11月23日真っ青な快晴の天気に誘われて岐阜県美濃市の大矢田神社の紅葉と美濃市街にあるうだつの上がる町並みを見てきました。ただ紅葉は今年の暑さのためかまだ一部が紅葉しているのみで大部分はまだ青い葉が風に揺れていました。見頃までには後1週間以上はかかるだろうという感じです。
美濃市の伝統的建造物保存地区にある町並み保存地区は「うだつのの上がる町並み」として知られています。うだつとは「卯建」「宇立」という漢字があてられます。もともとは隣家との延焼防止のために建てられた防火壁のことです。うだつを上げるためにはそれなりの費用が必要だったことから「「生活や地位が向上しない」「状態が今一つよくない」という「うだつが上がらない」の語源になったと言われています。自己の財力を誇示するための手段として商家の屋根上には競って立派なうだつが上げられたそうです。一段高くなった屋根部分がうだつです。
美濃地方は和紙の生産でも知られ、美濃和紙は美濃地方で作られる和紙の総称で美濃紙とも呼ばれます。手すきのものは「美濃手すき和紙」といい特に一定の要件を満たした伝統製法の手すき和紙を「本美濃紙」といい国の重要無形文化財に指定されまたユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
またいつもの拙い写真ですがご笑覧いただければ幸いです。
大矢田神社山門
紅葉の様子(以下同じ)
大矢田神社拝殿
大矢田神社本殿
本殿の曲線の屋根
美濃市街のうだつ
うだつの上がる町並み
うだつ
うだつの上がる町並み
同上
美濃和紙を使ったぼんぼりやランタン