WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

とりさんや生き物

2009-04-22 23:21:35 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
依然として上達しないのに、とりさん用のレンズを旦那におねだり中。
けんもほろろです。

そして出会うとりさんも、雀とか鳩とか正体不明とか・・・。

それでも、鳥さんをみたり撮影していると、癒され、頭がからっぽになります。
鳥さんだけじゃなく、自然のままの生き物は良いです。

みみずだーって、おけらだーって、アメンボはだーって~、って最近みていないけど、息子が好きなダンゴムシだって、そしてイッテQの珍獣だって、みんなみんな、生きているんだ友達なんだと思いながら、
おやすみなさ~い!

「第2回 全国緑のカーテンフォーラム」に行きました。

2009-04-20 08:12:40 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
2009年4月17日、板橋区、板橋区教育委員会、NPO法人緑のカーテン応援団主催の「第2回 全国緑のカーテンフォーラム」に行ってきました。
少し遅刻してしまったのですが、立ち見の出る大盛況。

冒頭に主催者の板橋区の坂本健区長よりご挨拶があり、続いて第一回目のフォーラムを開催した那覇市の翁長雄志市長より「那覇市の環境政策と協働について」と題した講演がありました。また、最後に京都市の門川大作市長が総括をされ、それぞれ強いリーダーシップのもと、新しい取り組みをどんどん実行している自治体パワーを感じ、嬉しくなりました。

その後、赤星たみこさん(漫画家・エッセイスト)が、「イエ(家)コロジーでCO2削減!」というテーマで、すぐに実践できるエコを歯切れ良く紹介。この語り口が良くて、講演に引っ張りだこなのだと納得。
これは聴かないとわかりませんね。

そして、いよいよ、菊本るりこさん(緑のカーテン応援団理事・小学校教諭)の実践報告「環境共生と緑のカーテン、その教育効果と全国への広がり」。子供たちの声や心温まるエピソードを交え、暖かく、ユーモラスに伝えながらも、教育者としての凛とした姿勢が本当に素敵でした。

緑のカーテンを学校で実践するにあたっては、さまざまな協力を得られた一方で、さまざまなハードルがあった筈。
それを次々とクリアした信念と行動力と度胸がカッコイイです。
こういうものがない人間には、周囲は決して協力しませんから。

そして、取り組みが拡大するにつれて、先生の活躍の舞台は飛躍的に広がりました。びっくりしながらも、それを楽しんできた様子に、先生自身が持っているポテンシャルを感じると同時に、続けることには、強い精神力が必要だったと思いました。大きな舞台を、次々と、しなやかに乗り切ってこられた姿から、大きな勇気をいただきました。

そして圧巻は、かつて緑のカーテンを学び、今は高校生になった、先生の教え子が登場する「緑のカーテンを学んだ高校生が、過去・今・未来をかたる」です。

2004年、小学6年生だった教え子が、緑のカーテンを体験。それを題材にした作文が応募総数、数千件という中から内閣総理大臣賞をとりました。その教え子が高校2年生となり、立派に成長した姿で登場して先生と対談。作文の朗読では、その内容の深さ、彼女が学び取ったことの大切さを感じて、涙が出ました。

「体験による学び」の深さは、深く、長続きする。
菊本先生の別の教え子はこう言いました。「緑のカーテンは自分たちで育てないと意味がないんです」と・・・。

「緑のカーテン」を、みんなで力を合わせて育てた経験は、子どもたちのその後の人生にも大きな影響を与えてきたようです。

その後、スライド写真と手話をつけた「MIDORI〜繋がる輪」を聴いて、また涙。この歌は、不思議な歌です。「緑のカーテン」に取り組んだ人、子供たちが、学び、喜ぶ姿を見た人、その深さを知っている人は、泣いてしまう。ただ聴いただけではわからず、背景を知ってはじめて、歌詞の意味が心に染み込み、深く感動する歌なのです。

作詞作曲は菊本るり子さん、合唱は板橋区立高島第五小学校の卒業生と菊本先生。
手話は、三井住友銀行ボランティアスタッフYUI(ゆい)さんです。

先生はこの歌にこめた想いをこう語っておられます。
(パンフレットより)

「緑のカーテンを通して、土の温かさや、そこに生きる無数の命、自然界の循環、植物の生命力に触れた子どもたちの素直な感動。そして、植物といっしょに成長していく姿を、音楽を通して伝えたいと、この曲を作りました」

スライドと歌、手話のハーモニーが、本当に、本当に美しく、涙が止まりませんでした。

関係者のみなさん、お疲れ様でした!
素敵なフォーラムを有難うございました!

