「グレーのダイアモンド富士」
昨日は己に課している「出来だけ外出すること!」の実践じゃないけれど、面倒、億劫心も
あったが、無理を言って声を掛け好ましい人達と待ち合わせをするという機会を作って出掛
けることが出来た。でも駅の向こうの市立文化会館は遠かった。
しかし週に1度は必ず出掛けること、老いてからは好きな人とだけ付き合うこと、という老人
精神衛生上の2ヶ条の鉄則を守れたわけである。
今はまだコロナが治まらない状況だから、外出したり会食したりして、果たして大丈夫だろうか、
とんでもない非常識で能天気な行為なのではあるまいかなどと考えてしまう。
うちの奥さんなどが出品している第33回 鶴彩会水彩画展に行ったわけだ。やはり久し振りの
展覧会場の雰囲気は良いものだった。ご一緒したのは絵の仲間で私の好きな方ばかりだったが、
これも久し振りのことで嬉しかった。楽しかった。たまには人に会い、話をしたり、食事をしたりは
やはり良いものだ。
我々の生活には、たまにはこうした事は精神衛生上も必要な事なのだなとつくづく思った。
それにしても女性方は変わりもなくお元気だったが、男性陣はお互い耳だ脚だ内臓だと不自由に
なっていて、つくづく時の流れを知らされた。
さて、この頃何時も思うのだが、コロナの状況に対して、どうしても人の反応や受け取り方が実に様々
であるところが悩ましい。人によってのそれぞれの対応が,まことにいろいろなのである。
しかもどれが正しくどれが間違っているとは言うことは出来ないところが余計に難しいわけだ。
一般に若い人達は体力への自信か、仲間との遊びや旅行の欲望を抑えられないのだろうか、普通の生活に
戻っているようだ。それが徐々に青年壮年中高年の世代へと広がりつつあるのかも知れない。
そんな若い人達から年輩者が感染し、若者は軽くて直ぐ治り、年寄りは重症化したり亡くなったりする
から、やはり老若男女が皆で気を付けたいものだ。
さて次の外出は何時になるだろう。多分来週のピンポンになってしまうのだろうか。