まっかちゃんのブログ

シニアが社会を変えよう! 生涯学習、生涯現役、生涯元気
https://makkachan.saloon.jp/

『番町皿屋敷』異聞

2016-04-24 00:26:20 | 文化・文学・アート
4月22日、立命館大阪プロムナードセミナー 木津川計の一人語り劇場「『番町皿屋敷』異聞」を受講しました。補助椅子を追加した会場は満席でした。講義の内容は以下の通りです。

14時、会場が真っ暗になり、やがて前面だけが明るくなり、木津川さんが登場しました。
初めに、落語の「皿屋敷」を語りました。続いて、お菊という女の幽霊が井戸から現れ、皿を数えて怨念を訴える怪談「番町皿屋敷」を語りました。日本の48地域に皿屋敷伝説がある。

恨みなしでお菊が死んだ物語を語りました。青山播磨と腰元のお菊は相思相愛の仲であった。やがて播磨に縁談が持ち込まれる。彼の愛情を試そうとしたお菊は青山家の家宝の皿を一枚割った。しかし、播磨は「たかが皿一枚のこと」とお菊を不問に付す。ところが周りの者が、お菊がわざと皿を割った瞬間を目撃していた。お菊は、播磨の真意を探るために、「皿が大事か私が大事か」と皿を割ったと言う。男の誠を疑られた播磨は激怒してお菊を斬ってしまった。

なぜ幽霊は女ばかりなのか。男女差別のある限り女は辛抱を強いられ、死んで幽霊となり恨みを晴らす。性差別がある限り女の幽霊はこれからも出る。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Facebookと訃報のお知らせ | トップ | シニア情報生活アドバイザー... »
最新の画像もっと見る

文化・文学・アート」カテゴリの最新記事