★★緑のカーテンに関する情報は★★


●緑のカーテンコミュニティサイト│緑のカーテンを町中に広げよう!
http://www.midorinoka-ten.com/

●緑のカーテンを応援する・フリーマガジン/OHANA(オハナ)
http://www.3087.jp/index.html

●緑のカーテンのある暮らし
http://blog.goo.ne.jp/green15-1958/


地球のうた~EJCエコミュージック vol.1

ビクターエンタテインメント

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緑のカーテンの育て方・楽しみ方
緑のカーテン応援団
創森社

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兄弟

2009-04-19 23:52:26 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
少し前の写真ですが、気に入っている一枚です。
長男は7歳。自閉症と知的障害を持ちます。次男はもうすぐ2歳です。

彼らは仲良しです。次男が生まれる前から長男は家族が増えるのを楽しみに待ち、赤ちゃんの頃から、あれこれ世話をやきたがりました。今でも彼にとって次男は、「うちの自慢の赤ちゃん」です。

次男は長男が自分をとても愛していることを知っているように思います。散歩中に長男が転んで泣いたりすると、次男が長男を助け起こして、頭をなでなでします。
長男から、とんちんかんに偉そうなことを言われても、いまのところ、笑顔で聴いています。(逆らうこともあります)

次男は誓い将来、長男が持つハンデを理解するでしょう。そして必ずしも彼らは、ずっと同じ人生を歩むわけではないでしょう。

それでも祈らずにはいられないのは、お互いに「違いを受け入れる柔軟性を持ってほしい」「お互いを思い遣る気持ちを忘れないでほしい」ということ。

そして、楽しく過ごした子供時代、家族の愛情を、心の中に大切に持ち続けてもらえればと思っています。

2050年の担い手たち

2009-04-19 22:57:59 | 私らしく生きる。気づきと学び
2009年4月17日に開催された「緑のカーテン全国フォーラム」で、最後に、主催者である「緑のカーテン応援団」の鈴木雄二理事長は、こう締めくくりました。

「2050年にまでに世界で温室効果ガス排出量を現状から半減するというのが、私たちの共通認識になったといって良いでしょう。しかし2050年、すなわち41年後は、私は90代です。もう現役ではありません。この2050年の地球をデザインするのは、今の小学生であり、中学生なのです」。

2008年7月に開催された北海道洞爺湖サミット(G8)では、「2050年までに、世界全体の温室効果ガス排出量を現状から半減する」という目標を共有することが宣言されました。

この目標を達成するのにあたっては、世界全体の温室効果ガス排出量を早期にピークアウトする必要があります。また、技術、制度、市場など、さまざまなイノベーションが必要不可欠であり、世界規模でのパラダイムシフトが起こるとされています。

話を戻すと「体験によって」生き物の大切さ、自然の不思議さなどを学んだ、2008年の小学6年生(12歳くらい)は、だいたい10年後の2019年ごろには社会に出るでしょう。まさに彼らが、今、劇的に変わりつつある世界で、持続可能な地球にするためのバトン受け取り、2050年の地球を「私たちがこうあってほしい姿」へと導くという仕事を担うのだと思います。

私たちは私たち自身が「今できること」をすると同時に、将来の担い手たちを育んでいかなければならないことを、鈴木氏のお話により、あらためて強く感じました。

4月17日のフォーラムで、菊本るり子先生が披露してくれたお話の中で、緑のカーテンを学んだ小学生が「緑のカーテンは自分で育てるから意味があるんです」と言って、自分たちが緑のカーテンを「育てる」ことにより学んだことを,大人たちに語ったというエピソードがありました。
(その内容は本当に立派だったそうです)
このお話は以前もお聴きしていたのですが、あらためて、子どもたちの学びの「深さ」に涙が出ました。

****

写真は、ご存知、うちの次男ですが、彼が社会に出るのは2029年ごろ?
その頃には、パラダイムシフトは既に起こっているでしょう。革新的な技術は開発されているでしょうか?少しでも地球に役立つ大人になれるかな?

