風吹くままに

温泉県に暮らすマリの日常

雪の断章 佐々木丸美

2021-02-01 22:51:05 | 




フォローしている「クリンの広場」さんのブログを読んで「雪の断章」を読んだ。

孤児の飛鳥は、引き取られた先で日々虐めにあい、逃げ出す(7才)。
手を差しのべ引き取ってくれたのは、若き青年祐也だった(あり得ないけど受け入れられるんです)。
周囲の人(祐也の友人史郎など)にも温かく見守られて育つ。
高校生になったある時殺人事件が起きて・・・

なんだ?
この、すごーく懐かしい感じは。
子どもの頃「貰いっ子」「みなし子」「継母のいじめ」などの漫画や物語が溢れてた。
恋にしても、じれったいプラトニックラブ(そのプラトニックラブに憧れちゃったりしてましたが)
一気に半世紀ほど戻った感じ。
でも嫌じゃない。
北海道が舞台なだけあって、情景がただただ美しい。
殺人事件の謎解きというより、
全編を通して飛鳥の心の内が存分に描かれております。
子どもから少女大人へと成長するなかで、恩人である祐也との仲は?

作者の佐々木丸美もこの本も映画化もされているのに全く知らなかった。他のも読んでみよう。
恋に憧れていた頃に戻ってみたいお年頃。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする