高知の醤油&味噌屋「マルキョー」ブログ

南国土佐の港町須崎で、大正時代から小さな蔵をやっています。

塩たたき

2009年10月02日 | 食・レシピ

今から6年程前でしょうか

私がまだ神奈川にいた頃

友人3人と高知を旅したことがあります

その旅路で驚いたことがひとつ

鰹のタタキの美味さです

ちなみに私は土佐出身(笑)

どういう事かと言いますと

高知県黒潮町(旧佐賀町)にて

鰹を自分たちでさばいて

自分たちで焼いたのです

だからこのタタキは

流通に乗ったものではなく

旅をしていない商品

海面の反射光で

目を悪くされた漁師のおんちゃんに

習いながら男4人で作りました

そして焼いてすぐ熱いままのタタキに

塩を振って食べたのですが

これが非常に美味しかったです

もちろん王道の酢醤油も

大変な美味でした

高知の居酒屋さん等でも

塩で食べる「塩タタキ」を提供しているお店は

結構ありますので是非試してみてください!

昨日の撮影で実は

この塩タタキを少しアレンジして出しました

アレンジしたものは塩なのですが

お塩とお醤油をある方法でミックスさせ

良いとこどりを狙ったものです(笑)

お醤油の香りがフワ~ッと漂ってきて

お塩にコク・旨みが増して

味、香りが全然変わります

見た目はブラウンシュガーのような感じ

さらに

それだけだともう一つ何か足りないので

昆布を削った粉末を入れます

そうすると味に一体感と深みが増すんです

だいたい鰹と昆布は相性抜群ですし

お魚とお醤油ですから

合わない訳がありません

それをパラパラとタタキに振って

食べてみてください

淡白な鯛のお刺身なんかでも良いと思います

間違いなくお酒がすすみますよ(笑)