ようやく朝晩の風に涼しさを感じ、秋の訪れが近いことを思うこの頃です。今日などはTシャツだけでは寒く感じ、上に半そでのシャツを着こんで出かけました。木曾三川公園センターでは、これからコスモスが大花壇に色とりどりの花を咲かせて大きなお花畑ができ皆さんを楽しませてくれます。今日はまだ早く数輪のみでしたが、早咲きなのでしょうか黄色のコスモスが一部ですが満開の様子が見られました。この公園のすぐそばに治水神社があり、江戸時代の宝暦年間に洪水に苦しむ住民を救うため幕府に命じられて木曾三川の治水工事を行い見事完成させた薩摩藩士の偉業をたたえ、工事の責任者である薩摩藩家老の平田靱負を祭神として建立された神社です。今回は二つに分けて紹介します。いつもの拙い写真ですがご笑覧いただければ幸いです。
§:木曽三川公園センター
コスモスに虫
黄色のコスモスが満開
同上
秋の定番ヒガンバナ
同上
ナツズイセン
サルスベリ
同上
ヒョウタンとヘチマ
タイタンビカス
同上
§:治水神社
宝暦治水ゆかり治水神社
治水神社
江戸時代の中頃の宝暦年間に、徳川幕府は木曾三川の水害で悩む濃尾平野西南部の住民を救うため薩摩藩にお手伝い普請を命じました。薩摩藩士らは。経験したことのない水の流れに苦しみながら、この地方の住民のため多大の犠牲を払い、万難を排して工事を見事に完成させました。薩摩藩の工事の責任者であった家老の平田靱負は、工事の犠牲者や費やした莫大な工事費用などの全責任をとって自刃しました。その偉業をたたえて平田靱負を祭神とする神社を昭和2年から10年の歳月をかけて完成させました。決死の覚悟で国土の安全を図り、災害にあえぐ輪中の人々を救ってくれた義士たちの偉業は広く共感を得たのでしょう、その檜造りの荘厳な社や緑陰を宿す松林には、人々の義士への感銘が宿っているようです。
本殿
薩摩義士の像
隼人橋
宝暦治水観音堂