風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

県民演劇 大友宗麟

2014-03-11 17:18:03 | 映画・演劇等
中沢とおる追悼公演と名打たれた「大友宗麟」を観てきた。
過去に上演されてはいるが、私は今回初めての観覧。
大友宗麟と言えば大分県民ならその名を知らない人はいない(んじゃないかな)豊後の国のお殿様だが、この私キリシタン大名ということだけしか知らず、その詳しいことには興味もないままこの年まできておりました。

家督争いで父が家臣に殺されたことによって当主となり、22歳でザビエルとの出会い、西洋文化を受容ししていくが彼の受洗は48歳。
晩年は日向遠征に失敗し「戦いのない理想国」の夢破れたまま58歳で死去する。
ざっと書くとそのような感じらしい。
舞台にされたのは、その晩年。
わが郷土が誇るキリシタン大名大友宗麟の実像に迫ってとても面白い作品だった。
理想?現実?夢?懺悔?
理想に燃えるというより新しもの好きなお殿様だったのでは?(女癖かなり悪かったようだし)
丁度、チェーホフの「犬を連れた奥さん」を読み終えたばかり、浮気について軽いカルチャーショックを受けたので、お殿様の女好きにもちょい寛容な私ではありました。
話戻して、
晩年になって受洗した意味、新しもの好きなどと言った私を土下座させるべく本当に理想に燃えていたのか?
もっと人物像に迫りたく本を読む気になっています(あるよね?)。

舞台に携わった皆さんの熱いパワーを感じた作品でした。

コメント
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