- 松永史談会 -

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山口伊策 編纂「コドモノ画」

2014年03月26日 | 断想および雑談
山口伊策 編纂「コドモノ画」、中西屋書店、大正1年 序文は高島平三郎。














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明治時代の教育会

2014年03月26日 | 断想および雑談
明治時代の教育会
新武士道の国際的運動に就いて(少年団by 高島平三郎)
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高島平三郎:東洋大学歴代学長

2014年03月26日 | 教養(Culture)
高島平三郎:東洋大学歴代学長

高島の年譜、人物紹介としては「高島先生教育報国60年」、「高島平三郎著作集、高島平三郎年譜」が詳しい。
心理学分野では高島の代表的著書として「児童心理学講話」(1909)、「教育に応用したる児童研究」(1911)、「児童之精神及身体」(1914)があげられることが多い。

典拠→新規検索「高島平三郎」

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高島平三郎が右文館編集長時代の出版物:元良「倫理講話 : 中等教育 前編 」明治33年

2014年03月26日 | 断想および雑談
高島は長野師範をやめて右文館の編集長となり、小学校の教科書編纂に従事(『高島平三郎著作集』付き「高島平三郎年譜 by 大泉溥」)。明治31年のことだ。
元良勇次郎『倫理講話・上下』は明治33年に高島平三郎のもとで編集・出版されたが、教科書の執筆に経験のあった高島は元良をリードする形で自分のセンスで「考案」の部分の増補と字句修正を行い、実践的な中等学校教科書の体裁に整えた。序文中の高島に対する元良の謝辞は、高島の有能さと元良の人柄の発露だろ。

雑誌「児童研究」(明治31年11月~)の発売元は第二巻より普及舎から右文館へ変更。編集作業が高島中心に進められていたことを示す。

ちょっと余談になるが「児童研究」は全国からの投稿記事が載されたりしており、子供をめぐる当時の風習・因習(folklore)をしる手掛かりが得られるかも・・・・・


大阪府師範学校→大阪学芸大学の旧蔵書を大阪の古書店より入手。


元良勇次郎 著「倫理講話 : 中等教育 前編
出版地:東京
出版社:右文館
出版年:1900






目次




標題紙 / (0001.jp2)
目次 / (0005.jp2)
緒論 / (0007.jp2)
第一章 倫理学の範囲及定義 / 1 (0007.jp2)
第二章 自己の観念(一) / 8 (0011.jp2)
第三章 自己の観念(二) / 19 (0016.jp2)
第四章 自己の観念(三) / 30 (0022.jp2)
第五章 自己の観念(四) / 40 (0027.jp2)
第六章 徳性涵養の必要 / 49 (0031.jp2)
第七章 家族倫理(一)家族組織 / 55 (0034.jp2)
第八章 家族倫理(二)親子の道 / 64 (0039.jp2)
第九章 家族倫理(三)婚姻論 / 74 (0044.jp2)
第十章 社会倫理(一)概論 / 82 (0048.jp2)
第十一章 社会倫理(二)公益論 / 91 (0052.jp2)
第十二章 社会倫理(三)礼儀論 / 101 (0057.jp2)
第十三章 社会倫理(四)信義論 / 108 (0061.jp2)
第十四章 社会倫理(五)慈善論 / 115 (0064.jp2)
第十五章 社会倫理(六)名誉論 / 123 (0068.jp2)
第十六章 社会倫理(七)訴訟論(一) / 131 (0072.jp2)
第十七章 社会倫理(八)訴訟論(二) / 139 (0076.jp2)
第十八章 社会倫理(九)娯楽論(一) / 148 (0081.jp2)
第十九章 社会倫理(十)娯楽論(二) / 156 (0085.jp2)
第二十章 社会倫理(十一)献身論 / 164 (0089.jp2)
第二十一章 社会倫理(十二)生命論 / 171 (0092.jp2)
第二十二章 社会倫理(十三)財産論 / 183 (0098.jp2)
第二十三章 社会倫理(十四)品格論 / 193 (0103.jp2)
第二十四章 国家倫理(一)国家組織論一斑 / 202 (0108.jp2)
第二十五章 国家倫理(二)臣民相互の関係 / 210 (0112.jp2)
第二十六章 国家倫理(三)納税の義務 / 219 (0116.jp2)
第二十七章 国家倫理(四)兵役の義務 / 223 (0118.jp2)
第二十八章 国家倫理(五)権利義務の解釈 / 229 (0121.jp2)
第二十九章 国家倫理(六)責任論 / 242 (0128.jp2)
第三十章 国家倫理(七)国際倫理 / 254 (0134.jp2)
第三十一章 国家倫理(八)一般人類と国家との関係 / 263 (0138.jp2)
第三十二章 国家倫理(九)政府と人民との関係 / 270 (0142.jp2)
第三十三章 国家倫理(十)人民階級論 / 270 (0142.jp2)
第三十四章 国家倫理(十一)国民といへる観念 / 278 (0146.jp2)

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元良勇次郎・著作リスト

2014年03月26日 | 断想および雑談
元良勇次郎・著作リスト


名称 共著・訳者 年 出版社
博士論文 - - -
Exchange - 1888 -
著書(主著者) - - -
教育新論 - 1884 中近堂
心理学 - 1890 金港堂
万国史綱 家長豊吉 1892 三省堂
倫理学 - 1893 冨山房
心理学十回講義 - 1897 冨山房
中等教育倫理講話 - 1900 同文館
教育と宗教との関係 - 1900 光融館
精神物理学 - 1900 哲学館講義録
現今将来倫理及宗教 - 1900 勉強堂
中等教育元良氏倫理書(上下巻) 文学博士元良勇次郎博士講話 1902 成美堂
心理学綱要 - 1907 弘道館
心理学概論 - 1915 丁未出版社・実文館
著書(分担執筆) - - -
教育病理及び治療学 榊保三郎 1912 冨山房
児童学綱要 高島平三郎等 1912 洛陽堂
翻訳 - - -
仏国不換紙幣発行始末並信用論 - 1890 民友社
ヴント氏心理学概論(上下巻) 中島泰蔵 1898/1899 冨山房
青年期の研究 中島力造等 1910 同文館
その他 - - -
片仮名・平仮名読み書きの難易に関する実験報告 松本亦太郎 1904 国語調査委員会
論文集 - 1909 弘道館
英独仏和:哲学字彙 井上哲次郎・元良勇次郎・中島力造共著 1911 丸善
哲学大辞典



「児童学綱要」メモ


序文M40.4


特記事項

日本児童研究会秋季総会での講演会の講演記録(20~30分)

 1911(明治44)年11月23日・神奈川県師範学校



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元良は講演筆記の「児童研究」を掲載している。

p9 私は実は其頃には児童研究ということを目的として居ったのではなかったのであるけれども、ホール先生があまり熱心に児童研究の話をされるものですから、知らず識らずの間に此の研究に引込められたという訳で、それからこちらへ帰ってきまして、其時分から高島君が最も古い方でありますが、高島君と話をして、日本でも児童研究を始めようではないかということで、実はあの外山正一さんや何かと一緒に研究を始めたのであります。



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大泉(1997)p117参照


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