【はじめに】
私は親が買ってくれた小さな山林を所有しています。 代理店経由で損害保険ジャパン(株)の森林火災保険に加入して来たのですが、2024年10月に保険代理店から「山林火災保険から民間保険会社が手を引くので、今後は当社では取り扱いが出来ない」と言うレターが届きました。
代理店に電話すると、「森林研究・整備機構の森林保険センターに依頼されたらどうですか?」と言うのです。 私の故郷の森林組合に電話すると、「森林組合が森林保険センターの代理店になります。資料を送ります。」、「保険料が大幅に高くなる様です」と言いました。
資料の内容を検討して見ると、森林保険センターの保険料は『60%』も高い事が分かりました。
森林保険センターは、農林水産省の官僚達と自民党の族議員達にはメリットが有るのでしょうが、山林所有者にとってはデメリットしか有りません! 私は、怒り心頭に発しています。
【森林火災保険】
森林火災保険は民間の損害保険会社(例えば、損害保険ジャパン)が取り扱って来ました。
つくば市に農林水産省が所轄する森林研究・整備機構(旧・森林総合研究所)が有ります。 この機構が、川崎市にある分室に『森林保険センター』と呼ぶ組織を作って→→森林火災保険を独占する事にしたのです!
『森林保険センター』が、保険料を安く出来るので有れば納得しますが→→(真逆で!)センターの保険料は『60%』も高いのです! 「国民を馬鹿にするな」と言いたいです!
【森林保険センターと民間保険会社の比較】
森林保険センターと民間保険会社(損害保険ジャパン)の森林火災保険を比較して見ました。 同じ保険料を払っていても、火災が発生した場合、森林保険センターを利用する山主に支払われる保険金は大幅に少なくなります。
★ 5年間の保険料を『A円』とします。
★ 火災が発生した時に受け取れる最大の保険金額を『B円』とします。
★ 5年間分の保険料として『10万円』支払った場合、以下の様になります。
① 森林保険センターだと、『750万円』しか支払ってくれません。
② 損害保険ジャパンだと、『1,200万円』受け取れます。
・・・ 森林保険センターと民間保険会社の比較 ・・・
① 森林保険センター :B/A=75 ⇒⇒B=75✕A
② 損害保険ジャパン :B/A=120 ⇒⇒B=120✕A
【同じ保険金を受け取るために必要な保険料】
簡単な数学を用いて、同じ保険金を受け取るために必要な、森林保険センターと損害保険ジャパンの保険料を計算してみます。
結果は、損害保険ジャパンの保険料を『10万円』とすると、森林保険センターの場合は『16万円』も支払う必要が有ります。『60%』も高くなるのです。
・・・ 記号の定義 ・・・
”A1”は森林保険センターの保険料
”B1”は森林保険センターの保険金額
”A2”は損害保険ジャパンの保険料
”B2”は損害保険ジャパンの保険金額
・・・ 数式の展開 ・・・
B1/A1=75 ・・・(1)式
B2/A2=120 ・・・(2)式
B1=B2 ・・・(3)式 ←←保険金額を同じ値とします。
B1=75✕A1 ・・・(4)式
B2=120✕A2 ・・・(5)式
75✕A1=120✕A2 ・・・(6)式
A1=(120/75)✕A2=1.6✕A2 ・・・(7)式
【森林保険センターは廃止すべきです!】
「国立の研究所の一つで有る『森林研究・整備機構』が何故?森林火災保険事業を始めたのか?」不思議に思いませんか?! 農林水産省の官僚と自民党の族議員達には、何か?良からぬ魂胆が有るのでしょう?! 「官僚と族議員にとって、どんなメリットが有るのか?」考えたら→→頭の体操になりそうです。
本来、国立の研究所は営利事業を行いません。 「慣例を破って、無理やり『森林保険センター』を設立するには、官僚と族議員が『奇々怪々』の暗躍をしたのでは?」と想像します。
(1) 森林保険センターは規模は小さいですが、国営企業だと思います。 新たに国営企業を設立する場合は、国会で審議して→→法律を制定すべきだと考えます。 「多分、森林保険センターは国会に内緒で設立されたのでは?」と想像します。
(2) 「森林保険センターが設立された事を、安倍晋三氏、岸田文雄氏及び石破茂氏には報告されていないのでは?」と思います。 共産党や立憲民主党が、国会で「総理大臣に報告が有ったのか?」、「存続意義が有るのか?」質問して欲しいです。
石破茂氏は、質問を受けて苦虫を噛み潰したよう顔をすると想像します。 「知らなかった!」、「分からない!」とは言えない立場ですから→→「ドンナ答えをするか?」私は興味津々です。
(3) 森林保険センターの保険料は、民間保険会社より『60%』も割高ですから→→民間保険会社とは共存出来ません→→誰かが、民間保険会社に圧力を加えて→→山林火災保険の分野から撤退させる必要が有ったと思います。 「自民党の農林水産・族議員達が民間保険会社に圧力を加えたのでは?」と私は想像しています。
(4) 森林保険センターは即刻廃止すべきです。 存続を許したら→→官僚達と族議員達が暗躍して→→民間企業に圧力を加えて、撤退させて→→各省庁が所轄する研究所の中に『営利部門(=国営企業)』を設立する様になってしまいます!
