2009年4月17日、板橋区、板橋区教育委員会、NPO法人緑のカーテン応援団主催の「第2回 全国緑のカーテンフォーラム」に行ってきました。
少し遅刻してしまったのですが、立ち見の出る大盛況。
冒頭に主催者の板橋区の坂本健区長よりご挨拶があり、続いて第一回目のフォーラムを開催した那覇市の翁長雄志市長より「那覇市の環境政策と協働について」と題した講演がありました。また、最後に京都市の門川大作市長が総括をされ、それぞれ強いリーダーシップのもと、新しい取り組みをどんどん実行している自治体パワーを感じ、嬉しくなりました。
その後、赤星たみこさん(漫画家・エッセイスト)が、「イエ(家)コロジーでCO2削減!」というテーマで、すぐに実践できるエコを歯切れ良く紹介。この語り口が良くて、講演に引っ張りだこなのだと納得。
これは聴かないとわかりませんね。
そして、いよいよ、菊本るりこさん(緑のカーテン応援団理事・小学校教諭)の実践報告「環境共生と緑のカーテン、その教育効果と全国への広がり」。子供たちの声や心温まるエピソードを交え、暖かく、ユーモラスに伝えながらも、教育者としての凛とした姿勢が本当に素敵でした。
緑のカーテンを学校で実践するにあたっては、さまざまな協力を得られた一方で、さまざまなハードルがあった筈。
それを次々とクリアした信念と行動力と度胸がカッコイイです。
こういうものがない人間には、周囲は決して協力しませんから。
そして、取り組みが拡大するにつれて、先生の活躍の舞台は飛躍的に広がりました。びっくりしながらも、それを楽しんできた様子に、先生自身が持っているポテンシャルを感じると同時に、続けることには、強い精神力が必要だったと思いました。大きな舞台を、次々と、しなやかに乗り切ってこられた姿から、大きな勇気をいただきました。
そして圧巻は、かつて緑のカーテンを学び、今は高校生になった、先生の教え子が登場する「緑のカーテンを学んだ高校生が、過去・今・未来をかたる」です。
2004年、小学6年生だった教え子が、緑のカーテンを体験。それを題材にした作文が応募総数、数千件という中から内閣総理大臣賞をとりました。その教え子が高校2年生となり、立派に成長した姿で登場して先生と対談。作文の朗読では、その内容の深さ、彼女が学び取ったことの大切さを感じて、涙が出ました。
「体験による学び」の深さは、深く、長続きする。
菊本先生の別の教え子はこう言いました。「緑のカーテンは自分たちで育てないと意味がないんです」と・・・。
「緑のカーテン」を、みんなで力を合わせて育てた経験は、子どもたちのその後の人生にも大きな影響を与えてきたようです。
その後、スライド写真と手話をつけた「MIDORI〜繋がる輪」を聴いて、また涙。この歌は、不思議な歌です。「緑のカーテン」に取り組んだ人、子供たちが、学び、喜ぶ姿を見た人、その深さを知っている人は、泣いてしまう。ただ聴いただけではわからず、背景を知ってはじめて、歌詞の意味が心に染み込み、深く感動する歌なのです。
作詞作曲は菊本るり子さん、合唱は板橋区立高島第五小学校の卒業生と菊本先生。
手話は、三井住友銀行ボランティアスタッフYUI(ゆい)さんです。
先生はこの歌にこめた想いをこう語っておられます。
(パンフレットより)
「緑のカーテンを通して、土の温かさや、そこに生きる無数の命、自然界の循環、植物の生命力に触れた子どもたちの素直な感動。そして、植物といっしょに成長していく姿を、音楽を通して伝えたいと、この曲を作りました」
スライドと歌、手話のハーモニーが、本当に、本当に美しく、涙が止まりませんでした。
関係者のみなさん、お疲れ様でした!
素敵なフォーラムを有難うございました!
