2001年にグラミー賞を獲得した日本を代表するインストルメンタル分野の大御所
喜多郎は国内外を問わず有名ですが、彼をデスメタルに生まれ変えたような存在の
メタルバンドのELUVEITIE (エルヴェイティ)スイスのロックバンドです。
チューリッヒに住むケルト人という意味のバンド名ですが、そんなことは知っちゃこちゃないです。
いくつものヨーロッパに伝わる古典楽器を使用して演奏するためにその音色そのものが
彼らの曲の特徴とも受け止められる。中でもイリアン・パイプの音は斬新さがあります。
ボーカルが男性の強烈なダミ声で思いっきりデスメタルで歌うクリゲル・グランツマン担当の曲と
女性のメロディアスな曲調のアンナ・マーフィーの曲があります。
今の日本ではボーカロイドや打ち込み系の使用でバンドのドラム音源をはじめ各パートの
音源を作るバンドが多く往年のロックファンにとってはガッカリする流行がありますが、
それはそれで良いんだけど、このバンドのドラムがこれだけの音をまとめるなりに
センス良く聞ける、裏のリズムを叩きながら間奏の部分で表を叩くのがいい味出してる
それ程難しくも叩かないがしかしどの曲も同じように感じてしまう。
あぁあエルヴェイティの音楽だな。と思ってしまう。スキルも素晴らしいしコンセプトも
しっかりしている。デスメタル好きにもそうでない人にも楽しめるバンドである。
もう少しギターのエフェクトを工夫してみても・・・と言いたくなる。
それを考えると日本の打ち込みやボーカロイドなどの曲もJPOPも海外ではみんな区別が余りつかない
同じような曲として聞かれていいるかもしれない。興味がなければ聞く意味もないしね。
どちらにもコアなファンが大勢ついているのでしょうな。
ELUVEITIE - Omnos
この曲は当時MTVでヘビーローテで流れており、その独特の雰囲気に呑み込まれる感じだったな。