まこちゃん日記2

まこちゃんのピンポン日記です。

3月10日 或る老人の情けなくて恥ずかしい一日。

2021-03-10 10:41:29 | 日記

 

      『 今日も一日が終わる 』

        高橋 嘉子さん 撮影

 

目が覚めてもなかなか起きられない。すっきりしない。元気が出ない。

夜中は熟睡してない気分である。(年取ると早起きになるなんて言葉は

嘘っぱちのようだ)やっと意を決して、着替えをするがそれだけで息切れ

がする。階段を手摺り頼りに降りると動悸がする、膝が痛い。

歯を磨いて入れ歯を装填、顔を一寸濡らして洗顔として完了。

朝食前に、体重、体脂肪率、血圧、体温、血糖値それに最近では血中酸素量

の計測と朝の行事も結構忙しい。

 

朝食は6枚切りのパンの1/2切れにマーマレードをつけ、ヨーグルト入りの

ミルクにシナモンをふって、それにチンした生野菜サラダとコーヒーだ。

パンの耳の部分をとって置いてそれを細かくちぎって、雀のエサにと庭に撒いて

やる。食後には持病の薬5種類を忘れてはならない。

 

朝食の終わるのを待ちかねてピーピー鳴いて催促しているインコのキーちゃんを

籠から出してひとしきり遊んでやる。時には肩に乗せたままでこのブログを打つ

のでPCに向かっている。やがてキーちゃんと一緒に珈琲飲みながら、新聞やTV

を見ていると、ボウットしてもう眠くなるのである。昨日も2時間の昼寝をして、

昨夜も8~9時間はベッドに居たのに、そうなるのである。

全くもって弛緩した、だらしのない精神状態である

 

これは熟睡が出来ていない、良い眠りをしてないからかも知れない。

というのは先月いつもなら面倒で行かないだろうが時間だけはたっぷりなので、

動かすと耳と顎の付け根の辺りが痛いので、何気なく近所の耳鼻科に行ったら

様々な検査の結果、睡眠時無呼吸症といわれた。

昼間に眠いでしょう、だるいでしょうとも言われた。一晩中機器を装填しての睡眠

の検査では49回の無呼吸があり、重症ですよとの診断だった。

長生きしたいなら機器を着けるようにとのことで2週間に亘って2種の機器を試して

みた。宇宙飛行士のように物々しいし、却って苦しくて、とてもこれを装着して毎日

寝るのは無理だと判断して、特に長生きもしたいと思っていませんのでと返却した。

医者としては着けるのを勧めるが、この病は日中の眠気とぼんやりだけでなく、

突然死の危険もあり、認知症にもなりやすいし、インポになるよといわれた。

それでもどうしても嫌なら、最低でもマウスピースを着けないとまずいよの強い忠告で、

目下制作中である。コロナの勢で又一つ病が増えたような感じだった。

これで私の生活が劇的に改善改良されたらと、半信半疑ながらも一寸期待はしている。

 

さてこうしてやっと昼が来て、野菜煮込みうどん(昼は麺類が多い)を食べる。

食後は又キーちゃんと一緒にTV の「科捜研の女」を見ている。昔はその後の「相棒」

フアンだったが、今ではもう眠くてほとんど2時間の昼寝になってしまう。

 

夕食までの暫しが雑用の時間である。最近では日記帳を見ると「一歩も」という文字が

目立つ。これは、今日は一歩も外に出なかった、庭にも降りなかったという意味である。

やがて夕食になれば、日本酒の1合(時には2合)をゆっくりと湯奴(温めた豆腐に

花かつをとだし汁をかけて)に柚子胡椒を肴にして飲む。

 

夕食後は1つか2つ位のTVを見たり、入浴などすれば、もう一日も終わりだ。

22時頃にはベッドに入る事が多く、文庫本(ほとんどが時代小説)を片手に読みながら

意識がなくなるのを待つ。そして夜中には正確に2~3時間おきに小用にたつ。

という大体近頃はこんな生活をしている。まことに、前向きとか意欲的とかとは真逆で

情けない生活であるが、コロナ自粛の所為でこんなパターンがすっかり定着してしまった。

 

コロナが終われば、必ず私も立ち直り修正しようとは、いつも心の中では思っているのだが……。

 

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