★★緑のカーテンに関する情報は★★
●緑のカーテンコミュニティサイト│緑のカーテンを町中に広げよう!
http://www.midorinoka-ten.com/
●緑のカーテンを応援する・フリーマガジン/OHANA(オハナ)
http://www.3087.jp/index.html
●緑のカーテンのある暮らし
http://blog.goo.ne.jp/green15-1958/
少し遅刻してしまったのですが、立ち見の出る大盛況。
冒頭に主催者の板橋区の坂本健区長よりご挨拶があり、続いて第一回目のフォーラムを開催した那覇市の翁長雄志市長より「那覇市の環境政策と協働について」と題した講演がありました。また、最後に京都市の門川大作市長が総括をされ、それぞれ強いリーダーシップのもと、新しい取り組みをどんどん実行している自治体パワーを感じ、嬉しくなりました。
その後、赤星たみこさん(漫画家・エッセイスト)が、「イエ(家)コロジーでCO2削減!」というテーマで、すぐに実践できるエコを歯切れ良く紹介。この語り口が良くて、講演に引っ張りだこなのだと納得。
これは聴かないとわかりませんね。
そして、いよいよ、菊本るりこさん(緑のカーテン応援団理事・小学校教諭)の実践報告「環境共生と緑のカーテン、その教育効果と全国への広がり」。子供たちの声や心温まるエピソードを交え、暖かく、ユーモラスに伝えながらも、教育者としての凛とした姿勢が本当に素敵でした。
緑のカーテンを学校で実践するにあたっては、さまざまな協力を得られた一方で、さまざまなハードルがあった筈。
それを次々とクリアした信念と行動力と度胸がカッコイイです。
こういうものがない人間には、周囲は決して協力しませんから。
そして、取り組みが拡大するにつれて、先生の活躍の舞台は飛躍的に広がりました。びっくりしながらも、それを楽しんできた様子に、先生自身が持っているポテンシャルを感じると同時に、続けることには、強い精神力が必要だったと思いました。大きな舞台を、次々と、しなやかに乗り切ってこられた姿から、大きな勇気をいただきました。
そして圧巻は、かつて緑のカーテンを学び、今は高校生になった、先生の教え子が登場する「緑のカーテンを学んだ高校生が、過去・今・未来をかたる」です。
2004年、小学6年生だった教え子が、緑のカーテンを体験。それを題材にした作文が応募総数、数千件という中から内閣総理大臣賞をとりました。その教え子が高校2年生となり、立派に成長した姿で登場して先生と対談。作文の朗読では、その内容の深さ、彼女が学び取ったことの大切さを感じて、涙が出ました。
「体験による学び」の深さは、深く、長続きする。
菊本先生の別の教え子はこう言いました。「緑のカーテンは自分たちで育てないと意味がないんです」と・・・。
「緑のカーテン」を、みんなで力を合わせて育てた経験は、子どもたちのその後の人生にも大きな影響を与えてきたようです。
その後、スライド写真と手話をつけた「MIDORI〜繋がる輪」を聴いて、また涙。この歌は、不思議な歌です。「緑のカーテン」に取り組んだ人、子供たちが、学び、喜ぶ姿を見た人、その深さを知っている人は、泣いてしまう。ただ聴いただけではわからず、背景を知ってはじめて、歌詞の意味が心に染み込み、深く感動する歌なのです。
作詞作曲は菊本るり子さん、合唱は板橋区立高島第五小学校の卒業生と菊本先生。
手話は、三井住友銀行ボランティアスタッフYUI(ゆい)さんです。
先生はこの歌にこめた想いをこう語っておられます。
(パンフレットより)
「緑のカーテンを通して、土の温かさや、そこに生きる無数の命、自然界の循環、植物の生命力に触れた子どもたちの素直な感動。そして、植物といっしょに成長していく姿を、音楽を通して伝えたいと、この曲を作りました」
スライドと歌、手話のハーモニーが、本当に、本当に美しく、涙が止まりませんでした。
関係者のみなさん、お疲れ様でした!
素敵なフォーラムを有難うございました!
★★緑のカーテンに関する情報は★★
●緑のカーテンコミュニティサイト│緑のカーテンを町中に広げよう!
http://www.midorinoka-ten.com/
●緑のカーテンを応援する・フリーマガジン/OHANA(オハナ)
http://www.3087.jp/index.html
●緑のカーテンのある暮らし
http://blog.goo.ne.jp/green15-1958/
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