長男も次男も、今、ワクワクしている、自然の面白さ、美しさを忘れないでほしいです。そしてそれを守りたいと思ってくれることを心から願っています。

フゲンゾウ

2009-04-19 18:24:00 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
「普賢象」と書くそうです。
目黒川沿いで残っている桜はほとんどこれでした。
サトザクラの代表的な園芸品種。
花の中心から二本の緑色の葉のようになった雌しべが突き出て先端がそり返っているところを普賢菩薩の乗った象の鼻に見たたとのこと。

「デニス・メドウズ×田坂広志 未来を考えるフォーラム」

2009-04-18 22:59:07 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
デニス・メドウズ×田坂広志 未来を考えるフォーラム」を参加。学びと気付きに満ちた楽しい時間を過ごしてきました。

土曜日に夫に子守りを頼むには勇気が必要でしたが、「成長の限界 人類の選択」を夫にみせ、デニス・メドウ氏(とその仲間たち)が、どれだけの功績を持つかを、とくとくと説明している最中に「はいはい、いいから、行っておいで~」となりました。(さんきゅ!)

デニス・メドウズ氏は、35年以上まえの1972年に、「構造」の理解に基づいたシミュレーションから明らかとなった『成長の限界』を世に投げかけ、人々の意識や行動を大きく変えるきっかけとなった著者グループの一人です。
その考え方や世界の見方は、今でも世界的に大きな影響を与えています。

成長の限界―ローマ・クラブ人類の危機レポート
ドネラ H.メドウズ
ダイヤモンド社

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成長の限界 人類の選択
デニス・メドウズ
ダイヤモンド社

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もう一人の講師、田坂広志氏は、今回、はじめてお話をお聴きしましたが、社会起業家の育成と支援を通じて社会システムのパラダイム転換をめざすシンクタンク、ソフィア・バンクの代表などを務められ、様々な分野にわたる数多くの著作をお持ちとのことです。

今回のお話は、「未来を予見する 5つの法則」という著作に繋がるお話のようでした。

未来を予見する「5つの法則」
田坂 広志
光文社

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内容はとても充実していて、一言では書ききれませんが、印象深かったのは、参加者から、「(子どもたちに)どんな職業を選びなさいとアドバイスしますか?」という質問に対して、おふたりの答えが

デニス氏
「そんな仕事であっても、正しい価値観と倫理観、目的意識を持って行えば、良いと思う」(というような内容)
と仰り
田坂氏は、
「どんな仕事でも良いから、日々の仕事を通して、世の中を良い方向へ変える仕事をしてほしい」
と仰ったこと。

それぞれに鋭く、本質的な問題を抉りながらも、人間に対する目は優しく、未来のストーリーは私たちが紡いでいくものというメッセージには一貫性がありました。

そして、デニス氏が、ある方法(ネタばれになるので秘密)を使って、「言っていることとやっていることが違うと大失敗し、逆に、言っていることとやっていることが一致すると成功すること」を、鮮やかに、教えてくださったのが、とても印象的でした。

素敵な時間を提供してくださった、レスター氏、田坂氏、枝廣さんはじめイーズのみなさんに感謝です!

余談ですが、みるからに「企業の第一線で働く」幹部らしき雰囲気の方々が、こうした場所で、きちんとノートをとり、勉強している姿に感動。通訳される前に、レスター氏の言葉をノートしたり、PCに打ち込んでいるので、おそらく英語も堪能の推察されます。幾つになっても勉強を怠らないのは素敵です。

デニス氏も、これだけの功績を持つ、世界的権威でありながら、きさくな人柄で、年齢を全く感じさせない切れのあるお話や、ユーモアたっぷりで頭が柔らかいところが本当に素敵。本当に賢い人というのはこういうものなんだと勉強になりました。