今朝の東村山は上空から東の空が明るく朝日も輝いていたが、気温 0℃ の冬らしさ!
さて、今日は、”笹子トンネルの失敗” を、もう一度考えてみました。
1.トンネル設計の失敗
山を貫通うするトンネルは、その山の重みや地震にも耐える頑丈さが求められるが、その頑丈なトンネルの天井部に脱落すると、走行する自動車を押し潰してしまうコンクリート板を吊り下げてしまったトンネル設計の失敗。
2.トンネル設計の二重の失敗
天井板を吊り下げたアンカーボルトが抜けても、天井板の落下を防ぐ ”フェイルセイフ設計” がなされていない、安全設計の基本を無視した ”トンネル設計の二重の失敗” を犯した。
3.トンネルの維持管理の失敗
道路公団が民営化され、この笹子トンネルを譲渡された中日本高速道(株)が維持管理に ”安全” を忘却していたことで、天井板が老朽化すると突然落下するメカニズムにも気付かない、トンネル管理の幼稚さが露見。
1937年に完成した Golden Gate Bridge は、既に 76年もの超長期間供用されているが、特に、安全面の設計思想 & 維持管理の綿密性に学ぶべきです。
残念なのは、笹子トンネルが万歳をして喜ぶに値しない ”失敗作” だったことです。
そして、設計の失敗は致命傷になることも実証されてしまいました。