厚生労働省が所轄する研究所は沢山有ります。 『国立がんセンター』に『癌保険センター』、『労働者健康福祉機構』に『生命保険センター』、・・・などなど、営利事業を始める恐れが有ります。
【余談 :私の山林】
私が3歳か4歳のころ、家から裾野まで徒歩で10分ほどで行ける山を父が買って→→私の名前で登記してくれました。 極一部に杉が植林されていましたが、大半は雑木林でした。
父、母、私の三人で雑木を伐採して→→薪(たきぎ)にしました。 伐採したら→→杉や檜の苗木を植えて→→草刈り、枝打ち、間伐をしました。
椎の木や樫の木を伐採したら→→穴をあけ→→椎茸菌を入れて→→椎茸の原木栽培をしました。 当時、私の故郷(龍神村)で原木栽培をする家は有りませんでした。 椎茸は乾燥させて出荷してました。 結構・儲かった様です。
炭焼きで生計を立てていた一家を数カ月間雇って→→炭窯を作ってもらい→→炭の焼き方を教えてもらいました。 その後は、父、母、私の三人で炭焼きをやりましたが、余り儲からなかった様で→→二、三年で出荷するのは止め→→家で使う分を私が中学校に入る頃まで続けていました。
我が家では、この山を「深谷の山」と呼んでいました。 「深谷の山」は、子供の頃の思い出が凝縮しているので→→私が社会人になり、給料を貰う様になると→→ベテランの山仕事をする方(H氏)に依頼して→→毎年、枝打ちや間伐をしてもらいました。 H氏が高齢になられてから→→森林組合に依頼して来ました。 今までに、数百万注ぎ込んでいます。
私は親が買ってくれた小さな山林を所有しています。 代理店経由で損害保険ジャパン(株)の森林火災保険に加入して来たのですが、2024年10月に保険代理店から「山林火災保険から民間保険会社が手を引くので、今後は当社では取り扱いが出来ない」と言うレターが届きました。
代理店に電話すると、「森林研究・整備機構の森林保険センターに依頼されたらどうですか?」と言うのです。 私の故郷の森林組合に電話すると、「森林組合が森林保険センターの代理店になります。資料を送ります。」、「保険料が大幅に高くなる様です」と言いました。
資料の内容を検討して見ると、森林保険センターの保険料は『60%』も高い事が分かりました。
森林保険センターは、農林水産省の官僚達と自民党の族議員達にはメリットが有るのでしょうが、山林所有者にとってはデメリットしか有りません! 私は、怒り心頭に発しています。
【森林火災保険】
森林火災保険は民間の損害保険会社(例えば、損害保険ジャパン)が取り扱って来ました。
つくば市に農林水産省が所轄する森林研究・整備機構(旧・森林総合研究所)が有ります。 この機構が、川崎市にある分室に『森林保険センター』と呼ぶ組織を作って→→森林火災保険を独占する事にしたのです!
『森林保険センター』が、保険料を安く出来るので有れば納得しますが→→(真逆で!)センターの保険料は『60%』も高いのです! 「国民を馬鹿にするな」と言いたいです!
