今回は東茶屋街、天徳院、長町武家屋敷跡、金沢城公園、県立美術館、県立歴史博物館、尾山神社、近江町市場、金沢駅前などのご紹介です。
東茶屋街
浅野川の川岸にキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子が並ぶ古い街並みが残り、昔の面影をとどめています。灯ともし頃にでもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれてきます。平成13年に国の伝統的建造物保存地区に選定され「街並みの文化財」としての保存策が進められています。
格子が特徴です
天徳院
加賀藩三代藩主前田利常が正室珠姫菩提のため創建した寺であります。珠姫は徳川二代将軍秀忠の次女として生まれ、3歳の時に加賀の国(金沢)に輿入れし、14歳で結婚し、三男五女をもうけ利常の妻として、秀忠の娘として前田、徳川両家の融和のために尽くされました。境内は写真撮影禁止のため写真はあまりありません。
天徳院山門
境内
同上
長町武家屋敷跡
長町界隈はかって藩士が住んでいた屋敷跡であり、土塀の続く街並みの中では今も市民生活が営まれています。石畳の小路を散策すれば当時の雰囲気が偲ばれます。
土壁は脆いので注意です
金沢城公園
加賀百万石のシンボルである金沢城は、天正11年(1583年)に前田利家により本格的な築城が行われ、明治2年(1869年)まで加賀藩前田家14代の居城として置かれました。度重なる火災により、石川門と三十間長屋以外の建物は全て消失してしまいましたが、平成8年(1996年)より金沢城公園として一般公開を開始。平成13年(2001年)には、古絵図や古文書などをもとに菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)をできる限り忠実に復元。安政の頃の景観を現代に蘇らせました。
金沢城内からの眺めです
菱櫓
橋爪門続櫓
五十間長屋
菱櫓に続く五十間長屋
橋爪門続櫓
石川門
石川県立美術館
石川県ゆかりの作品を多く展示。国宝の仁清作「色絵雉香炉」や古九谷の名品が有名。
石川県立歴史博物館
石川県立博物館の赤レンガの建物3棟は、かって陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていました。昭和61年(1986年)に石川県立郷土資料館がこの地に移転し、石川県立歴史博物館として開館しました。創建当時のままの赤レンガ作りの建物は、平成2年(1990年)には国の重要文化財に指定され、翌年には日本建築学会賞を受賞しています。
赤レンガの外壁が往時を偲ばせます
尾山(おやま)神社
江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社の一つ。加賀藩藩祖前田利家を主祭神とする。明治6年(1873年)創建。神門は棟梁・津田吉之助の設計・施工により明治8年(1875年)に完成した。洋風建築を模した擬洋風建築の中で中国風の混入した数少ない例である。
神門
同上
社殿
お松の方碑(前田利家夫人)
前田利家像
境内の紅葉
近江町市場
金沢駅に近く1年を通じて賑わう金沢市民の台所です。新鮮な魚介類はもちろん金沢でしか作られていない加賀野菜なども手に入ります。またランチスポットとしても海鮮丼をはじめ新鮮で美味しいものがいただけます。今はカニ漁が解禁されカニを売る威勢のいい掛け声が聞かれました。
金沢駅前
金沢駅東口には金沢を訪れる人に差し出す雨傘をイメージし、おもてなしの心を表したガラスのドーム「もてなしドーム」があります。また正面に構えるのは、伝統工芸に使われる鼓(つづみ)をイメージした「鼓門」があり、金沢の新しいシンボルとして親しまれています。
鼓門
鼓門ともてなしドーム
もてなしドーム