WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

ミヒャエル・エンデ 「モモ」が思い出させてくれた「聴くこと」「時間に追われない暮らし」

2011-01-05 22:52:13 | 私らしく生きる。気づきと学び
「ちいさなモモにできたこと、それはほかでもありません。
 あいての話を聞くことでした」
                                     
         -- ミヒャエル・エンデ 「モモ」より --
       
これを思い出させてくれたのは、とあるメルマガさんです。

大好きな本なのに、しばらく読んでいなかったので、
昨日の夜、久しぶりに読み返しました。

はてしない物語』(映画「ネバー・エンディング・ストーリー」の原作)
の著者であるミヒャエル・エンデ氏の『モモ』は、
円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で
粗末な身なりをした不思議な少女モモのお話です。

黙って話を聞くだけで、人の心を落ち着かせ、
悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、
いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていました。

しかし「時間」を人間に倹約させることにより、
世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち
」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、
ゆとりのある生活を次第に失っていくという話です。

時間におわれ、おちつきを失って人間本来の生き方を
忘れてしまった現代の人々。
1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている
という意味では、「地球と私をゆるめる暮らし」
と似ているな、と思いました。

昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ
楽しむ生活はほとんど忘れられています。子どもばかりでなく、
忙しい大人たちにも「のんびりと空想する時間」の大切さを教えてくれます。

私の生きる業界は、秒単位、分単位で物事が進む場所です。

そんな中、私自身も、ときに大切なことを見失って
しまいがちだなと、あらためて思いました。

秒単位に反応する反射神経は必要です。

しかし、ゆっくりと流れる時間の中で、
落ち着いて考えることはもっと大切だと思います。

何種類かある中で、このバージョンは、
私がはじめて読んだときと同じものだと思います。
しゃれた造本で、やや大人向きです。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
ミヒャエル・エンデ,Michael Ende,大島 かおり
岩波書店

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地球とわたしをゆるめる暮らし Slow down,enjoy more
枝廣 淳子
大和書房

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先輩の輝く背中

2011-01-05 12:23:58 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
年明け、枝廣淳子氏のメールニュースを読んで、勇気をもらいました。環境関係者?には、絶望的なデータやニュースが続いている中、枝廣氏はあきらめないし、希望を失わない。しかも、行動は現実的で合理的です。

ずーっと前を行く、その背中は、力強く、輝いています。

少しでも近づきたい、と感じると同時に、周りにいる先輩たちの背中もまた輝いていると感じました。

自転車からみえる景色

2011-01-05 09:36:07 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
今朝は自転車だったので、寒かった!
けれど、気持ちよかったです。

歩く速度でみる景色、
車からみる景色、
自転車からみる景色、
同じ景色なのに全く違ってみえます。

今、みているものも、乗り物、角度、
時間軸をかえると、全く違ってみえるねかな。

ふと、星の王子様の一節、
「本当に大切なものは目にみえない」
を思い出しました。

星の王子さま―オリジナル版
サン=テグジュペリ
岩波書店


ものが見えている人は心の目でみているのかな。

「みえる」は「視覚情報」のみというのも
思い込みかもしれませんね。

涙が出た、幹部の挨拶

2011-01-05 07:36:31 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
年末の納会で幹部の何人かが挨拶を。

社員以外の人のお陰で成り立っている
ところが多いわが社。

幹部の方々からも社外の方々への
感謝の言葉が目立ちました。

特にトップの
「みなさん、本当に有難うございました」
という言葉には、ぐっときました。

なぜか私が涙ぐんでしまい、
「お前じゃないから」
と自分につっこいれながら、
「がんばるぞ~」
と思いました。
(なんて単純な社員なんでしょお)

新年の挨拶も楽しみです。