。
大学の駐車場に到着すると、すでに周囲は テイルゲーティング で賑わってる。
　
NFLスタジアムみたく横にだだっぴろい駐車場と違って、立体駐車場に車を停めるのだけど、
それでも駐車場の建物のワキに、ずら～～～っと。

ほんっとに、どこでもピクニックを広げちゃうのね（笑）。

集まったみんなは、ニコールの両親はじめ、友だちやら親戚やら、総勢10人以上で、とにかくワイワイ！
　
ニコールのママが「アレ食べなさい、コレ食べなさい」と色々出してくれる。
まるで、自分の母親みたい～。
自家製サンドイッチだったり、自家製ライスケーキだったり（自家製シールはチームのキャラクター）。

と、ドリューが 「ニコール（妻）のお母さんは危険なんだよ～！」 と耳打ちしてくれる。
え？え？何で？　と聞くと
「いっつも　“あれ食べなさい、これ食べなさい”　って言ってくれるから、太っちゃう。」　とな。

あはは。
そういう親心は日本と変わらないね～。
ウチの親やジジババも帰省すると　「これ食べる？あれ食べる？遠慮しやーすな～。」　って
色々出してくれるのはいいけど、太っちゃう。

試合が始まるまで、こんな感じに飲んで喋って食べて。
こういう風にコミュニケーションを取るのが、本当にアメリカは上手だと思う。


さて。
いよいよ試合時間！

大学のスタジアムに行って、これまたびっくり！
 
この規模・・・なななんなんなんだー？！
大学が、こんな立派なフットボールスタジアムを、持ってるものなのか？！
このフィールド、この座席数、放送席、スクリーン、とにもかくにも規模がスゴイ！

隣には、別途「練習場」があって、そこの設備も、ホンモノの芝、マシンがいっぱい。。。

私の大学時代の練習場なんて、土のグランドで、しかもハーフヤードしかなかったんですけど・・・。
雨が降ると、もうぐっちゃぐちゃに泥にまみれて練習してたんですけど・・・。
別途スタジアム？そんなの、もちろん持ってません。

なんだかもう、規模の差を見せ付けられたという感じ。
これがアメフト本場の国の カレッジフットボール というものか。


花火のような爆発音と共に、選手入場！
 
今回はアウェーのチームだから扱いも小さいけど、（ホームのメリーランドは奥に見える赤い入口から。）
それでも　ワアァァァ！！　っていう歓声はすごい！

試合は、NFLを見るほどのすごさが無い代わりに、カレッジらしい、初々しさが見える。
なんだか、自分の大学アメフト部時代を思い出しちゃうなぁ。

トレーナーだから、実際に選手として戦う事が出来ない。
普段ケアはしてあげてても、いざ、フィールドで戦うのは選手自身。
自分はフィールドの外から、彼らが戦ってるのを見守るだけ。

「あ！バカ！そうじゃないだろっ！」なんて、熱くぎゃーぎゃー声援かけながらも、
目の前で戦ってる選手に、何もしてあげられないのが、もどかしかったっけ。

今回も、ドリューの母校の、なんとまぁ弱い事か（笑）。
ぜーんぜん決まらないパスを見ながら　「あれくらい私らでも取れるわぁー！！」　とニコールと雄叫び！
ドリュー「そ・・・そんなに怒らないでよ」とタジタジ。


そんな興奮シーンもありつつ・・・待ってました！ハーフタイム！！

何年か前に　ドラム・ライン　という映画を見て以来、カレッジフットボールならではのハーフタイムショー
マーチング・バンド も見てみたかったのだ！

総勢何名だろうか！
旗手、バンド、ボーカル、ダンサー、チアリーダーなどなど。

見事なバンドと、見事な隊列で、観客の目や耳を楽しませてくれる。
みんな大学生。
たった10分やそこらの、ハーフタイムショーに、ひと夏かけて、ずーっと練習してくるんだろうな。

うう熱い！熱いよ～、青春だぁ～！

一緒になって応援していると、自分たちも大学に戻ったような熱さを感じる。
「卒業してからは大学なんて関係ない」　なんて日本人が多いけど、
やっぱり母校を愛する気持ちって、こうして持ってると楽しみも何倍もある。

また1つ、良さを教えてもらった感じ。
帰国したら、母校のアメフト練習場に顔を出してみようかな。。。