K先生最後の説教でした。
折りが良くても悪くても
福音を述べ伝えようというメッセージでした。
振り返ると
赴任していらした最初の年は
私自身揺れた年でした。
がんが見つかり
手術が終わったと思ったら
追加手術が必要となり
放射線を1ヶ月毎日あてる治療が続いたり…
病気がわかったときは
自分で触って気づいたということは
もう手遅れなんじゃないかと
かなり落ち込みました。
病院からの帰りに
腰の曲がったおばあさまが歩いている姿をみて
「腰が曲がるまで長生きされたんだなあ」と
涙があふれてきたり。
高校受験を控えた次女が
「お母さんが死んじゃうなら
勉強したって仕方ない!」とナーバスになり
私が凹んでいてはダメだ!と奮起したり。
そんなとき
K先生が
「私も5年前に病気になりました。
がんは早く見つかれば絶対になおります!」と励ましてくださいました。
家や病室にきてくださり
励ましてくださったことを思い出しました。
長女の結婚式の司式をしていただいたこと。
コロナで集まれない中
先生ご一家と奏楽の私で
細々と礼拝を続けたこと。
あまり関わることができなかったけど
外国に興味のあるAちゃんが
次女の話を聞きたがってくれたこと。
Mさんがいけられる会堂のお花を
毎週楽しませていただきました。
たくさん思い出があります。
お別れ会では
ひとりひとり感謝を伝えました。
天国に行くとき
先生に送って欲しかったと
泣かれたおばあちゃまもいらっしゃいました。
別れは悲しいけれど
また新しい出会いがあります。
K先生の思いを胸に
また一歩踏み出していきましょう。
18年ありがとうございました。