佐賀の ふるかわ さんに行くためだけに佐賀旅行!
しかも、息子と相方を家に残して1人で出発♪
とは言っても一人旅ではなく、佐賀の現地では東京で働いてた頃からの同期と先輩と集合なのだ。
もちろん、一番の目的はふるかわのお父ちゃんとお母ちゃんに会うことだけど、せっかく佐賀に行くのなら、酒蔵巡りもしたいよね!
ってことで、夜にふるかわさんに行く前に2件ほど酒蔵さんを廻ることに。
まずは鳥栖駅から近い 基山商店 さん。
そしてランチを挟んで2軒目に向かったのは 天吹酒造!
天吹さんに来たの、何年ぶりだろう?!
たぶん…10数年ぶり?!
まずは、試飲スペースでもある母屋で杜氏さんとご挨拶♪
相変わらず、スタイリッシュで素敵な空間。
ここでは色々売ってまーす。
天吹っていったら冷たいお酒なのに、湯燗徳利が売られてる。どーゆこっちゃ(笑)。
すかさず友達に「これ、まきちゃん向け〜」とw。
天吹さんとの出会いは、20年くらい前の、当時は三田にあった「さくら」。
冷たくて美味しいお酒として飲んでいたけど、改めて天吹について調べてみると、元禄 の頃から = 300年以上続いてる酒蔵さんなんですね!
そして、仕込み水は 基峰鶴 と同じく、背振山系のまろやかな伏流水。
でも、やっぱりなんと言っても、天吹さんの特徴は 花酵母。
東京農大 とタッグを組んで、花酵母の開発を続けてる。
現杜氏も東京農大出身で、大学で花酵母を作ってたんだとか。
では、いざ久しぶりの蔵見学に。
蔵見学もオープンにやってるから、こんな紹介プレートや・・・
こんな案内板も各所にある。
というのも、天吹酒造の建物は母屋の奥にいろんな蔵があるのだけど、これらの建物は 登録有形文化財 に登録されてるから。
中庭がまた立派!
この仕込み蔵も登録有形文化財、現役で使われてる。
麹室では、初めて見るものが。
今は甑倒しの後なので道具が転がってるけど(笑)、麹を作るのにとっても大切なこの場所で目にしたのは、蔵人さんたちがちゃんと家に帰って寝られる体制を作るマシン。
麹作りって温度の管理がとっても大変。
麹室の温度は管理できても、麹自体から出る熱は定期的にほぐして温度を下げないといけない(いわゆる「切り返し」)。
そのため、麹を仕込む際は、蔵人は朝も夜も関係なく麹に付き合わないといけないんだけど・・・
その麹の温度をマシンが終始チェックしてて、麹から出る熱が上がりすぎたらファンで風を通して下げる、というマシンなんだそう。
しかも異常な温度になったら、スマホに通知もしてくれるそうで。
文明の利器を活用してますなー。
写真は控えたけど、蔵の中には「海外出荷用」という四合便がずらーーーと大量に並べられておりましたよ。
海外需要もとっても増えてきてるんだとか。
主に、香港、台湾、アメリカ。
さーて!
蔵見学が終わったら、やっぱりお楽しみの試飲タイム♪
杜氏がいろいろ解説しながら試飲させてくれます。
基本的に花酵母をつかているので、左から・・・
なでしこ酵母、いちご酵母、マリーゴールド酵母、スイカラベルは秘密(笑)。
でもこれ、スッキリしててうまーい。
もちろん天吹らしい根本的な旨味は変わらず。
もいっちょ、「超辛口」と謳っているベゴニア酵母&山田錦もいただきます。
でも、全然「超辛口」じゃなーい(笑)。
スパッとキレる訳ではなく、やっぱり旨旨、うまい。
こんな感じでたっぷりお世話になっちゃいました。
ひっさしぶりに天吹をとことん味わったぁ〜♪
しかも、出品酒もいただいちゃいまして
普段、家で飲むのはお燗向けのお酒ばかりだから、たまにはこういうのを外で飲むと、これがまた楽しい。
杜氏、長々と居座っちゃって、お付き合いいただいてありがとうございます!
【天吹酒造】
佐賀県三養基郡みやき町東尾2894
0942-89-2001
https://www.amabuki.co.jp/
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浜松町、大門あたりに行く機会があればぜひ♪
https://localplace.jp/t200463892/index.html
創業は正確にいうと元禄元年なので、今年で334年になりますね。
現社長、壮太郎さんで11代目です。
花酵母を取り入れた壮太郎さんの代で、ずいぶん変わったんじゃないかなと思います。
300年というと今のご当主は十数代目でいらっしゃるのでしょうか?
鍋島藩にもお酒を納めていたかもしれないですね。^^
仕込み蔵は明治の建物のようです、歴史を感じさせてくれる建物群、いいですね。
家の近くには扱っている酒屋さんはなさそうです。東京で飲めるお店も紹介されていれば、機会があれば飲んでみたいです。^^