『 湘南平夕景 』 森川 雅昭さん 撮影
あの個人主義の最たる国のフランスが大混迷している。
一部だけだったロックダウンが、とうとう堪らず全土に拡大すると発表された。
5月までの外出禁止、飲食店は営業停止だから厳しい。1日に4万人台の感染者
だと言うから、学校も全て休校でも仕方がないだろう。
さすがの利己的で個人主義のフランス人も、ドイツや英国が既に実行している
のだから、仕方なくマクロン大統領の命令に従ったのだろう。
大統領は、今までの対応が遅かったし確かに間違っていた、他に良い方法があった
かも知れないとコメントし、国民に謝罪している。
これはうちの無口で謙虚で周りと相談ばかりしている政治家トップとは、大分違う態度だ。
我が家の下の孫娘が、昨年はフランス留学が決まっていたが、コロナで延期そしてついには
こんな情勢で今年になって中止になってしまった。
この状況ではその方が良かった。留学などしなくても又別な新しい人生が開けることだろう。
そうであることを祈る。
私の勝手な想いだけだが、父親が若い頃、絵画の修行で住んだフランスに、今孫娘が時空を超えて、
偶然ながらも同じそこに勉強に行くと言う感慨を味わうつもりだったのだが叶わなかった。
けれどもそれで良かったのだと思っている。
昔、私が観光でパリへ行ってセーヌ河の畔に佇んだ時に、父の絵と同じ光景をそこに見て、
一種独特な感慨に打たれ感動したものだ。
そんな気持ちを私に代わってもう一度彼女に託したかったのだが残念だった。
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