【森林保険センターと民間保険会社の比較】
森林保険センターと民間保険会社(損害保険ジャパン)の森林火災保険を比較して見ました。 同じ保険料を払っていても、火災が発生した場合、森林保険センターを利用する山主に支払われる保険金は大幅に少なくなります。
★ 5年間の保険料を『A円』とします。
★ 火災が発生した時に受け取れる最大の保険金額を『B円』とします。
★ 5年間分の保険料として『10万円』支払った場合、以下の様になります。
① 森林保険センターだと、『750万円』しか支払ってくれません。
② 損害保険ジャパンだと、『1,200万円』受け取れます。
・・・ 森林保険センターと民間保険会社の比較 ・・・
① 森林保険センター :B/A=75 ⇒⇒B=75✕A
② 損害保険ジャパン :B/A=120 ⇒⇒B=120✕A
【同じ保険金を受け取るために必要な保険料】
簡単な数学を用いて、同じ保険金を受け取るために必要な、森林保険センターと損害保険ジャパンの保険料を計算してみます。
結果は、損害保険ジャパンの保険料を『10万円』とすると、森林保険センターの場合は『16万円』も支払う必要が有ります。『60%』も高くなるのです。
・・・ 記号の定義 ・・・
”A1”は森林保険センターの保険料
”B1”は森林保険センターの保険金額
”A2”は損害保険ジャパンの保険料
”B2”は損害保険ジャパンの保険金額
・・・ 数式の展開 ・・・
B1/A1=75 ・・・(1)式
B2/A2=120 ・・・(2)式
B1=B2 ・・・(3)式 ←←保険金額を同じ値とします。
B1=75✕A1 ・・・(4)式
B2=120✕A2 ・・・(5)式
75✕A1=120✕A2 ・・・(6)式
A1=(120/75)✕A2=1.6✕A2 ・・・(7)式
【森林保険センターは廃止すべきです!】
「国立の研究所の一つで有る『森林研究・整備機構』が何故?森林火災保険事業を始めたのか?」不思議に思いませんか?! 農林水産省の官僚と自民党の族議員達には、何か?良からぬ魂胆が有るのでしょう?! 「官僚と族議員にとって、どんなメリットが有るのか?」考えたら→→頭の体操になりそうです。
本来、国立の研究所は営利事業を行いません。 「慣例を破って、無理やり『森林保険センター』を設立するには、官僚と族議員が『奇々怪々』の暗躍をしたのでは?」と想像します。
(1) 森林保険センターは規模は小さいですが、国営企業だと思います。 新たに国営企業を設立する場合は、国会で審議して→→法律を制定すべきだと考えます。 「多分、森林保険センターは国会に内緒で設立されたのでは?」と想像します。
(2) 「森林保険センターが設立された事を、安倍晋三氏、岸田文雄氏及び石破茂氏には報告されていないのでは?」と思います。 共産党や立憲民主党が、国会で「総理大臣に報告が有ったのか?」、「存続意義が有るのか?」質問して欲しいです。
石破茂氏は、質問を受けて苦虫を噛み潰したよう顔をすると想像します。 「知らなかった!」、「分からない!」とは言えない立場ですから→→「ドンナ答えをするか?」私は興味津々です。
(3) 森林保険センターの保険料は、民間保険会社より『60%』も割高ですから→→民間保険会社とは共存出来ません→→誰かが、民間保険会社に圧力を加えて→→山林火災保険の分野から撤退させる必要が有ったと思います。 「自民党の農林水産・族議員達が民間保険会社に圧力を加えたのでは?」と私は想像しています。
(4) 森林保険センターは即刻廃止すべきです。 存続を許したら→→官僚達と族議員達が暗躍して→→民間企業に圧力を加えて、撤退させて→→各省庁が所轄する研究所の中に『営利部門(=国営企業)』を設立する様になってしまいます!
厚生労働省が所轄する研究所は沢山有ります。 『国立がんセンター』に『癌保険センター』、『労働者健康福祉機構』に『生命保険センター』、・・・などなど、営利事業を始める恐れが有ります。
【余談 :私の山林】
私が3歳か4歳のころ、家から裾野まで徒歩で10分ほどで行ける山を父が買って→→私の名前で登記してくれました。 極一部に杉が植林されていましたが、大半は雑木林でした。
父、母、私の三人で雑木を伐採して→→薪(たきぎ)にしました。 伐採したら→→杉や檜の苗木を植えて→→草刈り、枝打ち、間伐をしました。
椎の木や樫の木を伐採したら→→穴をあけ→→椎茸菌を入れて→→椎茸の原木栽培をしました。 当時、私の故郷(龍神村)で原木栽培をする家は有りませんでした。 椎茸は乾燥させて出荷してました。 結構・儲かった様です。
炭焼きで生計を立てていた一家を数カ月間雇って→→炭窯を作ってもらい→→炭の焼き方を教えてもらいました。 その後は、父、母、私の三人で炭焼きをやりましたが、余り儲からなかった様で→→二、三年で出荷するのは止め→→家で使う分を私が中学校に入る頃まで続けていました。
我が家では、この山を「深谷の山」と呼んでいました。 「深谷の山」は、子供の頃の思い出が凝縮しているので→→私が社会人になり、給料を貰う様になると→→ベテランの山仕事をする方(H氏)に依頼して→→毎年、枝打ちや間伐をしてもらいました。 H氏が高齢になられてから→→森林組合に依頼して来ました。 今までに、数百万注ぎ込んでいます。