消費税10％増税どころか更なる安倍政権の延命。

厚労省の勤労統計が不正であったことからアベノミクスの経済効果で賃金が上がったとされる情報に信憑性が

一気に失われ、疑惑の話を続ければアベノミクスの全体がフェイクだったとしても今更誰も驚かないものにな

ってしまった。そもそも株価が上昇したらと言って景気が回復したかはまた別の話のように思うのだが、みん

な騙されてしまう訳だな。しかし怖いのは政治家だけではなくむしろモラルなど何とも思わない厚労省のその

横暴さに唖然とさせられ言葉を失う。しかも25年以上も統計を改ざんしていた厚労省が何故にして今になって

勤労統計データ改ざんの事実を白状する気になったのだろうか。それは考え方によっては公開するタイミング

次第で安倍政権の倒幕を狙う意味があったとするならば妥当性は高い。財務相の森友学園や厚労省の統計デー

タ不正など官僚と政治家の間で何かが渦巻いていることだけは何となく感じられる。　だがしかし消費税増税

10％の10月まで安倍政権は続くだろう。そこまでギリギリで持ち堪えてそこでトドメを刺されて終わりみたい

なシナリオならば、誰もが想像がつくしそれも悪くはないが、次の総理大臣を誰が担うか考えるとイマイチな

思いがしてくる。それよりも理不尽にも敢えて安倍政権を消費税増税10％の後になっても継続させた方が経済

的な見通しがつきそうな皮肉は有っても良いと思う。そこで初めて財務大臣の麻生太郎を切り捨てて政権の延

命を図ることも可能だ。安倍総理が消費税増税の時に振り払うべき呪縛は麻生太郎と菅義偉でこの二人を抱え

て沈んでしまおうとする位ならば反対されても二人を振り払い総理を続ける道を探すべきだと思う。

安倍政権の更なる延命に期待しても実に面白そうだがそれを崩すのもまた陰謀論であったりする。実は一部の

人にとっては危険水域が高くなり消費税増税による国難が合理的に作用する場合もあると考える。