ベンの家 @ 神戸・北野

初めて行ったときは、北野の坂にゼェゼェゆってたけど、
何度か行くうちに、
「こっちの道の方が坂がきつくない！」とか
「この路地を行くとショートカットだ！」とか
色々裏道を見つけるように。

そんなワケで、ちょくちょく散歩に来ちゃう 北野町広場 。

注意：飲んでません（笑）。未開栓をガジガジ噛んで遊んでマス。

この日は、天気もよくて暑かったので、
途中のローソンによって、ついつい 水曜のネコ を（笑）。

いつもは静かな界隈も、
やっぱり休日ともなると人が多くなってワイワイ。
賑やかなのも、またいいね～♪

と、広場の人たちを眺めながら、しばしまったり…


って！
忘れちゃいけない。
この日はちゃーんと目的があって来たのだ。

それは ベンの家 。


ここは、北野異人館の中でも幾つかセット割引のチケットで観て廻れる家だけど、
これから先、神戸に住むのは長いんだし、
一気に廻らず小出しにして楽しみたい…

ってことでこの日は「ベンの家」だけ。


敷地に入ってすぐに、すでに何かウンチクが。
「ドイツ塀」って書かれている。

この家が建てられたのは、明治35年…今から112年も前の当時、
ドイツから取り寄せたレンガを使って造られてるんだそうで、神戸市指定文化財。

そうそう、この家、
明治35年に建てられた時は、海側にある「旧居留置」にあった「商館」だったらしい。

小耳に挟んだ話によると、
日本は外国人のための商売の町を
海側（今の「旧居留置」エリア）に広げようと思って建物を建てたけど、
外国人は「なんで海の近くやのん！危ないやんか。山が良い。山に行こ。」
と、今の北野エリアに上がったらしい。（ホントか？！）


その北野に移った「商館」を、
ベン・アリソン（Ben Allison） さんが日本の自邸として買い取ったそうな。

このBenさんがクセモノだったんでしょうね～～。
イギリスの “貴族” で “狩猟家” だったからか、家の中がとんでもないことに。

どこの説明を読んでも
「当時の部屋をそのまま残してある」
「剥製は、Benが狩ってきたもの」
って書かれている。

ほんっとにそのまま？
この剥製は別の所から持ってきたんじゃないの？

って思うくらいスゴイその家の中は、
こんな感じdeath！！

玄関入ってすぐに ボブキャット の毛皮どーん！



その奥の部屋には、3ｍ超えのホッキョクグマ が、どどーーん！！

3mっすよ、3ｍ！
展示ってったって、狭い部屋の中にそびえ立ってるから、
「ひょえ～～～！（笑）」と思わず見上げちゃう。

ていうか、ホッキョクグマだけじゃないし！


うはー！ベンガルもすっごい迫力！



と、隣の部屋に行くと、バイソンだー！！

えっとね、この顔だけで2ｍくらいの感じです。

他にもアフリカっぽい装飾品とかがいっぱい。



ヌー といえば黒？茶？の色のイメージだけど、これは白銀だ～。


この アメリカンイーグル も、すっげぇーーー！ ド迫力！！

写真で見せる大きさ比較が難しいのだけど、
このイーグルの顔、間違いなくムスコの顔よりデカい！いやほんと。
すっごいねー。
鷲ってこんっなに大きいのが居るんだ。。。


2Fへ上がっていくと…


今度は ピューマ の毛皮がどーん！


うあ！シマウマ もぺっちゃんこになってる！


でもやっぱし、調度品というか使われてた家具がまたステキだよな～。



この ミュールジカ も、でか！

思わず自分の手を伸ばして大きさ比べしてみようと思ったけど、むずかしい…（汗）


2Fの奥に「寝室」と矢印が出ているので覗き込んでみると…

すげっ！！

Benさん…ほんっとにこんな寝室で寝てたんすかー？（笑）

たぶん動物の皮でできたハンモックだよなー。
手前にはまた白い何かの毛皮があるし。
狭くて写真に収まりきらなかったけど、
手前にある丸いのは椅子で、なんと像の足。。。

私は落ち着いて寝られましぇーん。


専門家ではないので貴重度があまりピンと来ないけど、
今となっては絶滅危惧種の動物の剥製もいくつかあるらしい。

でも、そういうウンチクよりもなによりも、
迫力がすごい！！


博物館だと、キチっとケースの中に保存されてるか、遠目に見る感じで終わるけど、
ここはほんっとに目の前に迫る！
触っちゃダメだけど、背中にコツン…「あ、ごめん」って感じで当たりそうな距離感。


抱っこ紐から身を乗り出して
「ん…！！んんー！！！」
っと、伸ばしたら触れそうなムスコの手を抑制するのが大変でした（笑）。

いやー、小さな家かもしれないけど、
なかなか面白いっす、ベンの家！