築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

デカいのばっか・・・・

2020-05-12 08:12:10 | Weblog
このコロナ禍で売れ行きの悪い最中、今日も沖縄産のでーっかい
天然の本マグロが多めに出ておりました。
しかも暖かくなっくるこれからの時期、近海の水温も上がってくるので
魚自体の脂も抜け始めてきます。
中には良い物も確かにあるんですが、魚体の大きい魚でやられるとなぁ~~
というのと、今は売れ切れるだけの消費も「確実」ではないので、正直言って
なかなか手が出ません。。
今日あった100キロ以下の魚体の小さめはどれも脂無く、見れそうな魚で
一番小さいサイズで130キロ前後という感じ。

その130キロ前後の那智勝浦産と銚子産の延縄マグロが欲しかったのですが・・・
やはりそこら辺のサイズはちょっと高め。
沖縄産ならもうちょっと安めで買えると思うんですが、やはり売り切ること、
無駄を出さないことを考えると魚体の大きいサイズは手が出ない・・・

コロナ以前の普段であれば全然変えるサイズなんですけどね~~
ジレンマです(泣)


もちろん近海の天然本マグロを冷凍することも場合によってはありますが、
やはり生のマグロは「生のまま売り切りたい」と思うのは生マグロ屋の性なのかな??
私の父親もそうでしたが、生のマグロを凍らせることには若干の抵抗感がまだあります(^^;;)
でも今の時代は一年中「大間のマグロ」を要求される時代。
回遊魚のマグロが一年中同じ所にいることはありませんからね。
そういうことも踏まえると、「凍らせる」というのは時代に合った、
やっていかなければならないことなのかもしれませんね!




ということで!?今日も在庫は少なめです(泣)
よく言えば無駄を出してない・・・って言えるのかな!?


明日の水曜日は連休明けですが市場、水曜休市日とさせていただいております。
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