『 国道134号線 』
森川 由美子さん 撮影
先日来話題の、「留守番禁止条例」を県議会に提出した埼玉自民県連の団長や
精神科看護師団体等が声を上げている「患者の身体拘束の中止」の要望に対する
精神科病院協会の会長の言動などは、結構、世間ではよく見掛けるものの典型的な
立場の誇示と力によるごり押し、立場や権力の保持と保身、個人の面子の維持が
見え見えで見苦しいものだ。
人の意見を謙虚に聞けず、相手が正論と分かると説明不足だったとか、いかにも相手の
理解力がないとかといった言い訳をして、己の側の正しさを言い張る。
挙句は自分側の非は一切認めず、地位と権力を盾に強弁、強行、挙句には相手を罵倒し
屈服させようとする。
こうした事例は個人でも団体でも大きな組織でも多く見られる。
どうしてこうも個人であっても組織であっても、その面子とか名誉とか意地というものから
逃れられないのだろうか。
確かに自分自身で考えてみても、もし自分が正面から反対やら糾弾されたとしたら、面白くない
だろうし何とか取り繕うとするかも知れない。
今の自分の様に、何の利害も立場も名誉も権力もつぶれる面子もないのにそうなのだから、
そうしたものがあったら、それを守る為に詭弁強弁、相手を非難し、あらゆる策を弄して自分と
その組織の誇りや存在や立場を守ろうとするのは人間の本能なのだろうか。
それを超越出来るのはよほどの聖人君子か悟りの人や清廉な人だけだろう。
すると我々凡人や、少なくとも今の政治家などにはとても無理なようだ。
そうすると人間って結構悲しい一寸哀れな弱い生き物のようだ。
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