「人間の土地へ」
シリア内戦を内側から描くノンフィクション。
小松さんは、日本人女性として初めてK2登頂成功。
その後、その土地土地に暮らす人々に興味を持つようになりシリアへ。
まだ、その頃は経済的な豊かさは無くとも生きていることを享受できる精神的豊かさがある日常があった。
そこでシリアの青年と出会い・・・・
だが彼は徴兵されていく。
アサド大統領の政府VSテロ、過激派、IS、その凄惨さと悲惨さに、知るべきであってもニュース以外目を背けていた。
読んでみる気になったのは、コロナで、ちょっとだけど政治や世界情勢に目が行くようになったから。
ただ、あまりに凄惨すぎる表現だったり、詳細過ぎてこんがらがったら挫折するかも・・・の思いはあった。
そんな私だったけれど、投げ出さずに読み終えた。
今年読んだ中でイチオシだ。
幸せとは?
平和とは?